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2015年8月27日 (木)

小樽市忍路にある国指定史跡「忍路環状列石」(ストーンサークル)を見に行ってきました

先日、忍路(おしょろ)方面に行った際の様子を、いくつかの記事にしています。
※今回のこれまでの忍路関連の投稿については、この記事の最後にリンクをまとめてます。

ところで、小樽の忍路といえば、見所スポットとしてよく耳にするのが、ストーンサークル忍路環状列石(おしょろかんじょうれっせき)ですよね。

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忍路環状列石は、国指定史跡でもありますからね。

しかし、忍路環状列石って、有名ではあるのですが、子供のころに学校の行事が何かで見に行ったきり、ほとんど見に行くことがなかったんですよね(汗)
正直に言いますと、場所もどこだったかもよく分からないくらいでした。

実は、数年前にものすごく久しぶりに見に行ったのですが、ブログに書きそびれていたので、今回改めて見に行ってきました。

場所は、忍路湾から続く一本道から山側の高台を通って、フルーツ街道(北後志東部広域農道)に抜ける道路があるのですが、その道でフルーツ街道に出て左折すると、すぐに街道沿い右手に案内表示があって、そこからちょっと入ったところに、ひっそりとあります。

(フルーツ街道沿いの案内表示。塩谷側からきたところ)
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案内板がひとつあって、道沿いにちょっとした囲いがあるだけで、これが国指定史跡なのかとちょっと戸惑うくらいです。

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(案内板。この画像はクリックすると拡大します)
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国の史跡に指定されたのは、昭和36年3月10日とのことですが、そもそも忍路環状列石ってなんなのか、小樽市HP内の「小樽市内の文化財」というページに説明があるので引用させてもらいます。

忍路環状列石は三笠山山麓の緩斜面を平坦にカットし、その面に、大きな立石とその周囲に小石を並べたものを大きな楕円形(33m×22m)にめぐらせているものです。この遺跡は、縄文時代後期(約3.500年前)のもので、この時代に出現する「区画墓」と呼ばれる集団の墓地と考えられています。文久元(1861)年に発見され、大規模な土木工事の結果つくられたこの環状列石から、この地域に住んでいた集団の力を読み取ることができます。この環状列石の北側に隣接する同じ時代の忍路土場遺跡からは発掘調査で巨大木柱が発見されており、環状列石と関連する祭祀的な遺跡と考えられています。
小樽市 : 小樽市内の文化財

ということで、まずは、この遺跡が縄文時代後期(約3.500年前)という、とてつもなく古いものと推定されていて、そして、何のために作られたかというと、集団の墓地と考えられているんですね。

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ちょっと全体を写すことができなかったので、写真ではよく分かりませんが、確かに石が楕円形に並べられてます。

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この忍路環状列石の北側に隣接して、同じ時代の忍路土場遺跡という遺跡もあるとは知りませんでした(汗)

さらに、近くには、地鎮山環状列石(道指定史跡)というのもあるんですね。そちらも知りませんでした(参考:小樽市 : 小樽市内の文化財)。

ということで、以上、知ってはいるけど、なかなか見に行く機会のない国指定史跡「忍路環状列石」(ストーンサークル)の様子でした。

※参考
忍路環状列石 - Wikipedia
忍路環状列石 文化遺産オンライン
地鎮山環状列石 文化遺産オンライン

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【関連記事】
※今回、忍路に行った際の記事です。
忍路湾に行ってきました〜忍路の海は静かで綺麗なんです〜可愛い建物は北海道大学忍路臨海実験所
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「忍路通り踏切」の風景〜塩谷・蘭島間の単線にある踏切

※忍路には毎年海などを見に行って、その様子を記事に書いているので、それらのを記事をカテゴリー「忍路地区」にまとめてます。


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コメント

おはようございます。
「っえっ?」「これ?」ってな感じですよね。
小さい子供らには広さ的にも丁度いい遊び場では?

投稿: どう | 2015年8月28日 (金) 05時25分

どうさん、こんばんは。
そうなんですよね。
貴重な遺跡のはずなんですが、あまりにひっそり、無造作にありますよね。
知らない人が見たら、ちょっとした広場で、確かに遊び場に見えるかも(^-^;

投稿: 小梅太郎 | 2015年8月28日 (金) 23時28分

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