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2017年5月31日 (水)

静屋仲通りに一箇所空き地が!場所は旧衣斐質店の横

アーケードの都通りと静屋通りの間に、静かな小路が一本あります。

Otaru_20170525_151518

ここは静屋仲通りとも呼ばれるそうです。

Otaru_20170525_151555

この通りには、人気のホルモン焼き屋「春香園」や、小樽ゆかりの文学者・伊藤整ゆかりの建物として知られる「旧衣斐質店」の建物があるのですが、先日、この通りを通ったら…

ん?空き地!?
Otaru_20170525_151458

ちょうど春香園と旧衣斐質店の間ですが、旧衣斐質店と隣り合わせで建っていた、木造の建物がなくなったようです。

Otaru_20170525_151525

いつ解体されたのか、全く気が付きませんでした。

以前の写真を探したところ、正面から撮ったものは見つからなかったのですが、通りを写した写真があって、この右手前の建物がここに建っていたのですね。

(2016年3月5日撮影)
Otaru_20160305_151249r

確かに、建物はかなり古かったですね。

Otaru_20160305_150950r

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こうなると気になるのが、その横に今も残る旧衣斐質店の建物で、ここにはかつて伊藤整の親友、川崎昇という人が下宿していて、伊藤整が頻繁にここに来ていたということなんですね。

Otaru_20170525_151546

そういう興味深い歴史的背景を持つ旧衣斐質店の建物ですが、こちらもかなり古い建物なので、今後の維持が気になります。


《追記 2017.6.26》
5月下旬に私が気付いた時には、ここの建物は解体されて、すでに空き地になっていたのですが、その前の4月8日にこのような写真を撮影してました。

20170408_152653

都里ふくの看板が下に落ちていたんです…
もう危険だったのかもしれませんね。

ところで、「都里ふく」ってなんて読むんだろう…


【関連記事】
小樽ゆかりの文学者・伊藤整と関わりのある建物「旧衣斐質店」【追記あり】


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小樽のなくなった建物」カテゴリの記事

コメント

この建物!いつの間にか取り壊されていたんですね!気づかなかったです!!
「都里ふく」?。食べ物屋さんだったのでしょうか。
古い街並みが消えてゆくのは寂しいですね。旧衣斐質店はなんとか活用してほしいものですが、小樽はだれが持ち主だか良く分からない建物が多いですね。このままでは無くなってしまうのではないかと危惧しています。小樽市は立派な建物はあるていど金を出しますが、古民家的なものを甘く見ている気がします。函館の「伝統的建造物」みたいに庶民の建物も貴重だと思うのですが・・・。
旧衣斐質店に関しては、駅から近いので何とかなりそうな気もしますが使う気配がありません。一時は猫の住みかと化していた時期もありましたし・・・。

長文失礼しました!

投稿: | 2017年5月31日 (水) 16時23分

小梅太郎さん、こんにちは。

こちらの建物、実は去年の9月に帰省したときに通りかかって、妙に気になってたまたま写真を撮ったんです。あれが最後だったかと思うとすごく残念な気持ちです。
ツタの葉っぱが青々として壁全面を覆っていて、今にも動き出しそうな、独特のすてきな雰囲気だったのです(ちょっと古い例えですが、愛知万博のキャラクターのモリゾーのような)。おかげで看板も読めなかったのですが、小梅さんのお写真で謎が解けました。

その頃でも、この近辺(長崎屋の海側の区画も含め)は随分空き地が増えたなぁと感じておりましたが、またひとつ空き地になってしまったのですね。見慣れた風景が消えていくのは寂しいものですね。

投稿: まかろん | 2017年6月 1日 (木) 14時48分

名無しさん、こんばんは。
ここはいつのまにか壊されて、すっかり空き地になってました。
ここのお店、なんだったのでしょうかね。
旧衣斐質店は、この通りになんとも馴染んでいるのですが、横の建物がなくなり、今後が心配になってきます。
確かに、小樽のあちこちにある古い建物は、どなたが管理しているのかよく分からず、いつの間にかなくなっている、ということも少なくないですね。
街並みにも含めて、古い建物が保存、活用される仕組みができるといいですね。


まかろんさん、こんばんは。
あっ、やはり気になりましたか!
けど、こうやっていつの間にか建物がなくなっていたりするんですよね。
なくなったのはとても残念ですが、残った写真は貴重ですね。
そうそう、ツタがいっぱい絡んでましたね(愛知万博キャラクターのモリゾーを忘れてしまったので、調べてしまいました(^-^;)。
長崎屋の海側は、空き地が増えて、駐車場になっている場所が多いでしょうか。
なんだか寂しいですね。

投稿: 小梅太郎 | 2017年6月 2日 (金) 02時03分

こんばんわ
ここ、とりふくと読みます
焼き鳥屋でした
右側、2階は下宿でした
(停まっている車、元住人の方の)
ちょうど看板落ちたのを撮られた後に
解体が始まりました
旧衣斐質店は、籔半さんが買われてます
(石蔵も)
建物は残すのそうですよ

投稿: みやび | 2017年7月18日 (火) 23時26分

みやびさん、こんばんは。
すごい!みやびさん、色々と詳しいですね!
「都里ふく」で“とりふく”って読むんですね。
焼き鳥屋さんでしたか。
旧衣斐質店は、籔半さんが買われたんですか!?
今後どうなるか気になりますが、なんだか安心しました。

投稿: 小梅太郎 | 2017年7月19日 (水) 03時27分

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