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2017年2月 1日 (水)

都通りの老舗のそば屋「石川屋」が1月いっぱいで閉店してしまいました

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アーケードの都通りにある老舗のそば屋「石川屋」が、1月31日をもって閉店してしまいました。

2017年2月1日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄に、閉店についての記事が掲載されていましたが、お店は好調だったものの、3代目店主の高齢による体力的なものが理由とのことです。

庶民的な価格で、小樽市民から古くから愛されたそば屋さんでしたが、実は昨年12月に当ブログのコメントで、時期は分からないものの閉店情報はいただいていたんです。

その後、どうやら1月末まで閉まるようだという情報もSNSで見かけて、2度ほどお店に行ってみたのですが、なんとどちらも閉まっていて、結局行く機会を逃してしまいました。
ちなみに、2度目は先週行ったのですが、臨時の3連休(確か24日〜26日)という運のなさ。せっかく情報をいただいていたのに残念…

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新聞記事によると、閉店については、今年初めに店内に掲示しただけということで、閉店情報はお店に行った方々からの口コミで広がったようです。

古いお店なので、知っていれば、行きたかった方も多かったでしょうね。
正確な閉店日の情報が得られず、ブログに掲載することができなかったのも、残念でした。

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この石川屋の創業時期についてですが、今回の新聞記事によると、大正6年(1917年)に現店主の祖父が現在地に創業したということで、今年で創業100年を迎えるとのことです。老舗です!

以前、「小樽中心商店街の歴史逸話」という小冊子などで、創業は大正10年と記されているのを目にしたのですが、大正6年(1917年)のようですね。

さらに、小樽で有名な老舗のそば屋「籔半」のサイト「小樽・蕎麦屋・籔半目次」にても、今回の石川屋の閉店について掲載されているのですが、そこで、“1917年(大正6年)電気館通り(現・都通り)に「石川支店」を開業した”と言及されてました。

ということで、とても残念な石川屋の閉店のニュースですが、なんだか、小樽の老舗のそば屋さんも減ってきているようで寂しいですね。

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閉店した店・閉館した施設」カテゴリの記事

コメント

小樽でお勤めしてた時の取引先でした。
私は担当ではなかったのですが、当時も初老の店主さんでしたので、都通りを通るたびにまだご商売続けて下さってるのを確認しては安心してました。
直接担当してたお店も随分なくなってしまい、とても寂しいです。
小樽は小規模店舗がとても多くて、それぞれ個性があり、お客さんもついていて、そんな町歩きが楽しかったのですが、時代の流れでしょうか?寂しいですね。

投稿: rum | 2017年2月 2日 (木) 00時28分

太郎さんの記事を見て目を疑いました…祖母ことあるごとに小さかった自分を連れだって石川屋さんの暖簾を潜り、また出前を頼んでくれて慣れ親しんだ味…… きっと帰っても営業してくれているだろうと思っていただけに辛いです。
ただ長きにわたり小樽と共に歩んできて心からお疲れさまでしたと申したいです、もぅ一度でいいから味わいたかったです

投稿: 小樽が故郷 | 2017年2月 2日 (木) 12時45分

小樽に帰ると必ず寄っていました。
食べるものは決まって鍋焼きうどん。一度も緩まずです。ふうふう言いながら夏でも鍋焼きうどんです。こちらではなかなか食べない白玉うどんの鍋焼きうどんを一人でただ黙々と食べていました。
都通りを歩き石川屋さんの近くまで来ると出汁のきいた麺つゆの香りがしてくるんですよね。ちょっと寂しいですね。次帰るときは何処で鍋焼きうどんを食べようかな?

投稿: EKO | 2017年2月 2日 (木) 13時49分

以前閉店情報書き込みした者です!
本当になってしまい、悲しいです…。
最後に一度食べたかったですー。
お店の方も公表すると忙しくなってしまうし、控えていたのでしょうか…。
何にせよ、残念ですよねー!

投稿: だら子 | 2017年2月 2日 (木) 15時26分

rumさん、こんばんは。
ここは、そういう繋がりのあるお店だったのですね。
創業100年、3代に渡る老舗のそば屋さんって、すごいですよね。
色々なお店と繋がりのあるお仕事されていたようですが、そういうお店がなくなっていくのは、なんとも寂しいですね。
確かに、個性ある小さなお店がたくさんあったのが、次々と閉店していってます。寂しいですね。


小樽が故郷さん、こんばんは。
ここ石川屋もお祖母様とよく行かれた、思い出のお店だったんですね。
創業100年ですから、すごいですよね。残念ですが、本当にお疲れさまですね。
私も閉店前に食べにいく機会を逃してしまいました。
地元にいても、ここ都通りに昔からあって、これからもいつまでも変わらずあって、いつでもいけるとついつい思ってしまうんですよね。


EKOさん、こんばんは。
帰省時には、ここ石川屋に必ず寄っていたのですね。
それも食べるものは、鍋焼きうどんと決まっていたのですか!夏も!?
確かに、近くに来ると、出汁のいい香りがしてました。
こういう昔ながら、そこにあるお店がなくなってしまうというのは、なんとも寂しいですね。
う〜ん、鍋焼きうどんか〜


だら子さん、こんばんは。
あ〜、だら子さんがこの記事読んでくれて、コメントくれてよかったです!
お礼と、せっかく教えてくれたのに、行くことができずに記事にも書けなかったお詫びを言いたくて。
情報をもらってから、近くを通った際に貼り紙が出てないかと、お店の入り口を見たりもしてたのですが、閉店の案内は店内だけに掲示していたようですね。
老舗なので、たくさんの方が閉店を惜しんでいます。本当に残念ですね。
今回は、情報をいただきありがとうございました。

投稿: 小梅太郎 | 2017年2月 3日 (金) 01時11分

先日都通りを10数年振りに通った際
そういえば石川屋さんが見当たらなかった
ことに気がつき検索して辿り着きました。
母とよく昔行っていたお店でしたので寂しい限りです。当時はお隣のカレー屋さんも気になりながら結局いつもお蕎麦になった事を思い出します。寂しくなりました。

投稿: mika | 2024年10月18日 (金) 07時37分

mikaさん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
そば屋「石川屋」にはよくいかれていたのですね。
そういったお店が閉店してしまっているのは、やはりなんとも寂しいですよね。
このブログは、小樽についての話題をほぼ毎日発信しています。
よければ、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

投稿: 小梅太郎 | 2024年10月19日 (土) 02時12分

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