今年も夏季公開中の指定歴史的建造物の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)に行ってきました(9月18日まで)
今年も小樽市指定歴史的建造物の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)が夏季公開中です。
平成29年度(2017年度)は5月27日から公開が始まっていて、期間は9月18日(月・祝)までです。
時間は9:00~17:30までで、入場は基本無料(夜間の有料催事がありますが、残り期間での開催はないようです)。
※参考サイト:平成29年度 小樽市能楽堂夏季公開 | 小樽観光協会公式WEB | 小樽の観光情報は「おたるぽーたる」
小樽市指定歴史的建造物としては旧岡崎家能舞台と呼ばれるこの小樽市能楽堂は、小樽公園の北側、市民会館のすぐ近くに建つ、こちらも歴史的建造物の小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)に隣接して建っているんですが、正面からは見ることができません。
公会堂の正面入り口から入ると、すぐ左に下り階段があるので、そこを降りるとその先に能面や能舞台についての資料が展示している一室があって、そこから能舞台を見ることができます。
(入って左の階段を下ります)
(その先で能面などが展示されてます)
(そこから能舞台を見ることができます)
外に出て、間近で見学することもできます(ただし、能舞台の上には上がってはいけません)。
近年は、夏の間の長い期間で一般公開されていて、この貴重な建物を間近で見学することができるということで、私も毎年見にきています。
ここに来ると、公会堂の建物内側の様子も見ることができます。
現在、この能舞台は実際に能や狂言に利用されていて、この一般公開中にも有料・無料の様々なプログラムが実施されました(残り期間でのプログラム開催はないみたいです)。
日頃は「旧岡崎家能舞台を生かす会」が、旧岡崎家能舞台の再建を目指して、そして小樽の能楽文化を広めるために、様々な活動をしています。
旧岡崎家能舞台は、大正15年(1926年)の建築で、荒物雑貨商として財をなした岡崎謙という方が自宅に建てたものを後に市に寄贈して、昭和36年に公会堂の移設に伴って、現在地に移されました。
小樽市のHP内に、建物概要の記載があるので引用させていただきます。
荒物雑貨商として財をなした岡崎謙が、大正15年、入船町の自宅中庭に建てたもので、後に市に寄贈され、昭和36年、公会堂隣接の現在地に移されました。
檜の舞台をはじめ、要所には佐渡産神代杉(じんだいすぎ)が用いられ、格式にのっとった能舞台で東北以北唯一のものといわれています。
鏡板の老松、唐獅子、若竹は狩野派17代秉信(もちのぶ)が描いたものです。
大正15年1月舞台開きを皮切りに、芸道研さんのため中央から再三家元を招いて能楽を開催したといわれます。
小樽市 :旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台
以前、ここで伺った話ですと、この能舞台を移築する際に、後ろの控え室(楽屋)がない状態で移築されてしまったそうで、その点で正式な能楽堂とは呼べないそうで、そういう意味では“能舞台”ということになるそうです
ということで、毎年見学に行っているので、毎年同じような投稿をしているのですが、まだ見たことのない方は、この機会に見に行ってみてはいかがでしょうか。
※小樽市能楽堂については、小樽市の公会堂のサイト内にも説明が記載されています。
→小樽市公会堂 [能楽堂について]
【関連記事】
※過去の小樽市能楽堂見学の記事です。
・歴史的建造物の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)がこの夏も一般公開中です
・夏季公開中の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)を見に行ってきました
・小樽市能楽堂夏季公開〜歴史的建造物の「旧岡崎家能舞台」が一般公開されてます
※公会堂に関する記事です。
小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)と紅葉
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