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2015年5月24日 (日)

「梁川通り歴史セミナー」を受講してきました〜歴史を知るとさらに面白い梁川通り

最近発行された、商店街の公式ガイドブックも好評で、何だか近頃面白そうなのが「梁川通り」なんです。

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今回、その梁川通りについて、さらに深く知るための「梁川通り歴史セミナー」なる無料セミナーが開催されたので、受講してきました。

現在、市立小樽美術館で開催中の特別展「小樽運河・いまむかし」と梁川商店街とのコラボ企画として、5月24日(日)の10:00から市立小樽美術館1階ミーティングルームで開催されました。

(市立小樽美術館)
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講師は、その「梁川通り商店街公式ガイドブック」の執筆・編集を担当した佐藤圭樹さん(有限会社ウィルダネス)です。

ちなみに佐藤さんは、私のバイブルともなっている「小樽散歩案内」や、小樽の貴重な写真が満載の「写真で辿る小樽〜明治・大正・昭和〜」も書かれているんですよね。なので、セミナーも楽しみにしてました。

ところで、現在の梁川通りを知っている方は分かると思いますが、実際に歩いてみるとちょっとひっそりとした雰囲気で、ここの梁川商店街はお世辞にも賑わっているといった雰囲気ではないんですよね。

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ただ、何とも昭和の懐かしさも感じさせるその商店街は、味わいがあって、実は美味しいお店が結構あったりするんですよね(若鶏時代なると、大和家本店、伊勢鮨、ら〜めん渡海家、東香楼、やま安、やま彦など)。中央市場も梁川通りをまたいで建っています。

そして、何よりセミナーまで開かれるというのは、ここ梁川通りは名前の由来も含めて、この通り界隈の街の変遷がとても面白いんですよね。

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そもそもは、明治5年(1872年)にまだ荒れ地だった稲穂町一帯の土地を、当時開拓使だった榎本武揚(えのもとたけあき)と北垣国道(きたがきくにみち)が購入したのが始まりなんですね。

で、榎本武揚の雅号の梁川(りょうせん)を訓読みにしたのが、梁川(やながわ)通りの名の由来となってるんですよね。ちなみに、北垣国道の号は静屋(せいおく)で、こちらは都通りの1本国道側の「静屋(しずや)通り」の由来となっています。

その2つの通り名は、明治38年の地図に、すでにその使用されているのが確認できるんですね。
その後、通りの呼び方も色々と変わっていて、梁川通りとは呼ばれていなかった時期もあるようで、その辺りの話も面白かったのですが…

とまあ、これはほんのセミナーのさわりで、このことは商店街の公式ガイドブックにも掲載されているのですが、その他にもこの2人にまつわる色んな話や、古い地図や写真を見ながらのその当時の梁川通り付近の様子の解説など、1時間半を越えるセミナーはあっという間でした。

個人的には、今回のセミナーで、これまで断片的に何となく知っていた情報が、梁川通りというキーワードで繋がったような感じで、何だかすっきりで、とてもためになりました。

もちろん、今回の得た知識や情報などは、今後のブログにも生かしていきたいと思います。
関係者の皆さん、どうもありがとうございました。

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※補足
梁川通りを歩くと、通りの両側に立つ、5個の水銀灯を連ねたちょっと変わった形の街灯が目に入りますが、この形を「スズラン型」と呼ぶそうで、これがまた梁川通りの懐かしい雰囲気をさらに演出してますね。

ただ、現在この街灯のLED化を検討しているそうですが、電球部分(のカバー?)が型がもうなくて製造できないそうです(この日来ていた商店街の理事長さん談)。

う〜ん、ガラスの街・小樽でなんとかならないんでしょうかね。

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▼講師の佐藤圭樹さんの著作


「小樽散歩案内」は発行元のウィルダネスのサイトから購入できるようです。
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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

おもしろそうなセミナーですね。
「小樽散歩案内」は私も持ってます。
なかなか行けないのですが 読んでるだけでも楽しいです。
梁川通り商店街公式ガイドブックも読んでみたいですねー。

投稿: kちゃん | 2015年5月25日 (月) 03時32分

土方歳三や永倉新八の噂話が出てきたのか気になってます。徳川の埋蔵金の行方、土方歳三の子孫の行方と遺物の存在。NHKのドラマのシナリオが変わる歴史の噂の存在。coop南の裏に住む内海さんに話を聞き、近くの寺の資料館を見に行った。永倉新八の子孫の人は何も知らないらしく。新撰組の秘密主義は、今のCIAより強いですね!土方歳三の遺骨は、西本願寺別院に有るらしい。一枚残った土方歳三夫妻の老後の遺影は、土方歳三の養子の子孫の娘さんの今の段階で、廃棄されたのか?あまり歴史に関心がない娘夫妻みたいですね。このまま消えて行きますね。資料が廃棄されているらしい。オヨヨ!

投稿: 竹越短足 | 2015年5月25日 (月) 06時03分

楽しそうなセミナーですね。
梁川通りの本読んでみたいです♪
梁川通りって立ち飲み屋さんとかおんぼろ?ラーメンやさんとかあって(銭湯もあるし)、何とも不思議な雰囲気があるなあと思ってました。
(もう立ち飲み屋さんはなくなっちゃってたけど)
またいろんなお話楽しみにしています!

投稿: rum | 2015年5月25日 (月) 17時20分

小梅太郎様 こんばんは。
今回は参加できませんでしたが、来月(27)の小樽運河~梁川通りを歩くガイドツアーは参加予定です。
龍宮神社 例大祭6月20日(土)〜22日も楽しみです。

投稿: dialin6700 | 2015年5月25日 (月) 20時53分

kちゃんさん、こんばんは。
なかなか興味深くて、ためになるセミナーでした。
「梁川通り商店街公式ガイドブック」は、観光案内所で言えばもらえると思うのですが、そんなにあちこちにあるものではないようです。
「小樽散歩案内」は面白いですよね!


竹越短足さん、こんばんは。
う〜ん、そちら関連の話はありませんでした。
梁川通りとはあまり関連がなかったでしょうかね。
歴史の資料がなくなっていくのは残念ですね。


rumさん、こんばんは。
少人数のセミナーでしたが、色々と勉強になる内容でした。
梁川通り商店街公式ガイドブックは、読み物としても、かなりのボリュームで、面白いです。
確かに梁川通りは、ちょっと懐かしい独特の雰囲気ですよね。
これで、もうちょっと人通りが多くなると、いいのですがね(^-^;


dialin6700さん、こんばんは。
ガイドツアーのほうに参加されるのですね!
私はそちらは参加の予定はないのですが、説明付きのガイドツアーは、面白そうですよね。
北運河や梁川通りといった、回る場所がいいですよね。
お祭りも楽しみですね!

投稿: 小梅太郎 | 2015年5月26日 (火) 01時37分

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