« 小樽雪あかりの路専用ロウソクを買ってきて、自宅でミニ雪あかりの路はどうでしょう | トップページ | 「第17回 小樽雪あかりの路」運河会場の様子〜運河に揺れる浮き球キャンドルと散策路のオブジェに灯るロウソクのあかりを楽しむ »

2015年2月12日 (木)

日本銀行旧小樽支店 金融資料館「特別応接室」が一般公開されていたので見に行ってきました

小樽を代表する歴史的建造物でもある「日本銀行旧小樽支店」の建物は、現在は金融資料館となってます。

Otaru_20150203_144828

この日本銀行旧小樽支店 金融資料館の2階にある、普段は入ることの出来ない「特別応接室」が、2月7日(土)と14日(土)の2日間限定で一般公開しているということで、7日に見に行ってきました。

Otaru_20150207_154851

ちょうど、小樽雪あかりの路が開催されているので、それに合わせての一般公開ですね。

ちなみに、昨年までの5年間は、普段は立ち入ることのできない「望楼」を見学する望楼ツアーを行っていたのですが、事前申し込みが必要だったんですよね。

今年は、申し込み不要で、こちらも普段は非公開の「特別応接室」を見学できます。

見学できる時間は、13:00〜14:30と15:00〜16:30の2回で(いずれも最終入室は10分前)、特別応接室への入室は無料。

というか、元々ここ金融資料館は入館料が無料なので、時間に合わせて館内に入ると、そのまま特別応接室も見学できるというわけですね。

ただ、私が行ったときは、普通に入っていけたのですが、部屋のスペースの制約から、見学者が集中した場合は、入室人数の制限(15名程度)があるようです。

興味のある方は、14日(土)にも見学のチャンスがあるので、行ってみてはいかがでしょうか。

ということで、前置きが長くなりましたが、その「特別応接室」の様子です。


日本銀行旧小樽支店 金融資料館「特別応接室」

Otaru_20150207_155353

まず、普通に入館して、館内を見学していくと、途中に特別応接室に向かう扉があり、そこから階段を上っていくと、その先にお目当ての「特別応接室」があります。

(場所はここから入って階段を上ります)
Otaru_20150207_16_02_58

(階段の手すりも何だか素敵です)
Otaru_20150207_155318

Otaru_20150207_154231

Otaru_20150207_154330

この部屋は、地元の財界人との情報交換などに利用されていたそうです。

中には、真っ赤な絨毯が敷かれて、中央部分にテーブルを囲むようにソファが並んでます。
(ただ、ソファなどは1階の支店長室横の応接室で使われていたものだそうです)

Otaru_20150207_154626

Otaru_20150207_154649

天上から吊るされている、アンティークなシャンデリアが目を引きますね。

Otaru_20150207_154409

Otaru_20150207_154447

さらに上の天井部分には、日本銀行のマークをあしらったものがありました。

Otaru_20150207_154424

Otaru_20150207_154403

このマークは館内のあちこちにあって、入口のドアのこれもそうですね。

Otaru_20150207_161452

外が見える窓は3つありました。

Otaru_20150207_154636

Otaru_20150207_154439

そして、別の扉からは、館内を見下ろすことができます。

Otaru_20150207_154736

Otaru_20150207_154521

この眺めはなかなか面白いですね。

Otaru_20150207_154535

ここが日本銀行として営業していた時は、この部屋から営業場の様子を見ることができたというわけですね。

Otaru_20150207_154543

2階の周囲には、通ることはできませんでしたが、回廊が巡っていますね。

Otaru_20150207_154532

昔は警備員が見回りをしていたそうですよ。

(こちらは、1階から特別応接室を見上げたところ)
Otaru_20150207_161338

何だか、当時の小樽が商都として栄えていた頃の雰囲気に、少しだけ触れることができたようで、なかなか興味深かったです。


日本銀行旧小樽支店 金融資料館について【補足】

Otaru_20150206_173748

ちょっと「日本銀行旧小樽支店 金融資料館」ついて、補足しておきますね。

この建物は小樽市指定歴史的建造物ではなく、小樽市指定有形文化財に指定されています(ちょっと格上!?)。

明治42年(1909年)7月に着工し、明治45年(1912年)7月の完成で、石造り風の外観は、レンガ造りの壁にモルタルを塗ったものだそうで、設計に携わった辰野金吾という建築家は、日本銀行本店や赤レンガで有名な東京駅の設計にも携わっている方です。

Otaru_20150207_161510

実は、結構最近まで小樽支店として営業していて、平成14年(2002年)9月に日本銀行札幌支店に統合が決定して、小樽支店としての営業は廃止となってます。

で、翌年の平成15年(2003年)5月より、日本銀行の広報施設、金融資料館として開設しているのですが、あくまで現在も日本銀行の管理する建物なので、ここの建物を表記するときは「日本銀行旧小樽支店」となります(旧日本銀行小樽支店ではありません←「旧」の位置が違います)。

(営業カウンターが渋いです)
Otaru_20150207_161405

金融資料館となった現在は、入館無料でこの歴史的な建物を見学できる上、館内には日本銀行の歴史や業務、金融の仕組みやお札について等々、様々な展示をしています。

Otaru_20150207_160041

Otaru_20150207_155627

実際に使われていた金庫の中に入って、1億円の重さ体験なんてのもあったりして、結構面白いですよ。

Otaru_20150207_155605

Otaru_20150207_155518


おわりに

ということで、色々と歴史を感じさせてくれる「日本銀行旧小樽支店 金融資料館」ですが、さらに今回は普段は非公開という特別応接室の一般公開を見に行くことができました。

ここ特別応接室の一般公開は、後は2月14日(土)ですね。
時間は、13:00〜14:30と15:00〜16:30の2回です。

興味のある方は、「小樽雪あかりの路」の前に見学に行ってみてはいかがでしょうか。

Otaru_20150207_161531


【関連記事】
※「日本銀行旧小樽支店 金融資料館」の望楼ツアーの記事はこちら。
先月のことですが、日本銀行旧小樽支店金融資料館の「望楼ツアー2014」に参加してきました《前編》
先月のことですが、日本銀行旧小樽支店金融資料館の「望楼ツアー2014」に参加してきました《後編》

※「日本銀行旧小樽支店 金融資料館」の建物についてはこちら。
日本銀行旧小樽支店 金融資料館《前編》
日本銀行旧小樽支店 金融資料館《後編》


ランキングに参加しています。
にほんブログ村 地域生活(街) 北海道ブログ 小樽情報へ
にほんブログ村
人気ブログランキングへ


スポンサーリンク

|

« 小樽雪あかりの路専用ロウソクを買ってきて、自宅でミニ雪あかりの路はどうでしょう | トップページ | 「第17回 小樽雪あかりの路」運河会場の様子〜運河に揺れる浮き球キャンドルと散策路のオブジェに灯るロウソクのあかりを楽しむ »

歴史的建造物 銀行」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 日本銀行旧小樽支店 金融資料館「特別応接室」が一般公開されていたので見に行ってきました:

« 小樽雪あかりの路専用ロウソクを買ってきて、自宅でミニ雪あかりの路はどうでしょう | トップページ | 「第17回 小樽雪あかりの路」運河会場の様子〜運河に揺れる浮き球キャンドルと散策路のオブジェに灯るロウソクのあかりを楽しむ »