ニュースより/ホテルヴィブラントオタルが2月15日で営業終了。建物はニトリ小樽芸術村の一つとして活用予定
家具・インテリア製造小売り大手のニトリが、歴史的建造物でもあるホテルヴィブラントオタル(旧北海道拓殖銀行小樽支店)の土地と建物を取得したというニュースが北海道新聞朝刊に掲載されたのが1月5日で、そのことについてはこのブログでも取り上げました。
その時の記事がこちら:ニュースより/ニトリが旧北海道拓殖銀行小樽支店(現ホテルヴィブラントオタル)の土地と建物を取得して「ニトリ小樽芸術村」の美術館の一つに
ニュースでは、建物を取得したニトリは、ホテルヴィブラントオタルの営業終了後に、すでに周辺で歴史的建造物を活用して開設している「ニトリ小樽芸術村」の美術館の一つとして活用予定ということだったのですが、そのホテルの営業終了日が決まったようです。
2017年1月20日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄に小さく載ってましたが、ホテルヴィブラントオタルは2月15日をもって営業を終了するそうです。
このことは、ホテルヴィブラントオタルのサイトにも、「営業終了のお知らせ」として掲載されていました。
この度、ホテルヴィブラントオタルは2017年2月15日(2017年2月16日のチェックアウト)を もちまして、営業を終了する事となりました。
長年にわたるご厚情とご愛顧を賜りましたこと、心より御礼申し上げます。
小樽のホテルならホテルヴィブラントオタル
日銀通りと色内大通りとの交差点の一角に建つホテルヴィブラントオタルの建物は、小樽市指定歴史的建造物の「旧北海道拓殖銀行小樽支店」で、大正12年(1923年)建築の、正面の曲線が優雅でとても歴史を感じさせる建物です。
(2015年11月撮影)
新聞記事によると、営業終了後の2月19日に館内の一般開放を予定しているそうです。
(2015年11月撮影)
歴史的建造物を改装して開設している「ニトリ小樽芸術村」は、昨年(2016年)7月にこのすぐ近くの臨港線沿いに建つ小樽市指定歴史的建造物の旧高橋倉庫にステンドグラス美術館を、旧荒田商会にアール・ヌーヴォーグラス館をオープンしてます。
さらには、今年(2017年)の夏には、旧三井銀行小樽支店に日本近代絵画美術館をオープン予定です。
今回のホテルの営業終了後の美術館も夏のオープンを目指しているようで、この一帯がニトリ小樽芸術村として新しいスポットになるのは楽しみなのですが、う〜ん、ホテルが営業を終了してしまうのは、ちょっと残念かな。
※ニトリ小樽芸術村公式サイトはこちら。
・ニトリ小樽芸術村公式サイト ステンドグラス美術館 アール・ヌーヴォーグラス館
※ホテルヴィブラントオタルのサイトはこちら。
小樽のホテルならホテルヴィブラントオタル
【関連記事】
・ニュースより/ニトリが旧北海道拓殖銀行小樽支店(現ホテルヴィブラントオタル)の土地と建物を取得して「ニトリ小樽芸術村」の美術館の一つに
・旧三井銀行小樽支店は国の重要文化財指定を目指してます〜2017年夏に「ニトリ小樽芸術村」の日本近代絵画美術館としてオープン予定
・歴史的建造物の旧三井銀行小樽支店の周囲が覆われて工事中
・小樽市指定歴史的建造物の旧荒田商会と旧高橋倉庫について〜もうすぐニトリの美術館 小樽芸術村として生まれ変わります
・ニトリが小樽の3つの歴史的建造物で開設する美術館「小樽芸術村」がオープン間近で2館の名称も決定というニュース
・ニトリが小樽の歴史的建造物(旧荒田商会・旧高橋倉庫・旧三井銀行小樽支店)を改装して美術館を開設するというニュース
※旧北海道拓殖銀行小樽支店関連の記事。
・「第5回小樽アートプロジェクト2015」が「旧北海道拓殖銀行小樽支店」(現 ホテルヴィブラントオタル)にて開催中
・旧北海道拓殖銀行小樽支店(現 ホテルヴィブラントオタル)
ランキングに参加しています。
にほんブログ村
スポンサーリンク
| 固定リンク
「ニュース」カテゴリの記事
- 祝津漁港にて群来が見られたそうです(2019年3月11日)(2019.03.13)
- ニュースより/今年も小樽の沿岸にニシンの群来(くき)がやってきた(2019年2月20日のニュース)(2019.02.22)
- ニュースより/2019年の「おたる運河ロードレース」はハーフが中止に(2019.03.11)
- ニュースより/JR南小樽駅の多目的トイレやエレベーター設置などのバリアフリー化が2020年度に完成予定(2019.03.07)
- 観光の街・小樽の顔「2019ミスおたる」の2名が決定(2019.03.03)
コメント
お久しぶりです。
この建物、また持ち主が変わるのですね~
昔昔学生の頃バブル全盛期に、六本木の防衛庁(今はミッドタウンになっている(^^ゞ)の近くのディスコの設計をしたイタリア人の有名な?建築家が小樽のホテルに携わったという話を聞いて、物珍しさに?覗きに行ったことがありました。
私たち旅仲間の中での一押しはお手洗いで(笑)
でもそんなホテルもバブル崩壊と共に閉鎖され、どうなるのかなあ~と思っていたら、(確か)丸井さんが買い取ってくれてペテルスブルク美術館だったかな?ロシア系の作品を置く美術館として再開してくれました。
と、思ったら丸井さんの経営悪化で閉鎖。
ここ最近はまたホテルとして再開されて安心していました。
ニトリが買い取ってくれたのなら、これからは長く美術館として続いてくれるでしょうか?
初代ホテル当時は当時そのままの金庫室をバーとして使っていたり、それはそれで素敵なホテルだったようです。
復活した時には行ってみたいと思います。
いつもいろいろな情報アップありがとうございます。
投稿: rum | 2017年1月22日 (日) 19時06分
rumさん、こんばんは。
私は全然、前のホテルや美術館だった頃のことは知らないのですが、色々と変遷があるんですよね。
記録でしか知らないのですが、拓銀の後、小樽ホテルとして開業したのが、イタリアの有名な建築家によるものですね。金庫室をバーとかなんだか素敵ですね
美術館として開業したのは、丸井さんだったんですね。
その後、ホテル1−2−3小樽から、現在のホテルヴィブラントオタルとなったようですが、今回のことで、今度こそ、美術館として長く続いてもらいたいですね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年1月23日 (月) 02時56分
私の父はオーダーメイドの紳士服店をやっていましたが、昭和30年代には拓銀小樽支店の支店長がお客様でした。そのことは仕立ての腕が良いということが認められたことであり信用がありました。
投稿: おたる歴史案内人 | 2017年2月18日 (土) 10時51分
おたる歴史案内人さん、こんにちは。
北海道拓殖銀行小樽支店の支店長がお客様というのは、それだけ大きな信用があるという証にもなるんですね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年2月19日 (日) 12時03分