冬のちょっとした風景〜雪の南樽駅
「冬のちょっとした風景」シリーズです。
今回は、小樽駅の隣の小さな駅、南小樽駅の様子です。
市民は親しみを込めて“南樽(なんたる)駅”と呼んでます。
(雪で駅名が半分隠れてますね)
小さな駅で、駅舎やホームもかなり古いのですが、結構利用者も多くて、南樽駅に馴染みのある方も多いのではないでしょうか。
駅に入ると、こちらが改札ですね。
券売機とトイレと裏口へのドア。
当ブログでも何度か南樽駅が登場してますが、その都度書いているが、元々ここが初代「小樽駅」だったという話。
駅前には看板があって、そこには駅名の変遷が書かれてるんですよね。
明治13年(1880年)11月 開運停車場(開運町駅)
明治14年(1881年) 住吉停車場(住吉駅)
明治33年(1900年)6月 小樽駅
大正9年(1920年)7月 南小樽駅
ちょっと写真は見にくいですが、その横には鐘があり、看板にはその鐘についても書かれていて、明治13年から昭和40年まで、列車の発車を知らせるのに使用された鐘とのことです。
現在の駅舎は昭和33年(1958年)に移転改築したものだそうで、それまでは小樽寄りに駅舎があったそうです。
(参考:南小樽駅 - Wikipedia)
南樽駅界隈は、かつては(明治の初めから)繊維関係の業者が集まる地域として、とても栄えていたとのことで、その後、戦後になっても繊維問屋街として、賑わいを保っていたそうですよ。
現在は住宅街の中、静かでちょっと寂しい雰囲気も漂う駅ですが、市民にとっては昔も今も、とても馴染み深い駅ですね。
【関連記事】
・南樽駅ホームから眺めてみる
・南樽駅の裏口
・南小樽駅の話
・南樽駅に続く坂道沿いの気になる建物
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コメント
あぁ・・・冬の南小樽駅・・・そう言えば、真冬のこの駅をじっくり見たことなかったなと・・・。私はこの南小樽駅に、小樽駅よりも、もちろん築港駅よりもはるかに愛着感じます。桜の季節にたった一度だけ、ここから小樽駅までの一区間を利用しただけですが、JRなどという横文字よりも、国鉄といった風情が残る数少ない駅舎だと思ってます。そう・・・駅ではなくて駅舎、なんですよ。子供の頃、こういう駅ばかりでした。ここはホームが駅舎より低いので、改札を通って階段は一回だけですが、本来は階段を上り、また階段を下ってホーム、ですよね。木造の階段をガタガタと靴音を立てながら・・・もうそれだけで旅が始まると思ったものでした。例え通学であってもね。桜が咲いている時ももちろん素敵ですが、冬の寒々とした雰囲気もなかなか。仮に桜がなくたって、ここはかなり素敵な駅です。小樽にほんとにマッチしてる。
投稿: junji | 2015年1月12日 (月) 20時16分
実家に帰るときは「なんたる」で降りて、裏口の扉を抜けて坂を下って亀十のパン屋さんや生協に寄るのが好きです。裏口のなんとも言えない古い匂いが小樽に帰ってきた喜びと相まって良いのです。
投稿: yukim | 2015年1月12日 (月) 22時30分
「なんたる」なんですよね(o^-^o)
この「なんたる」を利用する人は裏口利用度も高いと思います。
何とも哀愁に満ちた裏口・・・いいですよね。
親戚がお蕎麦屋さんの近くで繊維問屋していました。
投稿: EKO | 2015年1月13日 (火) 00時35分
junjiさん、こんばんは。
昔ながらの姿を今に残す南小樽駅。
だいぶ古くて小さな駅ですが、何だか趣がありますよね。
なるほど、“駅ではなくて駅舎”ですね。
確かに、ホームへ下りる木造の階段も、味わい深いです。
桜の季節も本当に風情がありますよね。
雪の南小樽駅も、特に何があるわけではないですが、何ともいい雰囲気でした。
yukimさん、こんばんは。
お〜、やはり地元の方は、裏口を利用するのですね。
確かに、裏口の古めかしさは何とも言えない味わいがありますよね(^-^;
亀十と生協の買い物ルート、いいですね〜
EKOさん、こんばんは。
そうなんですよね。“なんたる”なんですよね。
地元の方々は、あの渋い裏口を利用するんでしょうね、きっと!
親戚の方が繊維問屋を!やはり、この界隈は繊維関係者が多かったんですね。
投稿: 小梅太郎 | 2015年1月13日 (火) 02時06分