営業終了したホテルヴィブラントオタル(旧北海道拓殖銀行小樽支店)は2月19日に一般公開されたんです(遅ればせながら写真掲載)
だいぶ前のことで、掲載するタイミングを逃してしまっていたのですが、2017年2月15日で営業を終了したホテルヴィブラントオタルは、そのすぐ後の2月19日に、ホテル館内を一般公開したんですよね。
日銀通りと色内大通りとの交差点の一角に建つ、正面の曲線が特徴的なこの建物は、元々は小樽市指定歴史的建造物の旧北海道拓殖銀行小樽支店で、大正12年(1923年)建築の鉄筋コンクリート造4階建地下1階のとても素敵な建物です。
で、一般公開の日に、実は私も見学に行っていて、それから一ヶ月以上経ってしまいましたが、その時撮影した写真を遅ればせながら掲載したいと思います(撮影はOKとのことでした)。
※写真中心の長い記事になっているので、トップページでは《続きを読む》という形にしてます。
ホテルヴィブラントオタルの館内写真
それでは、以下は写真中心に掲載していきたいと思います(2017年2月19日撮影)。
ホテルヴィブラントオタルとしては、もう見ることのできない館内の様子になりますね。
ます、交差点側の入り口から入ると、受付がありました。
このワッペンをつけて回ります。
建物に入ってすぐの1階ホールは2階に吹き抜けになっていて、6本の美しい円柱が銀行当時の面影を残したまま天上まで伸びているのが見られます。
実は以前、ここは見たことがあるんですが、改めてみて見るとやっぱり素敵な作りですね。
(ここは1階のフロント?)
一旦、奥まで行って階段を上って戻ると、2階の回廊に出ることができます。
この回廊もぐるっと回れました。
この日はここから奥(ホテルの客室側)も開放されていて、先ほどちらっと写ってましたが、旧北海道拓殖銀行小樽支店当時の金庫室の扉を見ることができました。
(客室側通路)
さらには、この日は各階にも上ることができて、客室も見学することができたんです。
(階段からして、なんだかいい雰囲気)
(こんな風景が見られる客室も)
私は宿泊したことはなかったので、なかなか興味津々でした。
地下にも客室があるんですね。
地下には、金庫室の扉の向こうが部屋になっている客室もありました。
ということで、ずら〜っとホテルヴィブラントオタルの写真を掲載してきましたが、やっぱり落ち着いた雰囲気の素敵なホテルだったんですね。
旧ホテルヴィブラントオタルは似鳥美術館に
ホテルヴィブラントオタルが営業を終了した後ですが、すでに報道があった通り、この建物(旧北海道拓殖銀行小樽支店)はニトリが取得していて、今後はニトリ小樽芸術村の美術館の一つ「似鳥美術館」として、今年の夏にオープン予定とのことです。
ちなみに、ニトリが小樽の歴史的建造物を改装して開設している「ニトリ小樽芸術村」は、臨港線沿いに建つ旧高橋倉庫に開設したステンドグラス美術館と、旧荒田商会に開設したアール・ヌーヴォーグラス館が昨年(2016年)7月にオープンしていて、さらに、旧三井銀行小樽支店が日本近代絵画美術館として、この夏にオープン予定です。
ということで、ホテルの営業終了は寂しいですが、新しくできる美術館は楽しみですね。
あと、ホテルの時の客室が、どのようになるのかもちょっと気になってます。
※ニトリ小樽芸術村公式サイトはこちら。
・ニトリ小樽芸術村公式サイト ステンドグラス美術館 アール・ヌーヴォーグラス館
【関連記事】
・ニュースより/ホテルヴィブラントオタルが2月15日で営業終了。建物はニトリ小樽芸術村の一つとして活用予定
・ニュースより/ニトリが旧北海道拓殖銀行小樽支店(現ホテルヴィブラントオタル)の土地と建物を取得して「ニトリ小樽芸術村」の美術館の一つに
・旧北海道拓殖銀行小樽支店(現 ホテルヴィブラントオタル)
・ニュースより/小樽芸術村を展開するニトリから小樽市に1億円の寄付!!
・「第5回小樽アートプロジェクト2015」が「旧北海道拓殖銀行小樽支店」(現 ホテルヴィブラントオタル)にて開催中
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コメント
この日 私も施設見学会に行きたいと小樽まで出かけたのですが、見学時間が過ぎていたらしく入れませんでした。ここに泊まるどころか入ったこともなかったので 今日アップしてくれてうれしかったです。リニューアルしたら また行ってみたいと思いますが 拓銀の雰囲気は残ってて欲しいな―とも思います。
投稿: kちゃん | 2017年3月23日 (木) 22時51分
ヴィブラントには1・2・3の頃も含め数回利用しました。
昨年も予約しましたが利便性からドーミーインに変更しました。
こんな事になるのなら変更しなければよかったかな?と少し後悔しています。
フロントの方も感じが良くコスパのいいホテルでした。
長期滞在が多いのでホテル選びもなかなか大変なんですよ(・_・;)
投稿: EKO | 2017年3月24日 (金) 16時12分
kちゃんさん、こんばんは。
見学できなかったのは、残念でしたね。
一般公開は1日だけで、見学時間も確か結構短かったんですよね。
私もホテルの客室部分は初めて入ったのですが、建物内の様子が少しでも伝わったのなら嬉しいです。
そうですよね。新しくできる美術館が、銀行の時の雰囲気を残してくれるといいですね。
EKOさん、こんばんは。
ホテルヴィブラントオタルの前身、ホテル1-2-3の頃から利用されていたのですね!
今回のホテルヴィブラントオタルの営業終了の話は、確かにいきなりの印象だったので、驚きました。
地元なので機会がなかったですが、泊まってみたかったです。
なるほど、小樽で長期滞在のホテル選びは大変そうですね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年3月25日 (土) 01時57分
重厚な造りに圧倒されますね。
昔の小樽って凄いですね。
今は無き母が独身時代に南小樽駅周辺で事務員をしていたそうですが、「色内には沢山銀行があり石畳をガダガタと自転車でお使いに行ったんだよ」と話してました。
こんなカッコイイ銀行にお使いに行ってたんですね。
すごい。
投稿: 桃 | 2017年3月25日 (土) 10時34分
桃さん、こんにちは。
とても重厚で素敵な造りで、見事な建物ですね。
本当に、昔の小樽はすごいですね。
かつては本当にたくさんの銀行があったこの周辺に、お母様は、よく来られていたんですね。
こんな重厚な銀行に足を踏み入れたら、なんだか緊張しそうですね(^-^;
投稿: 小梅太郎 | 2017年3月26日 (日) 12時13分
こんばんは、初めてコメントさせていただきます。
実は 2月3日に宿泊しました。宿泊を予約する時は、閉店する事も全く知らなくてじゃらんから 予約しました。その 2週間後に閉店・・・
過去に何度か利用させて頂いていたので残念です。
帰って来てから私もホテル正面からの写真をblogでアップしました。
ホテル内の写真を見せて頂いて懐かしくなりました。
有難うございます。
投稿: 馬ちゃん | 2017年5月 1日 (月) 23時08分
馬ちゃんさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
閉店する直前に宿泊されたのですね!
今回の閉店は、確かに急な印象がありました。
何度か利用されていたとなると、残念ですね。
私は宿泊したことはなかったのですが(市民はなかなか機会がありません)、この日の一般公開に見に行けてよかったです。
懐かしんでもらえたなら、なおさらよかったです!
投稿: 小梅太郎 | 2017年5月 2日 (火) 12時12分
こんにちは。
素敵な写真拝見しました❗
実は主人と20年以上前に、ホテルヴィブラントさんが小樽ホテルだった時期に宿泊しました。当時はネイビーブルーとブルーが基調の壁、ベッドメイキング、部屋に置かれたレターセットまでも、イルカや⚓いかりががデザインされた青系のお洒落なもので、今でも懐かしく思い出します。しばらく検索しても小樽ホテルでヒットせず写真だけでもみたい❗と検索していて偶然小梅太郎さんのブログをみつけました。
懐かしく思い出しました。また小樽にいきたいと思います❗
投稿: 黒猫じじママ | 2018年12月 8日 (土) 10時10分
黒猫じじママさん、こんばんは。
小樽ホテルだった時期に宿泊されたのですね!!
その頃は、色はブルーが基調だったのですね。
私は地元ということもあって、泊まったこともなくて、ホテル内を見たのもこの時が最初で最後でした(今は、美術館として入ることはできますが)。
最後に見に行った様子を掲載したこの投稿で、懐かしんでもらえてよかったです。
ぜひ、また小樽に来てください!!
投稿: 小梅太郎 | 2018年12月 9日 (日) 00時45分