小樽市総合博物館にて企画展「路地裏の貌(かお)」が3月26日まで開催中。関連写真展「あなたは小樽を知っていますか?」は終了
小樽市総合博物館本館で、小樽で撮影された写真を元にした、とても面白そうな企画展「路地裏の貌(かお) 1970年代と2016年の小樽」が開催中ということで、先日2月19日に行ってきました。
また、この日はその関連写真展として開催していた「あなたは小樽を知っていますか? アマチュア写真家のみつけた宝物」の最終日ということで、こちらも見たかったので、ぎりぎり見ることができました。
※もちろん、ブログ記事内で展示写真は掲載していませんのでご了承を。
企画展「路地裏の貌(かお) 1970年代と2016年の小樽」
小樽市総合博物館本館2階の企画展示室で、3月26日(日)まで開催されている「路地裏の貌(かお) 1970年代と2016年の小樽」とタイトルがついたこの企画展は、実は昨年(2016年)12月23日から開催されていて、ずっと気になっていたんです。
内容は、1970年代に小樽の路地裏の写真を撮り続けた兵庫勝人(ひょうごかつんど)氏の写真と、小樽商科大学の学生がその撮影地点を探して撮影した現在の写真とを比較して、小樽の街がどのように変化したのかを紹介してるんですよね。
1970年代ですと、私も記憶にある風景なので、とても懐かしく昔の写真を眺めてましたが、それと現在の様子を比べるのは、がらりと変わってしまった風景もあれば、全然変わってないものもあってと、何とも興味深くて、面白かったです。
写真の場所を探した小樽商大の学生さんたちも大変だっただろうと思いますが、撮影地点を見つけた時は、かなりテンションが上がったでしょうね。
小樽市総合博物館のFacebookページで紹介されていたのですが、写真に写るマンホールが手がかりになるそうです。マンホールは動かないんですね。なるほど。
展示室には、兵庫勝人氏の写真と商大生撮影の写真をスライドショーで次々に比較紹介する映像もあったのですが、全部見るのに約40分かかるということで(写真は全部で800枚ほどあるそうです)、残念ながら時間の都合で全部を見られませんでした。
展示されている以外の大量の写真が次から次とスライド表示されて、とても面白かったのですが、この映像、どこかで公開してくれないでしょうかね。40分を会場で見るには、ちょっと長すぎるので、あとでゆっくり見たいです(というのは、わがままかな…)。
ということで、懐かしい小樽の街の写真と、その後のその場所の写真を紹介する企画展「路地裏の貌(かお) 1970年代と2016年の小樽」は、その年代を知る人はもちろん、知らない人にとっても小樽の街の変化を見ることができる、とても興味深い企画展でした。
開催期間:2017年(平成29年)3月26日(日)まで
※ポスターでは、3月31日までと記載されているのですが、サイトやFacebookページでは3月26日までになってますね。どっちかな?
開催時間:午前9時30分〜午後5時まで
場所:本館2階・企画展示室
本館休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)
料金:入館料のみ(冬期300円。他の館との共通料金などもあり)
詳しくは、小樽市HP内の施設案内で。
・小樽市 :小樽市総合博物館
※小樽市HP内の企画展のページ:小樽市 :企画展「路地裏の貌(かお)1970年代と2016年の小樽」
※Facebookページ:小樽市総合博物館
写真展「あなたは小樽を知っていますか?」は終了
上記の企画展関連事業の写真展として開催されていたのが、市内で活躍するアマチュア写真家、眞柄利香さんの写真による「あなたは小樽を知っていますか? アマチュア写真家のみつけた宝物」です。
本館2階の回廊で開催されていたこの写真展は、1月4日から2月19日(日)までの開催だったので、すでに終了してしまってます。
実はこちらの写真展も気になっていたのですが、なかなか見に行く機会がなくて、なんて言っていたらもう終わってしまうということで、今回慌てて行ってきたというわけです。
眞柄さんの作品30数枚が展示されていて、小樽の知っている場所なのに、こんな風に見えるなんて知らなかった、といった新しい小樽の魅力を発見させてくれる、素敵な写真の数々でした。
ポストカードサイズの写真のアルバムもありました。
もっと早く行って、このブログでも皆さんにお知らせすればよかったです。
実は、眞柄さんの写真は小樽に関連するサイトなどで、たまに目にしていたのですが、小樽ならではの風景の一瞬を魅力的に写し出すその写真は、以前から好きだったんですよね。
それに、撮影場所が小樽市内の隅々にわたっていて、その行動力も見習いたいですね。
撮影ポイントマップがありました。
おわりに
ということで、企画展「路地裏の貌(かお)」は、本当に面白い展示でした。
こういう昔と現在の比較というのは、個人的にもとても興味があるんですが、ひょっとしたら、このブログ内でも数年後には、そういう比較ができるようになるかもしれませんね。
それと、真柄さんの魅力的な写真の数々は、ポストカードにしてもらいたいくらい素敵で、またどこかで見たいですね。
※Facebookページ:小樽市総合博物館
【関連記事】
・小樽市総合博物館/第1回《そもそも小樽の博物館について》
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コメント
そうです、私の知っている小樽はその時から時は止まってます、Google等で小樽の街を見渡しては違和感を感じずにはいられなかったです祖母の家はまさに路地裏の住宅地車一台が通るのがやっとの裏道、ご近所さんの縁も深く思い出されるおばちゃんの顔(T-T)[今年も来たんだねー]……[おばちゃんがとうきび茹でてやるよ]……そして今Googleでググるとそこには[空家]の張り紙とガラスが割れた無惨な家……残っていただけでもありがたい。本当に本当に早く帰りたいと募る思いと、なぜ行こうとしなかったのか?と自問自答します[行ったら帰れなくなる]と自覚していたので(言い訳(T-T))
投稿: 小樽が故郷 | 2017年2月23日 (木) 11時27分
こんにちは
今回も素敵な情報ありがとうございます!
私も1970年代をよく知る世代なので興味深々の分野です。
小樽が故郷さんのお気持ち、よーくわかります!
コメントを読んでいて目頭が熱くなりました(T-T)
「とうきび」ですよね
とうもろこしって言うより「とうきび」って響きのほうが美味しそうに聞こえるのはナゼ?
今は周りにとうきびって言う人がいないので寂しいです。
投稿: 梅子 | 2017年2月23日 (木) 17時36分
小樽が故郷さん、こんばんは。
知っている小樽が、かつてのその時代で止まっているとなると、今の小樽の様子を見ると、随分と変わってしまって見えますよね。
当時の様子を見つけるのも、そう簡単ではなくなってきてるかもしれません。
おばちゃんの思い出も、ちょっと寂しくなってしまいますね。
帰ってきたら、変わった小樽、そしてまだどこかに残る変わらぬ小樽をたくさん見て回ってください!
梅子さん、こんばんは。
当時の様子と今の様子を比べる展示は、とても興味深かったです。
特に、かつての写真が1970年代ということで、古すぎず、多くの方が記憶の片隅に残っている小樽の風景なのが、またいいですよね。
小樽が故郷さんの気持ち、伝わりますね。
やっぱり、とうきびは、“とうきび”ですね(*^-^)
投稿: 小梅太郎 | 2017年2月24日 (金) 00時24分