今年も春の訪れを告げる「御膳水の滝」が手宮の崖に出現してます
今年は2月中頃からあまり雪が降らず、3月に入って一度大雪が降りましたが、その後は穏やかに日が続き、こちら小樽は一気に雪解けが進んでいます。
で、今年も雪解けのこの季節限定の滝が、手宮公園下の崖に現れています。
「御膳水の滝」ですね。
ネットや新聞でも、滝の出現について掲載されていたので、早速見に行ってきました。
場所は、手宮の小樽市総合博物館の裏手で、高島・祝津方面に抜ける道道454号小樽海岸公園線沿いの崖を流れ落ちてます。
小樽市手宮洞窟保存館のすぐ横で、滝の上は手宮公園になりますね。
「御膳水の滝」という名前については、私がいつも参考にさせてもらっている、ディープな小樽のガイドブック「小樽散歩案内」(発行:有限会社 ウィルダネス)に詳しくし記載されています。
それによると、この滝の上流部には“御膳水”と呼ばれる泉があって、そこからあふれた水が流れ落ちているそうで、その御膳水という名は、明治14年(1881年)8月に明治天皇が小樽を訪れた際、この水を献上したことに由来する、と伝えられているそうです。
それで、この滝が「御膳水の滝」と呼ばれてるんですね。
そういえば、昨年まで、この崖は土が崩れ落ちるのを防ぐ補強工事をしていたのですが、この区間の滝の部分は岩盤のため工事の必要がなかったとのことで、それで、今年も滝が流れてるんですね(参考:2015年3月20日 北海道新聞朝刊小樽・後志欄)。
※小樽ジャーナルの記事では、この滝の区間は水路として擁壁工事からは外されたと記述されてますね。参考:手宮"幻の滝"に春の息吹!水流に洗われるフキノトウ (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com))
もうすでに雪解けがかなり進んでいるせいか、この日見た感じだけですが、水量は少ない感じでした。
雪解けのこの時期だけに見られる滝ということで、“幻の滝”なんて呼ばれたりもするのですが、まあ、それほど大層な滝ではないのですが、春の訪れを告げる、季節限定の滝なので、その名前と相まって、ちょっとありがたいですね。
【関連記事】
※「御膳水の滝」についての過去記事です。
・春の雪解けの時期限定、手宮公園下に現れる「御膳水の滝」(2014年度)
・春のこの時期だけ手宮に出現する「御膳水の滝」(2013年度)
※書籍「小樽散歩案内」については、こんな記事を書いてます。
・小樽散歩案内〜小樽をディープに知りたいならば、是非手元に置きたい本
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