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2017年4月 5日 (水)

観光客で賑わう小樽オルゴール堂本館は歴史的建造物の旧共成(株)の建物

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いつも観光客で賑わうメルヘン交差点の中でも、ひときわ多くの人が訪れているのが「小樽オルゴール堂本館」です。

今回は、この小樽オルゴール堂本館の建物についてです。

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小樽オルゴール堂本館は旧共成(株)の建物

この小樽オルゴール堂本館は、明治45年(1912年)建築の小樽市の歴史的建造物にも指定されている、元々は旧共成(株)の建物です。

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旧共成(株)は、沼田喜三郎が明治24年に創業した北海道有数の精米会社でした。

まず外観の様子ですが、当時石造の建物が多かった小樽の中で、この建物はレンガ造りなんですね。

小樽市HP内に、建物概要が掲載されているので引用させてもらいます。

明治24年創業の共成(株)は北海道有数の精米、米穀商でした。 メルヘン交差点、かつての有幌倉庫群入口にあたる角地に位置します。 石造の多い小樽では珍しい煉瓦造の建築で、内部に木骨の構造を組んでいます。 壁の褐色の煉瓦、アーチ状窓のキーストーン(要石)や開口部と隅部に積んだコーナーストーンなどが特徴です。 家具店舗を経て、現在はオルゴール専門店に再活用されています。 平成6年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 :旧共成(株)

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特徴的な窓は、建物の側面に回ると、よく見えます。

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実は建物はかなり奥行きがあって、手前のレンガ造りの部分はかつては社屋ということで、その奥には大きな木骨石造倉庫が続いてます。

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その大きさは、店内に入ると実感できます。


小樽オルゴール堂本館の建物内の様子

続いて店内となる建物内の様子です。

(入り口に写真撮影OKの表示が貼ってました)
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建物内に入ってすぐの一室は、木のぬくもりが感じられる中にも上品な雰囲気が漂ってます。

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さらに中に進むとかなり広いスペースで、高い天井にわたる木骨が印象的な、なんともノスタルジックな雰囲気が漂う空間が広がっていて、そこには様々オルゴールが展示販売されてます。

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こちらが木骨石造の倉庫内なのかな。

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階段を上って2階に上がると、回廊になっていて、1階の売り場を眺めることができます。

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こちらにはさらに階段があって、3階部分にも屋根裏的な天井の近い小さな売り場がありました。

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2階に下りて、レンガ造りの建物側にくると、こちらも吹き抜けになっていて、2階が回廊になっています。

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見上げると、天井が素敵ですね。
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木の階段や板張りの床など、歩くと時々ギシギシいったりして、こういうところにも、なんだか渋さというか、趣を感じてしまいますが、それらも創建時のものなのかな?

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以上、小樽オルゴール堂本館の建物内の様子でした。


おわりに

そうそう、小樽オルゴール堂本館の建物前には蒸気時計が設置されていて、ここは観光客の記念撮影ポイントとして大人気です。

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蒸気時計は15分ごとに蒸気で5音階のメロディーを奏で、○時というぴったりの時間には、時刻の数だけ「ポー」と音を鳴らすのも人気ですね。

日が暮れ出すと、建物がライトアップされ、これがまた素敵なんですよね。

(この写真は2017年1月14日撮影)
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もちろん、オルゴールは素敵ですが、こういう歴史を感じさせるノスタルジックな空間が、一層のその雰囲気を盛り上げてくれますね。

ということで、現在は小樽オルゴール堂本館としてたくさんの観光客が訪れる、旧共成(株)の建物の様子でした。

(本当に多くの観光客が訪れています。2017年1月21日撮影)
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※オルゴール堂のオフィシャルホームページはこちら。
株式会社オルゴール堂トップページ

※参考:書籍「小樽の建築探訪」小樽再生フォーラム編/北海道新聞社(Amazonで「小樽の建築探訪」を探す)

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コメント

行った事あるのに・・・
色々オルゴールの音色を聞いたなぁ~と
回路になっていて下を見たなぁ~って事は 覚えているんだけど 記憶が・・・(;´Д`)
北一硝子が何度も行ったので そちらの方が記憶に残っています。
北一硝子で買ったモノが まだ少し残っていますよ

投稿: kei | 2017年4月 6日 (木) 21時16分

keiさん、こんばんは。
オルゴール堂も行かれたことがあるのですね!
オルゴールも色々あって楽しいですし、店内の雰囲気もいいんですよね。
けど、やっぱり小樽は北一硝子のほうがメジャーなんですね(*^-^)
今度は北一硝子のお店紹介もしたいです。

投稿: 小梅太郎 | 2017年4月 7日 (金) 01時45分

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