銀鱗荘入り口横に建つ小樽ゆかりの俳人・高浜年尾句碑
平磯岬の高台に建ち、その豪華な姿がひときわ目を引く銀鱗荘、その銀鱗荘の入り口すぐ横に、石碑が建っています。
庭木と一体になっていてちょっと分かりにくいのですが、これは高浜年尾の句碑です。
(銀鱗荘入り口の…)
(ここです)
といっても勉強不足で、ここに碑が建っているということは最近知って、俳人・高浜年尾という方についてもよく知らなかったので、いつものようにちょっと調べました。
高浜年尾(1900年〜1979年)は、俳人として著名な高浜虚子の実子で東京神田生まれですが、1919年(大正8年)に小樽商業高等学校(現・小樽商科大学)に入学してるんですね。そして、学生らの俳句会「緑丘吟社」に参加しました。
高浜年尾は1924年(大正13年)に小樽を去ったのですが、その後も高浜虚子とともに何度か来樽していたそうです。
銀鱗荘の句碑は1974年(昭和49年)6月16日に、小樽ホトトギス会によって建立されたものです。
遠き家の/氷柱(つらら)/落ちたる/光かな
この碑文は、小樽高等商業学校在学中に詠まれたものとのことです。
ということで、今回は銀鱗荘の入り口すぐ横に建つ、小樽ゆかりの高浜年尾の句碑についてでした。
※参考
・「おたる案内人テキストブック」小樽観光大学校運営委員会編
・17 高濱年尾句碑(小樽商工会議所ホームページ観光関連情報ページ内)
・高浜年尾 - Wikipedia
(銀鱗荘)
【関連記事】
・平磯岬の高台に建つ豪華な銀鱗荘は歴史的建造物の旧猪俣邸
ランキングに参加しています。
にほんブログ村
スポンサーリンク
| 固定リンク
「 小樽ゆかりの人物」カテゴリの記事
- 旧国道沿いの長橋中学校と2代目板谷宮吉について(2018.06.14)
- 小樽市役所の庭の奥に建つ胸像は市庁舎建設時に多額の寄付をした土肥太吉(2018.05.28)
- 小樽公園のすぐ下の角に建っている石碑「渡邊翁碑」は小樽区長も務めた渡辺兵四郎のものでした【追記】(2017.05.30)
- 小樽区長も務めた渡辺兵四郎の石碑「渡邊翁碑」が小樽市役所正門横に移動してる!?(2018.05.26)
- 銀鱗荘入り口横に建つ小樽ゆかりの俳人・高浜年尾句碑(2017.08.09)
コメント