歴史的建造物の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)がこの夏も一般公開中です
小樽市の歴史的建造物に指定されている、小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)が夏季公開中です。
一般公開は、2016年5月29日(日)からすでに始まっていて、9月11日(日)までの期間です。
時間は、9:00~17:30まで(夜間催事の日は催事終了時間まで)となっています。入場は基本無料です(有料催事あり)。
歴史的建造物としては、旧岡崎家能舞台と呼ばれるこの小樽市能楽堂は、小樽公園の北側、市民会館のすぐ近くに建つ小樽市公会堂に隣接して建っているんですよね。
その小樽市公会堂も小樽市指定歴史的建造物で、とても趣きある和風建築の建物ですが、正面からは小樽市能楽堂は見えません。
公会堂に入ってすぐ左の階段を下りていった先に、能舞台があります。
近年は夏の間の長い期間、一般公開されるので、この貴重な建物を間近で見学することができます。
現在、この能舞台は実際に能や狂言に利用されていて、この一般公開中にも有料・無料の様々なプログラムが予定されているようです。
※詳しくは、こちらの小樽観光協会のサイトでどうぞ。
・平成28年度小樽市能楽堂夏季公開 | 歴史溢れる運河のまち「おたる」の観光情報をご紹介!観光コースやイベント情報、施設情報など小樽の旬な情報は「おたるぽーたる」で!
「旧岡崎家能舞台を生かす会」が、旧岡崎家能舞台の再建を目指して、そして小樽の能楽文化を広めるために、様々な活動をしているんですよね。
この旧岡崎家能舞台について、小樽市のHP内に建物概要が記載されているので、引用させてもらいます。
荒物雑貨商として財をなした岡崎謙が、大正15年、入船町の自宅中庭に建てたもので、後に市に寄贈され、昭和36年、公会堂隣接の現在地に移されました。 檜の舞台をはじめ、要所には佐渡産神代杉(じんだいすぎ)が用いられ、格式にのっとった能舞台で東北以北唯一のものといわれています。 鏡板の老松、唐獅子、若竹は狩野派17代秉信(もちのぶ)が描いたものです。 大正15年1月舞台開きを皮切りに、芸道研さんのため中央から再三家元を招いて能楽を開催したといわれます。
小樽市 :旧小樽区公会堂・旧岡崎家能舞台
ということで、大正15(1926)年建築と歴史があります。
小樽市民でも、このような歴史があって、立派な能舞台がここにある、というのを知らない方も多いかもしれませんね(外から舞台が見えないですからね)。
興味のある方は、期間中に見に行ってみてはいかかでしょうか。
私も今回はちょっと時間がなかったので、また、ゆっくり見学してこようと思います。
※参考ニュース:小樽市能楽堂、夏季公開 大正の栄華伝承を今に伝える - 小樽経済新聞
【関連記事】
※過去の小樽市能楽堂見学時の記事です。
・夏季公開中の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)を見に行ってきました
・小樽市能楽堂夏季公開〜歴史的建造物の「旧岡崎家能舞台」が一般公開されてます
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