冬のちょっとした風景〜雪の南樽駅は味わい深いです
3月に入った途端に気温が8℃前後まで上がり、一気に雪解けが進んだのですが、その後に気温がぐっと下がって雪も降ってと、まだまだ春は遠いこちら小樽です。
さて、本日掲載の冬のちょっとした風景は、撮影がだいぶ前なんですが、1月下旬のJR南小樽駅の様子です。
(撮影は1月21日と29日です)
小樽市民からは“南樽(なんたる)駅”と親しみを込めて呼ばれるJR南小樽駅は、ホームも駅舎ももうかなり古いのですが、なんだかとても趣のある駅なんですよね。
冬の間は、その古い駅舎が雪に覆われ、なんとも郷愁をさそう眺めを見せてくれます。
なかなか渋いですよね。
現在の駅舎は、それまでは小樽寄りに駅舎があったのを、昭和33年(1958年)に移転改築したものだそうです。
こ古くてもなんとも味わい深い南樽駅ですが、昨年小樽市から、2020年までにエレベーターを設置するなどの、駅周辺地区のバリアフリー基本構想の素案が公表されていました(その時の記事はこちら:ニュースより/南樽駅に2020年までにエレベーターを設置!JR南小樽駅周辺地区のバリアフリー化素案が公表)。
結構利用客も多いこの南樽駅で、改札とホームを行き来するのに、エレベーターもエスカレーターもないのは確かに不便ですが、通路も含んだこの昔ながらの駅の雰囲気も捨てがたいものがありますよね。
その後、その計画がどうなっているのかまでは分からないのですが、駅がどのように変わるのかは気になるところです。
さて、当ブログで南樽駅が登場する時によく紹介してるんですが、元々ここが初代の小樽駅だったんですよね。駅名の変遷については、駅前に立つ案内板に次のように書かれてます。
明治13年(1880年)11月 開運停車場(開運町駅)
明治14年(1881年) 住吉停車場(住吉駅)
明治33年(1900年)6月 小樽駅
大正9年(1920年)7月 南小樽駅
そして、この界隈はかつて繊維問屋が集まり、とても賑わっていた地区で、南樽駅から駅前の坂を入船通りへと下っていくと、その周辺には古い建物や石造の倉庫が今もところどころに残っています。
※その様子については、こちらの記事をどうぞ:何気に味わい深い、入船通りから南樽駅へと続く坂道
南樽駅周辺は、駅そのものも含めて歴史もあって、なかなか面白い地域なんですよね。
(ちなみにこちらは裏口)
(こんな記事も書いてます:南樽駅の裏口)
【関連記事】
・ニュースより/南樽駅に2020年までにエレベーターを設置!JR南小樽駅周辺地区のバリアフリー化素案が公表
・南小樽駅のホームから〜古いホームが味わい深い、通称「南樽駅(なんたるえき)」
・冬のちょっとした風景〜雪の南樽駅
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