2016年1月いっぱいで休業した小樽洋食処「夢二亭」の建物「旧塩田別邸」の様子を見に行ってきました
入船2丁目にある、小樽市指定歴史的建造物の「旧塩田別邸」を活用した小樽洋食処「夢二亭」が、2016年1月31日をもって長期休業になってしまったのは、このブログでも取り上げました
※その時の記事はこちら。
・歴史的建造物の「旧塩田別邸」を活用した小樽洋食処「夢二亭」が休業するとのことです
その後、建物の様子がちょっと気になったので、先日、見に行ってきました(写真は3月11日撮影)。
建物や看板類はそのままでしたが、玄関には休業のお知らせが貼ってました(玄関前は、そんなに雪が積もってなかったので、雪かきされてるのかな)。
また、元々あったサイトにアクセスしてみると、現在は、このような文章が掲載されてます。
(サイト:夢二亭より)
今回の長期休業は、店内暖房設備、厨房機器等の老朽化に伴ってということですが、再開の目途は立ってないということなんですよね。残念です。
小樽市指定歴史的建造物の旧塩田別邸
歴史的建造物の「旧塩田別邸」を活用した洋食処「夢二亭」は、それまで営業していた料亭「小樽夢二亭」の閉店後(平成23年7月28日をもって営業終了)、その名前をそのまま引き継いで、平成23年12月20日にレストランとしてオープンしたんですよね。最初は確か「ハンバーグ&ステーキ 夢二亭」と言ってましたね。
この小樽市指定歴史的建造物の旧塩田別邸についてですが、大正元年(1912年)頃の建築とのことで、木造1階一部2階建で、横には木骨石造が建ってます。
小樽市のホームページ内に建物概要の記載があるので、引用させていただきます。
この建物は、小樽有数の回漕店を営む塩田安蔵の邸宅でした。
初代安蔵は、明治20年代に堺町と南浜町(現色内)に店を構え、二代安蔵は、昭和初期に小樽・樺太間に豪華な貨客船を就航させました。
本邸は和風の主屋に石造りの蔵を組み合わせています。
かつて「大玄関」の左側に応接間と茶室、縁側の奥に「大広間」がありました。平成3年、原形を活かして料亭に改め、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 :旧塩田別邸
ということで、引用文中の平成3年の料亭というのが、先の料亭「小樽夢二亭」のことですね。
この旧塩田別邸は、とても歴史のある素敵な建物なので、何とか再開できるといいですね。
現在は、まだ店舗が営業していたころの外観を保っていますが、この建物が使われずに廃れていくのを見るのは辛いですから。
【関連記事】
・歴史的建造物の「旧塩田別邸」を活用した小樽洋食処「夢二亭」が休業するとのことです
・ハンバーグ&ステーキ 夢二亭/旧塩田別邸
・小樽夢二亭が営業終了/旧塩田別邸
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