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2015年3月16日 (月)

臨時休館中の「旧日本郵船株式会社小樽支店」が4月より開館

老朽化に伴う保存修理調査工事(事前調査)のため、臨時休館中の国指定重要文化財「旧日本郵船株式会社小樽支店」が、4月1日(水)より開館するとのことです。

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※2011年4月13日撮影
※情報元:旧日本郵船小樽支店開館 | 小樽観光案内所スタッフブログ

この事前調査は2013年9月1日から始まり、1年間の延長があって、今年(2015年)3月31日までの予定で、その間は臨時休館していて、館内の見学ができなかったんですよね。

堂々とした威厳あるこの歴史的建造物の館内が見学できなくて、がっかりした観光客も多かったのではないでしょうか。

この旧日本郵船株式会社小樽支店は、1904年(明治37年)着工、1906年(同39年)10月に落成した、小樽でも代表的な歴史的建造物です。

建物ついては、小樽市のHP内に詳しい説明があるので、引用させていただくと、

重要文化財旧日本郵船株式会社小樽支店は明治37年着工、同39年10月に落成した近世ヨーロッパ復興様式の石造2階建建築です。設計者は佐立七次郎、施工は地元の大工棟梁山口岩吉があたり、工費は当時の金額で約6万円でした。当時小樽は北海道開拓の拠点都市として商業港湾機能を充実しつつあり、船舶・海運・倉庫業界が競って、船入澗を設置し石造倉庫を建てました。また明治後半から一流建築家達が当時の最先端の技術で、代表的作品を残しました。この建物はその草創期の象徴的存在です。
 昭和30年市が日本郵船から譲り受け、翌31年から小樽市博物館として再利用されて来ましたが、44年3月には、明治後期の代表的石造建築として国の重要文化財に指定されました。
 しかし年ごとに老朽化が目立って来たため、59年10月修復工事を着工、33カ月の工期を経て62年6月しゅん工しました。ここに商都小樽を代表する明治後期の商業建築が優れた文化遺産としてよみがえりました。
小樽市 : 重要文化財旧日本郵船(株)小樽支店

ということですが、一度修復工事が行われているんですね。

で、保存修理調査工事が終わり、この4月から開館するとのことですが、今回のは事前調査なので、この後から、いよいよ本格的な補修工事が始まるということなんですよね!?

確か、以前のニュースでは2017年春をめどに再び休館する予定だったと思うのですが、その後の計画がどうなったかまでは私は分からないのですが、実際の補修工事の期間もそれなりにかかるのでしょうね。

いずれにしても、貴重な歴史的建造物ですから、この際、しっかりと修復してもらったほうがいいですよね。

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※2011年4月13日撮影

【関連記事】
「旧日本郵船(株)小樽支店」については、こんな記事を書いてます。
※臨時休館についての記事はこちら。
ニュースより/旧日本郵船(株)小樽支店の保存修理調査工事による臨時休館が1年延長
※建物についての記事はこちら。
旧日本郵船(株)小樽支店《建物等の基本情報》
旧日本郵船(株)小樽支店《1階》
旧日本郵船(株)小樽支店《2階》
旧日本郵船(株)小樽支店《瓦葺附属舎》


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