赤坂の上からの小樽港の眺め〜そこは3つの坂の交わるところ
小樽は坂の街なので、ふと視界に小樽港が現れることがありますよね。
上の写真は、小樽病院前の通りを南小樽駅も過ぎて、海側に真っすぐ進んだ先で見ることのできる風景です。
ここに立つと、正面に小樽港が見えて、目の前に続く下り坂の先には、ちょうど赤と白の灯台を見ることができる眺めはお気に入りの風景なんです。
実は先日、ここからの眺めについて、小樽の魅力をウェブサイトやFacebookページにて発信する「おたるくらし」に寄稿させていただいたんですよね。
※その時の記事はこちらです。
→3つの坂が交わるところ〜赤坂からの眺め | ここかしこが慕わしいまち
この目の前に続く坂道が「赤坂」と呼ばれているのですが、ここからの眺めについて、当ブログでも少し紹介したいと思います。
最近、「おたるくらし」の寄稿後に時々掲載している、補足記事といったところです。
3つの坂の交わるところ
(南樽駅前あたりで、前方には海が!)
先ほどの小樽病院前の通り海側に進んでいくと、わずかに視線の先には海が見えて、個人的にはこの段階で「おお〜!」って感じですが(笑)、そのまま進むと車道は左右に下る坂道に、正面は車の侵入できない急な坂道になってます。
左側が観光客で賑わうメルヘン交差点へと下りていく「三本木急坂」で、右側が臨港線へと下りていく「山ノ上の坂」と呼ばれています。
こちらが「三本木急坂」。この先から下っていきます。
メルヘン交差点からの坂道ですね。
そして、こちらが「山ノ上の坂」です。
この先は臨港線と合流します。
そして、もうひとつの正面のとりわけ急な坂道が、「赤坂」と呼ばれる坂道です。
この3つの坂の交わる場所からの眺めが、今回のお気に入りの眺めというわけです。
結局は、正面の赤坂の上からの眺めということになるんですけどね。
ちなみにこのあたりは、住所は住吉町になります。
※三本木急坂と山ノ上の坂についての詳細は、今回は省いてますが、よければ以前のこちらの記事をどうぞ。
・三本木急坂と坂の途中の歴史的建造物:
・山ノ上の坂(安政の坂道)
赤坂から海を眺める
さて、3つの坂のうちの正面の赤坂は、舗装はされているのですが、かなりの急な坂道で、横についてるのは手すりなんでしょうかね。
車は通行できないものの、この坂に下にある臨港線沿いのゲオやユニクロといったお店への近道として、結構利用されているようで、写真を撮っている間も、ここを上り下りしている方が何人かいました。
ちなみに、この赤坂については、小樽市HP内にその説明があって、それによると、この近辺の土の色が赤かったことが名前の由来と言われているとのことで、坂の名前はとても単純な由来のようです。
ただ、その説明の中には興味深い記述があって、それによると、
坂の下の臨港線から坂のある斜面を見上げると、まるで海岸のがけのように見えます。昔は赤坂のすぐ下が海岸でした。臨港線のある場所は埋め立てによって出来た土地だったのです。
小樽市 : おたる坂まち散歩 第25話 赤坂(前編) (あかさか)
ということで、坂の下はその昔は海岸だったんですね。
埋め立てられたのは、昭和6年頃だそうですが、そうなると、赤坂の上からの眺めも、だいぶ違っていたかもしれませんね。
ただ、こうやって街のあちこちから海を見ることができるのって、やっぱり小樽ならではですよね。
この赤坂の上からの海の眺めは、小樽港を見渡すといった広大なものではないですが、ふと目の前に現れる、急な坂道とその先の海、そして、正面に見ることのできる赤と白の灯台は、やっぱり小樽らしくていい眺めです。
【関連記事】
・3つの坂(三本木急坂、赤坂、山ノ上の坂)が交わる場所から
・三本木急坂
・小樽の赤坂
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コメント
まさに小梅太郎さんが「おお~!」と感じた場所からの景色・・・それも夜の荒れた海の景色がずーっと脳裏に焼き付いていました。
南樽で降りて家へ帰るときに見た景色なんだと思います。
そこから先へは行った記憶がなかったので昨年帰樽時に行ってみましたよ。
ユニクロから海陽亭へ。「赤坂」を下ってみました。
小樽に住んでいたのに初めてとは・・・(ノ∀`)
それにしても子供の頃に見た景色って強烈なんですね。
臨港線の場所が埋め立てで出来たと知って何となく納得です。
投稿: EKO | 2015年4月20日 (月) 01時08分
EKOさん、こんばんは。
南樽駅の前の辺りから、真っすぐ続く通りの先で、通りは切れているけど、その向こうに海が見える風景は、何だか印象に残ってるんですよね。
その通りの先の「赤坂」ですが、坂の上周辺に住んでないと、なかなか歩く機会ってないですよね。
この辺りの地形は、歴史を含めて、なかなか興味深いですね。
投稿: 小梅太郎 | 2015年4月21日 (火) 01時00分