白い壁が素敵なカトリック小樽教会住ノ江聖堂(旧名称:カトリック住ノ江教会)
住吉神社の近くに、とても趣のある素敵な教会があります。
「カトリック小樽教会住ノ江聖堂」
名前を聞いて、あれ?っと思った方もいるかと思いますが、この教会は、以前は「カトリック住ノ江教会」という名称だったんですよね。
教会の運営については全く分からないのですが、2015年4月1日より、小樽市内にあるカトリック住ノ江教会とカトリック富岡教会が統合して、「カトリック小樽教会」となったそうです。
で、ぞれぞれ、カトリック小樽教会住ノ江聖堂とカトリック小樽教会富岡聖堂と名前が変わったそうです。
小樽ジャーナルのこちらの記事に詳細が掲載されていました。
→住ノ江教会と富岡教会が統合!"カトリック小樽教会"誕生 (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)
とはいっても、やっぱり「カトリック住ノ江教会」が馴染み深いですかね。
さて、この住ノ江教会(今回はこのように表記します)の場所ですが、住吉神社の横の坂を上り、途中右折すると、左手のちょっと奥まって高くなった場所に建っています。
この建物は、共成株式会社の社長を務めた佐々木精二氏の邸宅として、1897年(明治30年)頃に建てられたもので、木造平屋ですが真っ白な壁と八角形の部屋の部分がとても印象的な、趣きある建物です。
ちなみに、共成といえば、北海道有数の精米、米穀商で、メルヘン交差点の小樽オルゴール堂本館の建物が、その共成の建物ですね。
その後、1949年(昭和24年)にカトリック富岡教会の分教会として、この建物を譲り受け、そして教会として増改築していったそうです(参考:あゆみ - 詳細表示 - カトリック小樽教会・住ノ江(旧カトリック住ノ江教会) - Yahoo!ブログ)。
裏の通りから、建物の後ろを見ると、また違った趣なんですよね。
この建物が元々個人の邸宅だったとは思えないくらい、とても素敵な教会ですが、現在もこの建物が現役で教会として利用されているというのが、何より素敵ですよね。
※カトリック住ノ江教会のサイト(ブログ)はこちら。
カトリック小樽教会・住ノ江(旧カトリック住ノ江教会) - Yahoo!ブログ
※カトリック富岡教会のホームページはこちら。
カトリック富岡教会ホームページ - catholic-tomioka-otaru Jimdoページ
こちらが富岡教会ですね。
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コメント
唐突に恐縮です。
この建物は映画「サムライの子」で主人公の女の子が悪ガキのクラスメイトに後をつけられ駆け込んだシーンがあるのですが、その建物でしょうか?
全体としてはとても良く似ているのですが細かいところで相違があり周りの地形や雰囲気も変わっています。
映画では1962年当時の建物と周りの様子がわかります。
増改築を重ねたそうで、道の拡幅なども行われているようなので、それを考えるとこの建物かな?と思われます。
もしわかりましたら教えて下さい。
投稿: 内田篤 | 2024年7月10日 (水) 19時56分
小梅さま、お久しぶりです。
「さむらいの子」が話題にのぼっているのを拝見して
懐かしく思っています。内田さまのご指摘の建物は
旧 花園病院かと思います。田代みどりが病院のおじょうさんの役でしたね。ほとんどのシーンが小樽ロケということで
見知った場所が出てきて映画の内容はもちろん 懐かしい風景も楽しめます。原作者も小樽出身です。
投稿: よいよい | 2024年7月11日 (木) 10時52分
[サムライの子」はアマゾンプライムで見られます。
数年前 小樽市の主催だったかマリンホールで上映会があり
懐かしく もう一度見たいと探し当てました。
投稿: よいよい | 2024年7月11日 (木) 11時14分
お返事ありがとうございます。
やはり映画に出てくる場所はこの住ノ江教会のようです。
旧花園病院はこちらに画像がありましたがだいぶ形が違います。
http://otaru-class.com/blog/2017/08/23/%E6%97%A7%E8%8A%B1%E5%9C%92%E7%97%85%E9%99%A2/
住ノ江教会は元々富豪の住居だったので教会としては使いにくく増改築を重ねたものと思います。
「サムライの子」は本当に後世に残すべき名作だと思います。何度見ても飽きずとても感動したので、ネットを通してロケ地巡りをしています。
あとはエンディングの部分のサムライ一家が仕事に行く道がどこかわらず気になっています。
田口商店(酒屋)の場所がわかれば特定できそうですが、現存はしておらずネットでも情報がありません。もしわかればぜひ教えて下さい。
私は神奈川県出身で今は東京都小平市在住です。
小樽には86年の冬と95年の夏に観光で行ったことがあります。86年のときはまだそれほど観光地化されておらず古い建物もけっこう残っており小樽らしい雰囲気がありましたが、バブルを挟んで96年にはすっかりおしゃれな観光地となった印象でした。
またぜひ行きたいとは思っていますが諸般の事情で難しく、とりあえずネットで我慢です。
投稿: 内田篤 | 2024年7月11日 (木) 20時35分
お返事ありがとうございます。
私の勘違いだったようですね。田口商店はわかりませんが、調べてみたいとおもいます。
投稿: よいよい | 2024年7月11日 (木) 20時54分
内田篤さん、こんばんは。
すいません。私は映画「サムライの子」を見ていないので、具体的なことが分かりません。
主人公の女の子が駆け込んだ建物は、やはりこのカトリック小樽教会住ノ江聖堂だったのですね。
旧花園病院ではなかったのですね。
住ノ江聖堂はだいぶ増改築を重ねているようなので、今とは変わっているのかもしれませんね。
映画では1962年当時の建物と周りの様子が分かるというのは興味深いです。
名作で、内田篤さんは何度も見られているのですね。
あとはエンディングの部分のサムライ一家が仕事に行く道ですか。
これは、私もなんとか早くに見てみて、そういったロケ地を確認してみたいです。
内田篤さんは、小樽に86年の冬と95年の夏にこられたのですね。
確かに、その間でかなり観光地化が進んで、街も結構変わっていたのではないでしょうか。
ネットでの小樽めぐりにこのブログが少しでもお役に立てれば、とても嬉しいです。
よいよいさん、こんばんは。
お久しぶりです。
よいよいさんも「サムライの子」よくご存じなのですね。
ほとんどのシーンが小樽ロケということで、映画の内容ももちろんですが、古い小樽の風景も楽しめるというのもなんとも気になります。原作者も小樽出身なんですね。
映画のことは聞いてはいたのですが、まだ見たことがなく、これは見ないといけませんね。田口商店も気になります。
アマゾンプライム、了解です。
投稿: 小梅太郎 | 2024年7月12日 (金) 02時29分
小梅さん、よいよいさん、コメントありがとうございます。
私のように遠く離れた者にとってこのブログはたいへん有り難いもので感謝しております。
小樽と言えば小林多喜二の出身地でもあり、詳しいわけではありませんが私にとっては何かと思い入れがある街です。
「サムライの子」は個人的には今まで見た中でも一番の傑作で、友人知人関係などにも勧めまくっています。
有り体に言えば、貧困や差別が主要なテーマでしょうけど、もちろん今日的問題でもあり将来のことなども考えさせらます。
精神の健康や幸福のためにも子供から学び、良い意味で子どもの心を取り戻すべきだと考えたりしています。
ついでに言えば、私は一応カトリック信者で母方の祖々父は建築家でした。祖々父はキリスト教が解禁されてすぐの頃に京都三条にあった教会の建築の仕事に携わり、そのときに神父から感銘を受けて信者になっています。
その教会は今は明治村に移築されています。
投稿: 内田篤 | 2024年7月13日 (土) 00時36分