ニュースより/2015年国勢調査によると小樽市の人口は12万1,924人で、前回調査の2010年からほぼ1万人減少
※写真は5月の天狗山から
本日は寂しい話題なんですが、小樽市の人口減少が止まりません。
ちょっと前のニュースなんですが、2015年10月実施の国勢調査の確定値によると、前回(2010年)調査に比べて、小樽市の人口は1万4人減少したそうです。
2016年11月22日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていたのですが、2015年の小樽市の人口は12万1,924人。2010年の人口が13万1,928人だったので、その減少数が1万4人ということなんですが(減少率7.6%)、これは市町村別では全国で11番目に多かったとか。
5年でほぼ1万人というと、年に2千人ずつ減っていってるんですね。
もちろん、小樽だけだはなく、道内には人口が減少してる市町村は多いのですが、小樽市の人口減少率は道内平均(2.2%)を大きく上回っているとのことで、減少幅が大きいのは気になりますよね。
この減少率の高さは、後志管内全体の傾向で、唯一ニセコ町が、観光施設の広がりにより人口が増加しているとのことです。
そして、小樽は人口に占める65歳以上の割合を示す高齢化率も相変わらず高く、その進行も早いようです(前回が31.5%で今回が37.2%)。
止まらない人口減少と高齢化。う〜ん。観光では人気の小樽ですが、現実はなかなか厳しいものがあります。
小樽市の人口のピークは1964年で、20万7,093人と、20万人を超えていたんですけどね。
ちなみに、市制施行した1922年(大正11年)の小樽市の人口は、なんと11万7,953(数値は書籍「おたる案内人」より)。
つまり現在の人口は、小樽が市制施行された大正の時代と、ほぼ同じということか…
【関連記事】
・ニュースより/小樽市の2040年の推計人口
※関連ブログの関連記事
・小樽市の人口は前年比2206人減で12万6781人(2014年1月1日現在) | ローカルブロガーのメモ帳
・「統計で見るわが街おたる」(現在は平成27年版)が小樽市HPに〜昭和35年からの小樽市の主要指標と各分野の北海道内での小樽市の位置を収録 | ローカルブロガーのメモ帳
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コメント
こんにちは小梅太郎様
コンスタントに毎年2,000人減ですか。悲しいですね。
第1回国勢調査 大正9年(1920)の数字です。
北海道 2,360,000
小樽区 108,113
高島村 6,279
塩谷村 5,811
朝里村 4,555
合 計 124,758
大正期と同じくらいの人口ですが、当時の北海道は
現在の半分以下ですから、当時の小樽がとても栄えていたということですね。
投稿: | 2016年12月 7日 (水) 10時45分
小樽市の人口減。メーカーを誘致し企業城下町になる、という
一般的解決策には、北海道は物流面で首都圏からあまりに遠く、また雪がネックとなりますよね。
IT関係、アニメ関係で誘致出来ないか。
アニメの原稿を首都圏に送ることがネックとなりますが、超高性能ファクス、PDF送信でこの問題を解消出来ないか。
これらのお仕事等で小樽に来られた方達に、様々な優遇を施す・・・。
素人ながら色々と考えているのですが・・・。
投稿: dlbzw31 | 2016年12月 7日 (水) 12時01分
こんばんは。
毎年2,000人減は、ちょっと多いですよね。
なるほど、第1回国勢調査は大正9年で、人口はそうなってたんですね。
そうか、当時の道内の人口との割合を考えると、小樽の繁栄は際立っていたのかもしれませんね。
dlbzw31さん、こんばんは。
そうですよね。北国で地域的には不利な要素は多々ありますが、今は通信インフラがしっかりしていれば、問題ない業界もありますしね。
もちろん、関係各所、皆さん色々と考えているのでしょうが、なかなか難しい問題ですね。
投稿: 小梅太郎 | 2016年12月 8日 (木) 02時23分