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2017年7月 9日 (日)

奥沢水源地の水すだれを見てきました〜水管橋は9月10日まで一般開放予定(平成29年度)

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今年も奥沢水源地の階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」を正面に見ることのできる水管橋が一般開放されています。

水すだれのお馴染みの写真は、その水管橋の上から撮影したものなんですよね。

平成29年度の水管橋の一般開放は、4月29日(土)から始まっていて、今年は9月10日(日)までの予定です。
時間は、午前10時から午後4時まで(現地の天候不良などにより、一般開放を中止する場合があるとのことです)。

※小樽市のHPの一般開放のお知らせはこちら。
小樽市 :水管橋の一般開放について


奥沢水源地の場所は、国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入り、ひたすら道なりに進んだ先にあるのですが、現在は道路の突き当たりというか、曲がり角のところの空き地が駐車場になってます。

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そこに車を止めて、その少し上の道を入って行くと、水管橋が見えてきます。

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で、この水管橋の上からの眺めが、お馴染みのこちらですね。

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勝納川の水が、木々の間を段々と流れ落ちてくるその様子は、とても美しい眺めです。

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そして、夏の暑い時期は、涼やかな水の流れが気持ちいいんですよね。

以下は、小樽市のHPの案内ページからです。

階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)は、大正3年に造られた奥沢ダムと勝納川の水を放流するために造られた施設で、水流の勢いを和らげるため、21メートルの落差を10段で流下させる「水すだれ」は、流路にかかる水管橋、周辺の緑と調和して、見事な景観美をつくり出しています。
小樽市 :水管橋の一般開放について

近くで見ると、実は結構大きくて、音も迫力あるんですよね。

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ちなみに、川下の方は、このような眺めです。
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ところで、水管橋の向こうには、以前は奥沢ダム内にあった取水塔とそれにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えます(近づくことはできません)。

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ここにあった1914年(大正3年)完成という、とても歴史のあった奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかって、2011年(平成23年)8月に廃止になってしまい、ダム自体はもうありません。

なので、今も奥沢水源地と呼ばれてますが、市民の水がめとしての役割は終えていて、現在は水すだれを中心とした奥沢水源地の観光資源としての活用方法を模索中なんですよね。

奥沢水源地水道施設としては、2008年(平成20年)に土木学会によって土木学会選奨土木遺産に選定されているんですよね。

先ほど入っていきた道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っています(立ち入り禁止です)。

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近年は、夜に「水すだれ」をライトアップする「奥沢水源地ライトアップフェスティバル」というイベントを開催したりもしてますが、今年は開催されるかな?
※昨年の様子はこちら。
「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2016」はあいにくの雨でしたが、ライトアップされた水すだれは幻想的で大迫力

この奥沢水源地の水すだれの様子は、毎年、水管橋の一般開放期間中に見にきて、このブログで紹介しているのですが(なので、毎年同じような内容を投稿してますが…)、今後も保存されて、その歴史的価値を伝えていけるような活用方法が見つかるといいですね。


※今回見にいった際のすだれのループ動画です。

※奥沢水源地関連の記事は、カテゴリー「奥沢水源地(水すだれ)」にまとめています。


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奥沢水源地(水すだれ)」カテゴリの記事

コメント

水スダレは、子共の頃は全く知りませんでした。水源地というかダム湖は今は無いのですか?堤防や水辺はもう無くて、入ることも出来ないのですか?知りませんでした。

投稿: 西村伸一 | 2017年7月10日 (月) 00時37分

西村伸一さん、こんばんは。
堤防がなく、ダムももうないので、ダム湖ももうないんです。
水源地としては、今は、この水すだれが残るだけです(あとは、使われてない取水塔や浄水場の施設はありますが…)。

投稿: 小梅太郎 | 2017年7月11日 (火) 01時31分

やはりそうですか、仕方ないのかもしれませんが、寂しいもんですね。因みに、新幹線の小樽駅はこの近くになるのですか?天神辺りとは知りましたが。

投稿: 西村伸一 | 2017年7月11日 (火) 10時35分

西村伸一さん、こんばんは。
そうです。北海道新幹線の小樽の駅の建設予定地は、奥沢水源地へ向かう途中で、住所は天神になります。

投稿: 小梅太郎 | 2017年7月12日 (水) 00時33分

それは良いですね、多少でもにぎやかになるでしょう。

投稿: 西村伸一 | 2017年7月12日 (水) 07時06分

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