奥沢水源地の水すだれを正面で眺めることができる水管橋が今年も一般開放されてます(平成28年度は9月11日まで)
小樽市民にお馴染みの、奥沢水源地にある階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)、通称「水すだれ」。
この水すだれの迫力ある水の流れを正面から見ることができる、流路に架かる水管橋の一般開放が、今年も行われているので、見に行ってきました。
昨年同様、今年も期間を2回に分けての一般開放なんですが、実は1回目は先のゴールデンウイークに合わせてだったので、既に終了していて(1回目は見に行けませんでした)、現在は2回目の一般開放期間となってます。
第2回開放日時は、平成28年7月1日(金)〜9月11日(日)までの、午前10時から午後4時までです。
※小樽市のHPでの案内はこちら。
・小樽市 :水管橋の一般開放について
国道5号線の奥沢十字街から奥沢・天神方面へと入り、ひたすら道なりに進んだ先に奥沢水源地があるのですが、現在は、道路の突き当たりというか、曲がり角のところの広場が駐車場になってます。
そのすぐ上から、水管橋に向かう道があります。
(この先に水管橋と水すだれがあります)
こちらが水管橋ですね。
そして、正面に階段状に水が流れ落ちてくる、水すだれを見ることができます。
結構、幅が広くて、流れる水の勢いがあって、そして音も大きいんですよね。
ちなみに、こちらが水管橋から見た下流です。
ここ奥沢水源地の水すだれは、毎年、水管橋が一般開放されると見にきているので、毎年同じようなことを書いているのですが(今年も書きます)、奥沢水源地自体は、既に市民の水がめとしての役割は終えてるんですよね。
1914年(大正3年)完成という、とても歴史のあった奥沢ダムは、ダム堤体に陥没が見つかり、2011年(平成23年)8月に廃止されてしまい、ダム自体はもうありません。
現在は、この水すだれを中心とした奥沢水源地の、観光資源としての活用が検討されているんですよね。
確かに、この水すだれは、近くで見るととても迫力があり、夏は涼やかで、木々に囲まれた自然の中を流れ落ちてくる水すだれの景観はとても美しいのですが、いかんせん、他に特に見る箇所がないので、なかなか普段は人が来ないようですね。
奥沢ダムがあったところには排水路が設置されていて、その先には、ダム内にあった取水塔とそれにつながる2つの赤いアーチ橋(夫婦橋と呼ばれているそうです)が見えますが、近づくことはできません。
(取水塔とそれにつながるアーチ橋)
奥沢水源地水道施設としては、2008年(平成20年)には土木学会によって土木学会選奨土木遺産に選定されていて、プレートもあるんですけどね。
先ほどの道路の向かいには、奥沢浄水場の施設もまだ残っているんですが、そちらも入ることはできません。
それでも、最近は夜に「水すだれ」をライトアップする、「奥沢水源地ライトアップフェスティバル」というイベントが開催されたりもしてるんですよね(今年はあるのかな?)。
※昨年の様子はこちら。
・「奥沢水源地ライトアップフェスティバル2015」〜光に浮かぶ水すだれを眺めてきました
個人的には、周囲の自然を含めた水すだれの景観はとても好きで、毎年見にきてるんですが、この美しい水すだれが、これからも保存されて、さらにはいい活用方法があるといいですね。
最後に小樽市のHPからです。
階段式溢流路(かいだんしきいつりゅうろ)は、大正3年に造られた奥沢ダムと勝納川の水を放流するために造られた施設で、水流の勢いを和らげるため、21メートルの落差を10段で流下させる「水すだれ」は、流路にかかる水管橋、周辺の緑と調和して、見事な景観美をつくり出しています。
小樽市 :水管橋の一般開放について
(水すだれの6秒動画です)
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