水天宮に入船町側から上る長く急な坂道〜最近はこの坂もちょっと知られてきたかも
先日のゴールデンウィーク中には、水天宮に出かけた方も多かったのではないでしょうか。
高台にある水天宮は、境内から小樽港を一望する景色も良く、本殿、拝殿が小樽市指定歴史的建造物でとても雰囲気があり、春には桜も咲きますからね。
その水天宮に向かうには、花園公園通りから来て鳥居をくぐり石段を上ってくる方が多いと思いますが、堺町通りから上ってきて、旧寿原邸の前の坂を上ってきたり、海側の外人坂から直接境内に上ってくることもできます。
そしてもうひとつが今回の坂で、とても急なんですが、入船町側から水天宮に上ってくる坂道もあるんですよね。
それがこちらの坂です。
※今回の写真は4月下旬〜5月上旬の複数日に撮影したものです。
上の写真の後側にすぐ境内が、この位置にあります。
そして、その先に水天宮の社殿ですね。
以前にも掲載したことのあるこの坂道は、特に名前はないと思うのですが、観光客で賑わうメルヘン交差点近くの、堺町郵便局横の通りを入って行き、いくつか建物を過ぎると、右手にこの長く急な坂が目に入ってきます。
(坂の下から左を見るとメルヘン交差点のルタオの建物が)
(そして、坂の下から)
坂の手前が入船町で、坂を上り出すと相生町になります。
細く長く急な坂道ですが、実はこの坂が本来の水天宮の参道だったというのは、昨年の秋、ブラタモリでタモリさんが小樽に来た時に、番組で解説されて初めて知りました。町の中心部が変わったために、鳥居の位置が現在の場所になったのですね。
さらに、この坂については、この冬にTOKIOの人気番組「ザ!鉄腕!DASH!!」(2月7日放送)の「DASH ご当地PR課 ~北海道小樽市 冬の坂道をソリで滑ってPR~」というコーナーで登場した坂道でもあるんですよね。
TOKIOの城島さんと山口さんが小樽の坂をソリで滑ってましたが、その坂のひとつが、ここだったんです。
今シーズンの桜の季節に、何度か水天宮に足を運んだのですが、この坂を上り下りする若い観光客の姿を数組目にしました。
ひょっとして、ブラタモリ効果!?それともTOKIO効果!?なんてことを思ってしまいましたが、最近はこの坂もちょっと知られてきたかもしれませんね。
今回、私はこの坂を下っていったのですが、ここは下るのもおっかなびっくりの急勾配なんですよね。
坂の上の方は階段です。
(ちょっと下って振り返った見たところ)
結構長い坂道です。
ただ、ここの坂道から見る街並はなかなかいい眺めで、左手には海も見えます。
個人的には、この坂は、下から見上げた風景が特に好きなんですよね。
どこまでも続きそうな坂道。
この上に、先ほどの水天宮があるわけです。
ちなみに、小樽市指定歴史的建造物の水天宮の社殿がこちら。
そして、境内からの眺めがこちら。
坂を上った先に、この風景が見られるのが嬉しいんですよね(あっ、今回は坂を下りたんだった…)。
【関連記事】
・入船町側から水天宮に上る急な坂
・ブラタモリ小樽〜タモリさんの足跡を辿る【後編】《水天宮〜花園町〜銀行の集まる交差点〜旧三井銀行小樽支店〜北運河》
・真栄町の一尊庵の坂を上ってきました
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コメント
おはようございます。
この坂、本当に懐かしく、そして驚くばかりの急坂ですね。
子どもの頃には何も思わずに上り下りしたのに、今となってはもう無理ですね。
途中の家に車が止まっているのを見て、子供心に、こんな急な所に凄いものだ・・・と思った憶えがあります。
水天宮には帰省の折には必ず行くのですが、この坂はもう無理ですね。
ブラタモリやトキオの番組、本当に楽しく観ていました。
この坂がTVで取り上げられることにより、お客様が増えると嬉しいですね。
投稿: はは | 2016年5月13日 (金) 08時15分
実家にいた時は、毎朝散歩でこの坂を登り、境内でのラジオ体操に参加ですに港からの船の出入りをみてました(^ ^)
祖父母や両親、ご近所さんは、この坂を水天宮の坂って呼んでましたが本当の呼び名は何か気になりますね。
あと、山田町の職人通り(坂?)から一本となりの坂(昨日の相生町の小路に入る坂)豆腐屋さんの坂って呼んでました。美味しい豆腐屋さんがあったんですよ〜。
投稿: n | 2016年5月13日 (金) 09時34分
急な坂ですよね。
私は雨上がりに下ったことがありますが、本当におっかなびっくり(笑)
転んだら、下まで転がって行きそうで怖かったです^^;
上るのは、遠慮しておきたいです(笑)
投稿: surigon | 2016年5月13日 (金) 11時02分
こんにちは 最近、母が亡くなりました。
99歳でしたが、小樽の出身で「水天宮のお祭り」とか「ロバに乗った教授を見たことがある」とか「小樽運河で海軍の砲弾が爆発して死体をたくさん見た」とか「西中尉を見た」(ベルリンオリンピックの馬術で金メダルの人です)など、たくさんの事を私に言っていました。
あ~豆腐屋さんのことが記されていますが、そこの子供さんが母の同級生だったそうです。
亡くなる10年以上前に住んでいた所に行ったのですが、空き地になっていまして「ここあたりに玄関」とか懐かしく話しておりました。
すいません、突然来て取り留めのないことを記しまして。
失礼いたしました。
投稿: ドラ息子 | 2016年5月13日 (金) 17時48分
ははさん、こんばんは。
子供の頃に上り下りしてたのですね。
ここは本当に急で、私も腰がひけちゃいます。毎回は上れませんね。
確かに、ここは車で上ってくるのも大変そうな坂ですから、子どもの時に途中で止まっているのを見たら驚きそう!
ブラタモリやTOKIOの番組も見られたんですね。面白かったですし、懐かしかったのでは!
気のせいかもしれませんが、この坂を上り下りする人が多く感じたので、知られているといいですね。
nさん、こんばんは。
うわ〜、毎朝散歩でここを上ってましたか!?なるほどラジオ体操ですか。
ここからの船の出入りはいい眺めですよね。
今は花園側からの道が一般的ですが、こちらの坂が元の参道となれば、こちらを水天宮の坂と呼ぶのは、とてもしっくりきますね。
山田町の職人坂と平行する坂は“豆腐屋さんの坂”ですか!
なるほど、豆腐屋さんがあったんですね。
surigonさん、こんばんは。
いや〜、雨上がりのこの急坂は危険ですね。
ただでさえ、おっかなびっくりですから、より一層ですね。
本当、転んだら止まらなそう…
確かに、上りはきついですね。急な上、結構長いんですよねこの坂(汗)
ドラ息子さん、こんばんは。
いえいえ、訪問、そしてコメントありがとうございます。
お母様は小樽出身だったのですね。
昔は水天宮のお祭りは盛大だったそうですし、小樽が大きく栄えた頃をご存知だったのですよね(“ロバに乗った教授”は小樽高商の先生でしたっけ?西中尉は分かりませんでした)。
上のコメントの豆腐屋さんの話が繋がったんですね。すごいな〜
お母様が訪れた時は、昔に比べて、随分と変わっていたのでしょうね。
お母様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
このブログは小樽の話題を日々発信してますので、まだ覗きにきてください。
投稿: 小梅太郎 | 2016年5月14日 (土) 00時49分
母に対するご丁寧なお言葉ありがとうございます。
数年間の介護生活のあと母が亡くなった時には「昔はひどい言葉使ったな~」とか「もっと孝行しておけば」とか色々と反省の気持ちが沸々と湧き出てきました。
孝行をしたいときには親はなし・・・ですね。
「戦争前は娯楽が少なかったから歌舞伎が来ると朝から晩まで見ていた」とか祝津の近くにあり戦後火事で焼失した「〇〇閣」(名前聞いたのですが忘れました)で遊んだ話とかも母から聞きました。
亡くなった今・・・もっと聞いておけばと反省しております。
投稿: ドラ息子 | 2016年5月15日 (日) 23時28分
ドラ息子さん、こんばんは。
なかなか難しいですよね。“孝行をしたいときには親はなし”というのは、分かってはいるのですが…
ドラ息子さんの言葉に、私もちょっと考えてしまいました。
“祝津の近くにあり戦後火事で焼失した「〇〇閣」”というのは、きっとオタモイにあって、戦後に焼失した「龍宮閣」のことですね。
投稿: 小梅太郎 | 2016年5月16日 (月) 02時16分