小樽市総合博物館運河館にてギャラリートーク「小樽のパン屋のはじまり」を聞いてきました〜小さな企画展「小樽パン物語 序章」も開催中
現在、小樽市総合博物館 運河館では、小さな企画展「小樽パン物語 序章-小林三星堂などを中心に」が開催中です。
この企画展は、1月10日(土)から始まっていて、4月3日(金)までと長い期間開催しているのですが、かねてから、小樽って美味しいパン屋さんが多いと思っていたので、ちょっと気になっていたんですよね。
そうしたら、先日、3月7日(土)にそれに関連して、ギャラリートーク「小樽のパン屋のはじまり」が開かれるということで、聞きにいってきました。
日時は、3月7日(土)の14時~15時で、小樽市総合博物館 運河館の第1展示室に席を設けて開かれました。
参加に申し込みとかは不要でしたが、元々、運河館に入るのに入館料が一般300円(中学生以下無料、高校生・市内70歳以上 150円)がかかります。
開始時間に直接行ったのですが、すでに30人ほどが席に着いていましたよ。
学芸員さんによるトークは、「小樽のパン屋のはじまり」として、明治期から昭和初期に小樽にあったパン屋さんについての話で、私は知らないパン屋さんばかりの話題でしたが、小樽の戦前のパン屋さん事情など、ともて興味深い話でした。
ちなみに企画展のタイトルにも名前のある、明治からの「小林三星堂」は新富町にあり、とても繁盛していたそうですが、ここを開業した小林慶義の甥にあたるのが小林多喜二だそうです。
で、「小林三星堂」の支店が若竹町にできて、ここをまかされたのが、小林多喜二の両親だったそうですよ。
ちなみに、多喜二がパン作りを手伝いながら学校の通ったというのは、慶義の店の方のようです。
その他にも、話はたっぷり1時間弱あり、色々と興味深い話がたくさんあったのですが、せっかくですから、A4のコピー1枚でもいいので、資料があれば嬉しかったですね(さすがに内容を正確におぼえてられないので…)。
今回は、展示自体も序章というタイトルがついていて、トークも昭和初期までの話で、その後はまた改めてということだったので、続きがとても楽しみです。
次は、現在も営業しているお馴染みのパン屋さんの話も出てきそうですね。
開催中の小さな企画展「小樽パン物語 序章-小林三星堂などを中心に」については、数枚の説明パネルと貴重な写真による、ほんと小さな企画展なんですが、「小林三星堂」を中心に、今回のギャラリートークの内容を、ダイジェストでまとめたような展示です。
運河館に行った際には、足をとめてじっくり読んでみると、なかなか面白いですよ。
4月3日(金)までです。
※参考サイト
・小樽市総合博物館で「小さな企画展」-「戦前の地元パン文化」など紹介 - 小樽経済新聞
・「小樽パン物語序章」…小さな企画展 | 小樽観光案内所スタッフブログ
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コメント
多喜二の両親が小さなパン屋を営み時折母親が困窮極めた労働者に無償でパンを与えた姿を見てた…それは知ってましたが、小樽のパン屋の歴史としてそんな重要な位置付けのお店だったとは驚きました。当時のままのパン食べてみたいですね!!ここでは多喜二の生き様やその悲劇的な最後云々より「小林三星堂」が多喜二ゆかりの縁者だった事に万感の思いです。
投稿: T75 | 2015年3月12日 (木) 17時47分
T75さん、こんばんは。
今回のギャラリートーク「小樽のパン屋のはじまり」は、なかなか興味深い話が盛りだくさんで、面白かったです。
中でも、小さな企画展でもメインの「小林三星堂」の話と、小林多喜二との関わりについては、本当に興味深かったです。
投稿: 小梅太郎 | 2015年3月13日 (金) 00時36分