ニュースより/小樽市指定歴史的建造物の旧板谷邸が再び海宝楼としてオープン
かつて、温泉と食事を楽しめる商業施設「海宝楼」として営業していた、小樽市指定歴史的建造物の「旧板谷邸」が、再び料理店「海宝楼」として、9月下旬にオープンするそうです。
(写真は全て2013年10月撮影です)
2015年9月4日付 北海道新聞朝刊小樽・後志欄に掲載されていました。
小樽市指定歴史的建造物の旧板谷邸は、海運業などで財をなした、小樽の海運王・板谷宮吉の邸宅として、大正15年(1926年)から昭和2年(1927年)にかけて建てられた、母屋が木造1階、蔵が石造2階建の大邸宅です(参考:小樽市 : 旧板谷邸)。
場所は、観光客で賑わう堺町通りの、以前は「おたる寿し処 多喜二」で、現在は「小樽たけの寿司」の趣のある建物の横からの坂道「見晴らし坂」を上っていった先の右手に建っています。
通り沿いに趣きある門があるのですが、2005年4月から「海宝樓」という温泉と食事を楽しめる商業施設に利用されていたものの、2007年12月から休業となってしまったんですよね。
その後、建物の周囲にはマンションが建って、2011年からのマンション2号棟建設の際に半分が取り壊されて、現在は、正面部分が残るだけになってます(参考:旧板谷邸の半分を取り壊し、マンション2号棟建設へ (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com))。
その後、しばらく使われてなくて、どうなったのかな〜と思っていたところの今回のニュースです。
新聞記事によると、現在、建物を所有する不動産会社から、飲食・ホテル業の会社が建物を貸借し、店名は「海宝楼」を引き継ぎ、4室で和洋食、地下室で鉄板焼きなどを提供するお店を9月下旬にオープンすることになったとのことです。
地下室があるのは知りませんでした。
離れの石造倉庫には、中国の富裕層をターゲットにした。絵画などを販売する免税店も開設するとか。
こういう店舗ができるという話は、全然知らなかったのですが、9月下旬ということは、もうすぐですよね。
ニュースを見る限り、ちょっと高級そうで気軽に行けるお店ではないようですが(汗)、せっかく歴史的建造物の立派で趣きある旧板谷邸の再活用が決まったので、今度は長く愛されるお店になるといいですね。
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