冬のちょっとした風景〜冬の間は車両通行止めの見晴らし坂から
3月下旬になって、順調に雪解けが進んでいる小樽ですが、当ブログでは、冬の間に撮ったものの投稿するタイミングを逃した写真を、冬のちょっとした風景としてぼちぼち投稿してます。
今回の冬のちょっとした風景は、堺町通りから山側に上る「見晴らし坂」の風景です。
(写真は2017年1月29日撮影)
見晴らし坂の場所なんですが、観光客で賑わう堺町通りって、山側は崖のように切り立っていて、その山側方面に上る道が見当たらないのですが、一箇所だけ、以前は「おたる寿し処 多喜二」で現在は「小樽たけの寿司」の趣のある建物の横から、山側に入って行く坂道があるんですよね。
(この写真は2017年3月24日撮影です)
そこから入って上る坂道が「見晴らし坂」と呼ばれる坂道です。
(坂の途中から。以下、2017年1月29日撮影)
ちなみにこの見晴らし坂は、冬の間は車輛通行止めになってるんです。
とはいえ、結構通行人が多いのか、人は通れるようになってます。
坂を上から振り返ると、建物や木々にやや隠れてはいるのですが、小樽の街並と港を眺めることができて、それで「見晴らし坂」なんですよね。
この坂については、小樽市HP内の広報おたる連載「おたる坂まち散歩」に掲載されています(参照:小樽市 :おたる坂まち散歩 第41話 見晴らし坂(後編))。
その説明によると、この坂を上った先には、海運業などで財をなした板谷宮吉の邸宅(現在も一部残存してます)や、金物商の名取高三郎の邸宅(現在はありません)が建つなど、事業に成功した経済人の屋敷が建っていたことから、この見晴らし坂を「出世坂」と呼ぶ人もいるとか。
ちなみに、坂を上ると右手にその旧板谷邸の門が見えてくるのですが、現在は周辺が工事中なんですよね。
(2017年3月24日撮影)
小樽市指定歴史的建造物でもある旧板谷邸は、現在はレストラン「海宝樓」として営業していますが、この夏にはその横に高級旅館ができるということで、その工事が行われているんですよね(参考:ニュースより/歴史的建造物の旧板谷邸(現在はレストランの海宝樓)横に高級旅館が来年(2017年)開業)。
その様子はまた別途ということで、今回は冬の間は車両通行止めになっている見晴らし坂からの様子でした。
そうそう、この坂道は水天宮へも通じていて、堺町通りから向かうには、この坂道を上るのが一番近いですね。
坂の入り口に掲げられている看板には、通行止め期間は平成28年11月24日(木)〜平成29年4月6日(木)と書かれてましたので、予定通りであれば、もうすぐ車も通行できることになるのですが、まあ、積雪次第ですね。
ちなみに、先日3月24日にも見晴らし坂を歩いてきたのですが、まだまだ雪は積もってました。
(以下は、2017年3月24日撮影)
※参考サイト
・小樽市 :おたる坂まち散歩 第40話 見晴らし坂(前編) (みはらしざか)
・小樽市 :おたる坂まち散歩 第41話 見晴らし坂(後編)
【関連記事】
・冬の「見晴らし坂」から眺める: 小梅太郎の「小樽日記」
・見晴らし坂を上って旧板谷邸へ: 小梅太郎の「小樽日記」
・見晴らし坂〜旧板谷邸: 小梅太郎の「小樽日記」
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