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2015年6月26日 (金)

手宮地区の「能島通り」を歩く

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だいぶ前の5月上旬のことなんですが、手宮方面を時間をかけてぷらりぷらりと巡ってきたことがありました。

その際、ブログでは十間坂などについて紹介したのですが、まだ掲載してない話題があるので、遅ればせながら紹介したいと思います。

で、今回は題して“「能島通り」を歩く”です。


能島通りの場所

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この「能島通り」は、手宮地区の商店街にもなっている、錦町に位置する通りです。

以前、紹介した幅が広く急な坂道「十間坂」は、坂が終わってから、そのまま手宮仲通りの手宮市場近くの交差点まで、幅広のまま続いていて、そこは十間通りと呼ばれてます。

(十間坂です)
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(十間通りです)
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※先日コメントをいただき、十間坂自体も十間通りと呼ぶこともあるようです。また、十間通りは、以前は「おたるいか電祭り」が開催され、いか電広場とも呼ばれてますね。

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その十間通りに続く、手宮仲通りを渡った先の通りが「能島通り」になると思います。

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実は、厳密にどこからどこまでという表記が見つからなかっでのですが、ここからその先のバス通り(梅ヶ枝町方面への通り)までのようです。

「能島通り」という名称は、地図には表記がありませんし、通りに表示があるわけでもないのですが、地元では通称として普通に使われているようですね。


能島通りの名前の由来

この「能島通り」という通りの名前は、初代・能島繁蔵に始まる、この地の大地主の能島家に由来するとのことです。

小樽市HP内の「おたる坂まち散歩」の「第5話 十間坂(後編)」では「能島(のじま)通りと十間坂」という文章が掲載されているので、一部引用させていただきます。

明治のころ、この地の大地主能島家が、3代にわたって周辺の道路開削やまちなみの整備を自費で行いました。さらに、能島家が管理する私道を一般道として提供し、その後、この道路用地をそっくり市に寄付したのです。能島の名を冠した通りには、住民の能島家に対する深い思いが込められているのでしょう。
小樽市 : おたる坂まち散歩 第5話 十間坂(後編)

ということで、個人の名前が通りの名前になっているのですね。


能島通りを歩く

では、ざっとですが、能島通りを歩いてきた様子です。

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手宮仲通りから入ってすぐ、以前はここに餅屋さんの竹屋穴田餅店があったのですが、なくなってしまいました。

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この北小樽会館は、かなり渋いですね。
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この左手奥に、通り名の由来となっている能島宅があるのですが、おそらく現在も個人宅だと思うので、近くで写真は撮りませんでした。離れもあって、さすが敷地が相当広いようです。

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昭和8年創業の老舗、千成(せんなり)寿司です。
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(お店のサイトはこちら:小樽千成寿司

銭湯の富士の湯温泉。大正時代からある銭湯とのことです。
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(参考:北海道公衆浴場業生活衛生同業組合 ≫ 富士の湯温泉

途中のこちらは、1階には店舗が入っているようですが、2階は住宅でしょうか。趣ある建物ですね。
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老舗餅屋「開福餅」ですね。時々買ってます。
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パン屋さんの「リッチ」。名前は聞いたことがあるのですが、まだ食べたことがないので、今度ここのパンを食べてみたいですね。
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そして、この先でバス通りに出て、通りは終了です。

(振り返ったところ)
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おわりに

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手宮地区は、かつては石炭を運ぶ鉄道があって港があってと、大変な賑わいだったそうなので、この能島通り界隈も以前はかなりの活気があったのでしょうね。

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現在はちょっと寂しい雰囲気ではありますが、今も地元の方々が利用するお店が並ぶ、地元の方々が行き交う通りなのでしょうね。

あっ、先日の小樽稲荷神社例大祭(手宮祭り)では、ここ能島通りも車両通行止めにして、露店が並んでとても賑わったようですね。
あ〜、行けばよかった…

※参考:手宮地区の夏祭り!小樽稲荷神社例大祭 (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)

【関連記事】
※ぷらりぷらりと巡ったこの時の様子を書いた、手宮地区の記事です。
手宮の老舗餅屋「開福餅」の人気のべこ餅に柏餅・豆大福・草大福
手宮に行くと買いに行きたくなるパン屋さん「GABBEH(ギャベ)」
小樽で最も古い歴史をもつ市場「手宮市場」

手宮の十間坂を上る
稲穂町から手宮方面へと浄応寺の坂を下る
市街地の稲穂町から手宮方面へ抜ける「色内小学校前の坂」

※その他の関連記事
あれ?手宮(錦町)の竹屋穴田餅店が閉店してる!?


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