« 小樽運河が幻想的な「青の運河」に【小樽ゆき物語】 | トップページ | 船見坂のカフェ「ARINCO MOU DASH(アリンコモウダッシュ)」のマフィン2種類をお土産でいただきました »

2015年12月 1日 (火)

第21回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞が発表されました(平成27年)

小樽には、歴史ある貴重な建物を「小樽市指定歴史的建造物」として指定する他に、景観を主眼にした「小樽市都市景観賞」と、それに準じる「小樽市都市景観奨励賞」があります。

Otaru_20151007_145519

そして、第21回小樽市都市景観賞都市景観奨励賞の発表がありました。

11月24日に決定したとのことで、小樽市HP内に詳細が掲載されています。このことは、2015年11月28日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄にも掲載されてましたね(以下、新聞記事も参考にしています)。

※小樽市HP内の受賞物件詳細はこちら:小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

今回の受賞物件は、次の各2件でした。

小樽市都市景観賞
「日本基督教団小樽教会」
「旧岡崎家能舞台を生かす会の活動」

小樽市都市景観奨励賞
「都会館」
「港湾振興プロジェクト「港を巷に」の活動とコンテナカフェPHANTOM」

個別にちょっと紹介したいと思いますが、その前にこの賞についての説明を小樽市HPから引用させていただきます。

小樽市都市景観賞は、小樽の歴史と風土に調和した都市景観をつくり出している建築物やイベントなどを表彰することにより、都市環境の向上とまちづくりへの関心を高めていただくため、昭和63年に設けられました。
 都市景観の形成に寄与している建築物やイベントなどを行っている個人・団体に小樽市都市景観賞を、小樽市都市景観賞に準じるもので、良好な都市景観形成への積極的な姿勢と努力が認められた個人・団体には都市景観奨励賞を贈呈しています。
小樽市 :小樽市都市景観賞トップ

ということで、2001年(平成13年)からは、隔年で選定されているようですね。


それでは、まずは小樽市都市景観賞の2件です。

日本基督教団小樽教会

Otaru_20151129_142453
(2015年11月29日撮影)

日本基督教団小樽教会は、富岡町の商大通り沿い、小樽市総合福祉センター(小樽市保健所の横)の交差点の一角に建ってます。

Otaru_20151129_142603

ここは、一昨年(2013年)に建物が新しくなったんですよね。

地元後志産のカラマツ材を外壁材、構造材に多く使用しており、建物正面の左角には昭和25年製造の鐘を3つ組み合せて設置し、教会のシンボルとしている。
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

ということで、木の質感と色が落ち着いた雰囲気で、ともてモダンな外観ですね。

Otaru_20151129_142719


旧岡崎家能舞台を生かす会の活動

Otaru_20150803_152413
(2015年8月3日撮影)

旧岡崎家能舞台を生かす会(2007年に発足)は、小樽市公会堂の敷地内にある「旧岡崎家能舞台」(小樽市能楽堂)の再建を目的として、小樽の能楽文化を広めるために、様々な活動をしているんですよね。

その活動から地域コミュニティの再生と地域文化興隆の一翼を担い、能楽による「まちづくり」を目指し、能楽体験教室や市民能の上演など精力的に活動している。
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

ということで、その活動が受賞対象となってますね。

Otaru_20150803_152127

【関連記事】
夏季公開中の小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)を見に行ってきました


続いて、小樽市都市景観奨励賞の2件です。

都会館

Otaru_20150205_143525
(2015年2月5日撮影)

梁川通りの端の方に建つ都会館は、1923年(大正12年)建築で、「第21部火災予防組合番屋」として建てられたものだそうで、火の見櫓があるんですよね。

Otaru_20150205_143537

現在も町内会館として使用されているというのが、素晴らしいですね。

Otaru_20150205_143513

【関連記事】
梁川通りの都会館


港湾振興プロジェクト「港を巷に」の活動とコンテナカフェPHANTOM

Otaru_20150912_142204
(2015年9月12日撮影)

小樽港の振興に向けて活動する、小樽商工会議所の港湾振興プロジェクトの取り組みが受賞してます。

港を人が憩い賑わうための場にするための提案の一環として、積極的な市民参加を促すためのプロモーション映像を製作し、この中で登場したコンテナカフェを実験的に設置、営業を行った。
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件

ということで、映像はとても素敵だけど考えさせられる内容で、その映像の中で出てきたコンテナカフェを、実際に港に出現させたんですよね。

こちらがそのプロモーション映像「港を巷に - for our Future -

で、コンテナカフェPHANTOMは、8月下旬から9月にかけての金・土・日・祝日の期間限定で営業してました(結局、私は行くことができませんでしたが…)。

Otaru_20150912_142222

Otaru_20150912_142256

【関連記事】
みなとまち小樽映像プロモーションプロジェクトによる映像「港を巷に - For Our Future -」が公開されてます
小樽港第3ふ頭近くに「社会実験コンテナカフェ〜PHANTOM〜」がオープンしてます(まだ入ってませんが…):


おわりに

ということで、以上が第21回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞の受賞内容でしたが、こういう街づくりや活動が、小樽らしさを生んでいるんですね。

※参考
小樽市 :第21回小樽市都市景観賞受賞物件
小樽市 :小樽市都市景観賞トップ
・2015年11月28日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄

【関連記事】
第20回(平成25年度)小樽市都市景観賞、及び奨励賞が発表されました


ランキングに参加しています。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 小樽情報へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ


スポンサーリンク

|

« 小樽運河が幻想的な「青の運河」に【小樽ゆき物語】 | トップページ | 船見坂のカフェ「ARINCO MOU DASH(アリンコモウダッシュ)」のマフィン2種類をお土産でいただきました »

小樽市都市景観賞関連」カテゴリの記事

コメント

小梅太郎さん、こんばんは。
今年の都市景観賞の応募数は11件だったそうで、前回の半分以下ですね。たくさん応募すればよかったと後悔しています。
次回は何件も応募出来るよう、今のうちに候補を考えておきます(笑)。

投稿: F | 2015年12月 2日 (水) 22時21分

Fさん、こんばんは。
今年は都市景観賞の応募数自体が減ってしまったんですね。
確か7〜8月に募集してましたね。
そうか、誰でも応募はできるんですよね。
次回は、このブログでも募集の告知をしようかな。

投稿: 小梅太郎 | 2015年12月 3日 (木) 02時00分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第21回小樽市都市景観賞と都市景観奨励賞が発表されました(平成27年):

« 小樽運河が幻想的な「青の運河」に【小樽ゆき物語】 | トップページ | 船見坂のカフェ「ARINCO MOU DASH(アリンコモウダッシュ)」のマフィン2種類をお土産でいただきました »