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2015年5月 4日 (月)

長橋なえぼ公園に約60年に一度咲くといわれる「チシマザサの花」を見に行ってきました

先日5月2日、長橋なえぼ公園に行ってきました。

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この時すでに桜は終盤、というかほとんどが葉桜の状態になっていたのですが、この日は別の目的があったんです。

それは「チシマザサの花」が咲いているとのことなんです。
しかも、チシマザサの花が咲くのは、なんと約60年に一度だとか!!

けど、「チシマザサの花」って???

って感じで、植物に特に詳しくない私はもちろん見たことはなく、どんな花なのかも全く分かってなかったのですが、何だかとても珍しそうなので見に行ってきました。

実はこの情報、先日、坂牛邸の馬酔木を案内してくださった関係者の方と、その馬酔木の情報を連絡くださった方、それぞれからいただきました。やっぱり珍しいものなのでしょうね。

今回も情報ありがとうございました。
ブログをやっていると、こういう貴重な情報をいただけるのが嬉しいですね。
※坂牛邸の馬酔木の記事はこちら。
坂牛邸の庭で馬酔木が白い花をたくさんつけてます

ということで、桜も散りかけていた長橋なえぼ公園に行ってきたわけですが、この公園はとても広くて自然あふれる森林公園で、様々な植物や野鳥、エゾリスなんかもいて、のんびり自然と触れ合える公園です。

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で、とても広いので、そのチシマザサの花がどこにあるのかが分からないので、今回は公園入ってすぐにある「森の自然館」という情報センターの受付で聞いてみました。

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すると場所は、公園内を真っすぐ奥に向かう散策路を歩いて行き、「ミズバショウの湿地」と名前のついている場所を過ぎて、「並木の原っぱ」も過ぎた左手とのことだったのですが…

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(ここかな?)
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その場所に群生しているササはあったのですが、花らしきものがなかったので、一度通り過ぎかけたのですが、あれ?っと思い、近づいてみて見ると、

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これですね。
この紫色っぽいのが、チシマザサの花ですね。

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いや〜、そういえば、肝心のチシマザサの花がどんなのかを調べ忘れ、情報センターでも聞き忘れたので、そもそもこういう花だとは思ってもいませんでした(汗)

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このチシマザサの花なんですが、ちょっと調べてみると、まずチシマザサはイネ科で、ネマガリダケとも呼ばれるとのことなんですが、こちらでタケノコ(細竹)と呼んでいるのはネマガリダケですから、お馴染みのササなんですね(参考:チシマザサ - Wikipedia)。

イネ科ということで、そのせいか穂先のような花ですね。

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ただ、厳密に言うと、この穂先のようなものから更に小さな花が出ていたということなので、どうやらこの時見ることができたものは、その小さな花が散った後のようなんですが、この辺りのことまではよく分かりませんでした(ということは、実際の花は見ることができてない、ということかな?)。

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周囲を見ると、この一帯のチシマザサは全てこの状態で花が咲いてましたが(散策路の反対側は違うササということで、花は咲いてませんでした)、それについては、

地に群生し、笹としては大型の高さ1.5- 3メートル、稈の上部でのみ枝分かれする。花は穂状で、約60年に一度とめったに咲かないが、咲くときは群落全体が咲き、結実後、枯死する。
チシマザサ - Wikipedia

ということで、確かに全体で咲いていますね。ただ、この後枯れちゃうんですね。

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それにしても、60年に一度の花というのは、何とも咲くまでが長いですよね。

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ただ、群生している場所ごとに咲くので、なえぼ公園で次にチシマザサの花が見られるのが60年後というわけではなく、順次別の場所でまた見られるだろうとのことでした。

ということで、今回は長橋なえぼ公園で見てきた、珍しいチシマザサの花についてでした。

今回も貴重な情報をどうもありがとうございました。

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長橋なえぼ公園:


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コメント

チシマザサは60年に1度咲いて、次の世代に命をバトンタッチするんですね。勉強になりました。長橋なえぼ公園は帰省した時に時間を作って、じっくりと季節の花々、昆虫、野鳥などを観察するために行くようになりました。子供の頃は「ピクニック」で行く公園、「原っぱ」がある公園のイメージしかありませんでした。もし家が近くなら、季節の変化を見に毎日行きたい公園です。

投稿: yukim | 2015年5月 6日 (水) 18時32分

yukimさん、こんばんは。
約60年に一度って、私も初めて知ったのですが、何だか凄いですよね。
長橋なえぼ公園は、なかなか行く機会がないのですが、自然いっぱいのこの公園は、本当にじっくり散策したいですね。
確かに近くだったら、しょっちゅう行きたい公園です。

投稿: 小梅太郎 | 2015年5月 6日 (水) 23時23分

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