塩谷のゴロダの丘に建つ伊藤整文学碑
小樽ゆかりの文学者、伊藤整の文学碑が、塩谷のゴロダの丘という高台に建っています。
「伊藤整文学碑」
※行ったのが8月なので、季節が今とちょっとズレているのでご了承を。
塩谷の海を見渡せる、国道5号線横の小高い丘に、その文学碑が建っているのですが、ゴロダの丘という名称の由来等については、よく分かりませんでした(“ゴロダ”とは、ごろごろと石が転がる様子を表した言葉だとか…。参考:書籍「小樽散歩案内」発行:有限会社ウィルダネス)。
1905年に松前郡に生まれ、すぐに塩谷村(当時)に移住した伊藤整は、幼少期から青年期までを塩谷で暮らし、生家は、今はないですが、ここの近くにあったそうです。
伊藤整は、庁立小樽中学校(小樽潮陵高校の前身)から、小樽高等商業学校(小樽商科大学の前身)で学んでますね。
伊藤整といえば、小樽の冬の風物詩となったイベント「小樽雪あかりの路」は、伊藤整の詩集「雪明りの路」にちなんでつけられた名前なのは、よく知られていますよね。
伊藤整が亡くなったのが、昭和44年11月15日(満64歳)で、この伊藤整文学碑が建立されたのは、翌年昭和45年5月23日とのことで、碑文は、詩集「冬夜」に収められた「海の捨児」の冒頭部分で、自筆を拡大したものが刻まれているとのことです。
碑の周りは、ちょっとした休憩場所のようになっていて、とても静かな場所です。
国道の向こうに塩谷の海が見えますね。
この日は、最上町に抜ける道道956号小樽環状線の「ゴロダの丘歩道橋」という歩道橋の脇から、ゴロダの丘に上って、この文学碑まできたのですが、国道5号線からも上ってくる道があるようです。
(ゴロダの丘歩道橋)
国道5号線側から見た、ここがゴロダの丘かな?
私は残念ながら、文学系には疎いのですが、小樽ゆかりの文学者については、きちんと知っておきたいですね。
※参考
・小樽市 : おたる文学散歩 第35話 伊藤整文学賞の歩み
・伊藤整 - Wikipedia
【関連記事】
・小樽ゆかりの作家、小林多喜二の文学碑
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コメント
小梅太郎さん、今日は伊藤整、小樽ゆかりの文学者ですね。
ちなみに私が働いている会社に同姓同名の後輩がおります。
とてもいい奴です(彼は、大阪府泉佐野市出身)。
ゴロダの丘。私にはどうしても「ゴルゴダの丘」に見えます(笑)。
ところで、週末北海道に台風23号が来ますね。
小梅さん、そして小樽の皆様にに被害がないことを祈っています。
投稿: dlbzw31 | 2015年10月 6日 (火) 08時21分
dlbzw31さん、こんばんは。
ここ伊藤整文学碑は、国道横の目立たない場所にありますが、碑は立派でした。
それにしても、ゴロダの丘という名前は、変わってますよね。
伊藤整さんですか!同姓同名がいらっしゃるんですね。
台風の影響はどうでしょうかね。ご心配、ありがとうございます。
被害がないことを祈ってます。
投稿: 小梅太郎 | 2015年10月 7日 (水) 00時58分
こんばんは。
ゴロダの丘
こんな所なんですね。
伊藤整について読むと、必ず出てくる地名ですよね。
私も、どうしても「ゴルゴダの丘」を連想してしまいます。
これは整が生きている頃から、そう呼ばれていたんでしょうかね?
実家は家の周りに綺麗なバラが咲いていたそうですが、その家も無いんですね。
塩谷って、降りたことが無いとおもうんですよ。
お隣の蘭島には、しょっちゅう行っていたのに。
一度ゆっくり訪ねて、ゴロダの丘にも行ってみたいものです。
気になっていた場所を紹介してくださって、どうも有難うございました。
投稿: はは | 2015年10月14日 (水) 22時22分
ははさん、こんばんは。
実は私も初めて、ここゴロダの丘に行きました。
文学には疎いのですが、伊藤整の作品に出てくるんですね。
いつからそう呼ばれているのでしょうね(すいません、そこまでは分かりませんでした…)。
生家は国道拡張のために解体されたようですが、綺麗なバラが咲いていたんですね。
私もどちらかというと、以前は塩谷は通り過ぎていたのですが、なかなか興味深い地区ですね。
投稿: 小梅太郎 | 2015年10月15日 (木) 01時51分