旧北海雑穀株式会社(現 小樽硝子の灯・彩や)が新たに小樽市指定歴史的建造物に【平成29年度】
小樽市指定歴史的建造物に、平成29年(2017年)4月25日付で新たに1棟が指定されてます。
観光客で賑わう堺町通りに建つ、旧北海雑穀株式会社(現 小樽硝子の灯・彩や)の建物です。
(写真は2016年10月撮影)
例年ですと、新聞に掲載されたりして話題になるのですが、今回はなんの前触れもなく、という感じでちょっと驚いたのですが、小樽ジャーナルの記事で知りました。
※旧北海雑穀株式会社 歴史的建造物指定 (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)
堺町通り沿いに建つ、現在は「小樽硝子の灯・彩(いろどり)や」の店舗として使用されている建物です。
明治42年以前の建築ということで(詳細は明らかでないようですね)、小樽の古い建物に特徴的な木骨石造の2階建です。
小樽市のHPに建物概要が記載されているので、引用させていただきます。
この建物は、木材の骨組みの外側に軟石を積んだ木骨石造と呼ばれる構造で、瓦葺の切妻屋根、開口部には鉄扉が納められています。また、正面両脇には、小屋根付きの袖壁が設けられています。2階には竿縁天井や床の間があり、和室の面影が残っているほか、彫刻模様付きのカーテンボックスや上げ下げ窓が取り付けられており、和洋折衷の意匠になっています。堺町通りに建つ明治時代の貴重な建物のひとつです。
小樽市 :旧北海雑穀株式会社
(小屋根付きの袖壁。うだつですね。この写真のみ2014年4月撮影)
実はこの旧北海雑穀株式会社の建物は、昨年(平成28年度)にも指定するように答申されたというニュースがあったのですが(その時の記事がこちら:小樽市指定歴史的建造物に新たに4件が指定されそうです 【追記:結局3棟が追加】)、結局登録はされなかったんですよね。
そこらへんの詳しい事情は分かりませんが、改めて、本年度の登録となったわけですね。
もともとこの建物の前には、建物概要の案内板が設置してあったんですよね。今後はこれに小樽市指定歴史的建造物のいつもの看板が並ぶのかな?
ということで、新た小樽市の歴史的建造物に指定された、旧北海雑穀株式会社(現 小樽硝子の灯・彩や)の建物についてでしたが、堺町通りを色内大通り側から於古発川(おこばちがわ)を渡って入ってくると、この旧北海雑穀株式会社まで、通りの左側に小樽市指定歴史的建造物が並んでいるんですよね。
於古発川を挟んで「旧名取高三郎商店」と「旧百十三銀行小樽支店」、通りに入って「旧金子元三郎商店」、「旧岩永時計店」、「旧第百十三国立銀行小樽支店」、そして今回の「旧北海雑穀株式会社」といった感じで、なんだかかつての街並みを垣間見るようですね。
※小樽硝子の灯・彩やを運営するADVANCE倶楽部のサイトはこちら。
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【関連記事】
※以前、この建物を紹介した時の記事です。
・旧北海雑穀株式会社(現 彩や)
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