「秋の美味(うまい)もん市」開催中の歴史的建造物・田中酒造本店に行ってきました
先日、色内大通り沿いに建つ、建物が何とも趣のある「田中酒造本店」に行ってきました。
ここ田中酒造本店の建物は、昭和2年(1927年)建築の木造2階建で、小樽市指定歴史的建造物でもあるんですよね。
場所は、色内大通りを手宮方面に進み、臨港線が運河沿いから市街地に入ってきたところとの交差点を過ぎてすぐの右手です。
実は、田中酒造では、9月18日(金)~9月27日(日)の日程で、「秋の美味(うまい)もん市」が開催されています。
時間は9:00~18:00で、ここ本店と信香町の臨港線沿いにある「田中酒造亀甲蔵」にて開催されています(田中酒造亀甲蔵の建物も、小樽市指定歴史的建造物です)。
「秋の美味もん市」では、小樽市を含む後志地域や札幌などの、安全・安心かつ、美味いもの、名産品、特産品を取り揃えて販売しているそうですよ。
今回は、この「秋の美味もん市」が開催中ということもあって、田中酒造本店に行ってきたのですが、店内の写真撮影はOKとのことで、ついついイベントよりも建物のほうをじっくり見てしまいました。お店の方、ごめんなさい。
田中酒造のサイト(田中酒造 本店 小樽の地酒専門店 田中酒造株式会社)にも書かれているのですが、昭和初期当時に復元された店内には、古い看板や帳簿などが展示されていて、何とも渋くて雰囲気のある店内です。
「田中酒造」は明治32年(1899年)創業と老舗の造り酒屋で、代表的な銘柄として「宝川」があります。
小樽市HP内に、小樽市指定歴史的建造物・田中酒造店の建物概要が掲載されているので、引用させていただきます。
田中酒造店(店主田中市太郎)の店舗として昭和2年に建てられ、以来、今日まで営業を続けています。
かつての酒造店の店構えを残した数少ない建築で、正面の軒下は、腕木を手前に迫り出す「せがい造り」になっています。
大正、昭和初期にかけて、この形の屋根が小樽の木造商店に多く見られました。
昭和初期の和風店舗を商品の販売、展示をかねながら修復、活用した良い例であり、平成元年、小樽市都市景観賞を受賞しています。
小樽市 : 田中酒造店
ということで、本当にここの店舗は趣きがあるんですよね。
「秋の美味(うまい)もん市」は9月27日(日)までの開催ですので、気になる方は忘れずに。
【関連記事】
・小樽の老舗の地酒専門店「田中酒造 本店」の建物は小樽市指定歴史的建造物
・小樽市歴史的建造物の「田中酒造本店」が営業再開してます
ランキングに参加しています。
にほんブログ村
スポンサーリンク
| 固定リンク
「 イベント」カテゴリの記事
- 「第10回冬の小樽がらす市」が今年も2月9日〜11日の日程で運河プラザ3番庫で開催されました(2019.02.14)
- 市立小樽美術館企画展「絵画のなかの登場人物―小樽ゆかりの画家たち」が開催してます(2019年5月12日まで)(2019.03.09)
- 小樽市総合博物館運河館で開催している「運河館ひなかざり」を見に行ってきました(2019.02.28)
- 市立小樽図書館まちづくり研究講座「小樽の歴史的建造物と未来」に参加してきました(2019.02.25)
- 「第10回冬の小樽がらす市」が今年も2月9日(土)〜11日(月・祝)の3日間、運河プラザ3番庫で開催されます(2019.02.06)
「 歴史的建造物 店舗」カテゴリの記事
- レンガ風のタイル張りが印象的な「旧前堀商店」(2014.07.07)
- 旧梅屋商店(現 小樽硝子屋本舗〜和蔵〜)(2012.06.30)
- 建物についてあまり紹介されることのない堺町通りの歴史的建造物「旧広海二三郎商店(現 おたる瑠璃工房)」(2017.06.30)
- 旧北海雑穀株式会社(現 小樽硝子の灯・彩や)が新たに小樽市指定歴史的建造物に【平成29年度】(2017.05.12)
- 観光客で賑わう小樽オルゴール堂本館は歴史的建造物の旧共成(株)の建物(2017.04.05)
コメント