市立小樽文学館にて開催中の企画展「小樽・坂道物語展」を見に行ってきました(9月6日まで)
何だか小樽らしくて面白そうな企画展「小樽・坂道物語展」が、市立小樽文学館にて開催中です。
この企画展は8月8日(土)から始まっていて、気にはなっていたのですが、ようやく見に行くことができました。
場所は日銀通沿い、旧手宮線の下にある市立小樽文学館(市立小樽美術館と同じ建物)ですね。
期間は9月6日(日)まで。時間は9:30~17:00(入館は16:30まで)です。
休館日は月曜日。
入館料:一般300円、高校生・市内高齢者150円、中学生以下無料
※参考:小樽文学館
正面に海を見渡し、周囲を山に囲まれる小樽は、坂の街としても知られていますが、「船見坂」や「地獄坂」、「外人坂」といった名前がついている坂も結構あるんですよね。
そこで、今回の文学館の企画展「小樽・坂道物語展」ですが、小樽文學舎の公式サイト内の市立小樽文学館のページによると、
小樽は海と坂道の街であり、「船見坂」「外人坂」「地獄坂」「励ましの坂」など愛称で呼ばれる坂道は50にも及びます。季節ごとに、風景も足もとの状況も大きく変化する坂道は、行き交う人々にこの街で暮らす実感を、身体の感覚として与えてきました。詩歌、小説、映画にもさまざまな坂道が描かれ、そうした「坂道」に伴う数々の物語を作品の一部や写真、絵画などで構成します。会場内に坂道の急斜を実感できる装置も作成します。
小樽文学館
ということで、このブログでも、坂道についてはよく取り上げているので、今回の企画展にはとても興味があったんです。
で、ようやく行ってきたわけですが、市立小樽文学館は美術館と同じ建物内にあって、まず、1階で入館券(300円)を購入します。
文学館は2階の奥になります。
入館券を提示して中に入ると、左手に絵画や詩、写真などが展示されてます。
多くを占めているのが、札幌在住の山口忠さんによる、坂道の水彩スケッチの展示だったのですが、それらを“ここはあの坂道だ”、“これはどこの坂道だ?”などと坂道の風景を思い浮かべながら眺めるのが、なかなか楽しいですね。
奥にはなにやら坂が再現されてます。
説明パネルによると、小樽市内に確認できる、勾配を示す道路標識で一番数値が大きいのが、最近テレビなどでも取り上げられた、手宮公園へと上る「励ましの坂」の途中に設置されている標識の22%だそうです。
私かかなり急だと思っている、浄応寺の坂の標識の数値は20%だそうで、ちなみに、その20%の坂道を再現したのがこちらの坂道ということで、実際歩いてもいいそうです
で、歩きました(笑)
う〜ん、感じとしては、実際の浄応寺の坂はもっと急な感じなんですが、まあ、この坂がず〜っと続く訳ですから、もっと急に感じるんでしょうね。
そして、これはあくまで勾配標識の話で、小樽市内のあちこちには、まだまだ急な坂道はあるでしょうけどね。
こちらは、パンフレットにも使われている、小樽在住のイラストレーター・田中眞理さんによる、小樽市内の坂道を記したイラスト(鳥瞰図)で、場所と高低差をイメージしやすくて、分かりやすいですね。
この展示自体は、かつて広報おたるで連載されて、現在は小樽市HP内の掲載されている、「おたる坂まち散歩」に拠って出来上がった企画展だそうです(実物の広報おたるも展示されてました)。
「おたる坂まち散歩」は、私も参考にさせてもらってますし、とても興味深く読ませてもらってます。
→小樽市 : おたる坂まち散歩
ということで、展示はスケッチなどが面白かったですが、他の資料は読むのが結構大変なので(文学館ですから当然なんですが…)、坂道の写真なんかがたくさんあったら、もっと楽しかったかも。
それにしても、まだまだ、私も上ってない坂道がたくさんあるので、これからもあちこち行って、このブログで紹介していきたいと思ってます。
そうそう、文学館内はその他に、小樽ゆかりの文学者についての資料などが常設展示されています。
そちらについては、また別の機会に。
ちなみに、こちらは展示されている、再現された伊藤整の仕事場。
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・市立小樽文学館にて企画展「小樽・坂道物語展」開催中(まだ行ってませんが、是非行きたい!)
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コメント
小梅太郎様 今日は。
いつもブログを楽しく見せてもらい、小樽徘徊の参考にしております。
先日の宗円寺近辺の記事を見て、また行かなくては思っております。
今回の「小樽・坂道物語」訪問の報告の中で、私のスケッチにも触れていただきありがとうございます。
実は坂好きの貴兄の感想は?と気にしていました。
小樽の坂をよく知っている方がどう思うか、と言うのが今回の展示動機のひとつでした。
これからも坂歩きを続けます。よろしくおねがいします。
投稿: やまぐち | 2015年8月23日 (日) 12時15分
やまぐちさん、こんばんは。
「小樽・坂道物語展」にようやく行ってきました!
以前、やまぐちさんからコメントをいただいてから、時々、ブログで作品を拝見させていただいていたので、今回、やまぐちさんの作品が展示されているというのを知って、楽しみしてたんです。本当ですよ!
個人的には、名前もない坂道のスケッチに、う〜ん、これはどこだろう?って考えるのが楽しかったです。
もちろん、名の知られた坂道は風景も素敵で私も好きですが、名もなくても生活とともにある坂道には、なんとなくひかれます。
私も、これからも坂道歩きを続けたいと思ってます。よろしくお願いします。
投稿: 小梅太郎 | 2015年8月24日 (月) 00時59分
この記事とはちょっと違うのですが文学館へ行ってきました。
小梅太郎さん、発見です(*_*)と言っても小梅太郎さんは気がついていたかもしれませんが。。。
戸塚新太郎御夫妻があの歌碑の前で写っている写真がありました。回りにはまだ木々が茂っていません。何度も確認してしまいました。
月日が過ぎるって面白いものです。まだまだ文学館は楽しめますね。
投稿: EKO | 2015年11月11日 (水) 23時59分
EKOさん、こんばんは。
いえいえ、全然気付いてません!
実は、戸塚新太郎展は行ってないんです。
なんと、あの歌碑の前での写真があるんですか!?ご夫妻で。それは発見ですね!そうか、まだ木々は茂ってないんですね。
そういうのを発見すると、何だか嬉しいですよね。
う〜ん、私はもうちょっと文学館を楽しんだ方がいいみたいです。
投稿: 小梅太郎 | 2015年11月13日 (金) 02時41分