線路を渡る歩行者専用の「稲穂橋」〜小樽初のロードヒーティングが設置された橋
JR小樽駅から札幌側方面に進んですぐ、線路が小樽警察署近くに架かる富岡跨線橋の下を過ぎた先に、とても古くてちょっと渋い橋が架かってます。
この橋は「稲穂橋」です。
実は、以前も当ブログで紹介したことがあるのですが、稲穂小学校の前から、国道5号線方面へ抜けることのできる、線路を渡る歩行者専用の小さな橋です。
今は雪に埋もれてますが、橋の横には門のようなものが建っていて、そこに「稲穂橋」の表示があります。
さて、今回改めて掲載したのは、この稲穂橋について、ちょっと興味深い話が、小樽市限定の北海道新聞朝刊折込紙「新ねっとわーく小樽」に掲載されていたからなんです。
ちなみに、この「新ねっとわーく小樽」は、小樽市限定で、北海道新聞の朝刊に月1回(毎月15日)折り込まれるんですが、毎号、小樽の各地域の知られざる魅力について紹介したり、昔の写真を紹介したりと、小樽再発見のとても興味深い話題が掲載されているんですよね。
で、先月号(2月15日発行 No.7)に掲載されていた、この稲穂橋についてですが、それによると、小樽初のロードヒーティングは、この稲穂橋に設けられたそうです。
記事によると、この橋の両端は階段になっているのですが、これはこの区間の鉄道の高架化と、その後の電化によって橋をかさ上げしたためだそうで、その結果、階段が急傾斜となったため、ここにロードヒーティングが設けられてそうです。
ここが稲穂小学校の近くで、通学路というのにも配慮されたとのことです。
(これは稲穂小学校で、この前の小路の先に橋があります)
当時は雪が積もれば辺りの道路は真っ白になるわけで、勝手に雪が融けるのは不思議だったでしょうね。
ただ、現在はもっぱら人力で除雪されているとか…
以上、2月15日発行の「新ねっとわーく小樽」(No.7)から、興味深い内容を紹介してみました。
そうそう、この橋は鉄道の古レールを再利用してしているそうですよ。
この時、ちょうど電車が来たのですが、なかなか近くていい眺めでした。
【関連記事】
※以前の記事です。
・こんなところに線路に架かる「稲穂橋」
※おまけの話〜告知です
小樽市限定の北海道新聞朝刊折込紙「新ねっとわーく小樽」(毎月15日発行)には、なんと私の料理コラムも連載されているんです。
その名も「ローカルブロガー小梅太郎のおいしい小樽」です。
毎回、小樽らしい料理を意識して、簡単で美味しくて、ちょっと珍しい家庭料理を紹介しています。
もうすぐ15日の折込日なので、小樽で道新をとっている方は、是非読んでみてください。
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コメント
意外な秘話?でした。予算のかかる工事ですから、てっきり正に本署下の急坂や交通量の多い所が初めであり優先だと思いこんでました。ここの橋は街へ行くちょっとしたワクワクの抜け道近道でした。思えば子供時代は裏道良く知り時に道なき民家と民家の間の隙間を抜けたりと自由自在でした。また次回帰省の楽しみ増えました。
投稿: T75 | 2015年3月13日 (金) 13時57分
T75さん、こんばんは。
私も今回の折込紙の記事で初めて知って、ちょっと驚きました。
このような小さな橋に、初ロードヒーティングとは意外ですよね。
ここに橋があること自体、私は知ったのが最近なのですが、以来、結構お気に入りで、よく通っています。
ちょっと楽しい抜け道ですよね。
投稿: 小梅太郎 | 2015年3月14日 (土) 00時19分