小樽市指定歴史的建造物の「旧日本郵船(株)支店長社宅」
このブログでは、小樽の歴史的建造物を時々紹介していますが、この建物は、実は最近まで見つけられないでいました。
「旧日本郵船(株)支店長社宅」
小樽市指定歴史的建造物でもあるこの建物は、中央バスの手宮ターミナルから梅ヶ枝町方面へのバス通りに入り、そこからちょっと奥まったところに建っているので、分かりにくいですね。住所は末広町になります。
手元にある書籍等を見ると、現在は下村邸といいうことで、個人宅となるとキョロキョロ見るのは失礼なので、さらっと外から見学させてもらいました。
建物は小さな通りのちょっとした坂の途中に建っているので、坂の下側には立派な石垣が積まれています。
いつもの小樽市指定歴史的建造物に立てられている、概要が書かれた紫色の案内板は、木々に覆われて隠れるように立ってました。
明治末期の建築の木造1階建ということで、建物についての詳細は、いつものように小樽市HP内に説明があるので引用させていただくと、
この建物は、旧日本郵船(株)の支店長社宅として建てられました。
同一敷地内には、社員社宅や独身寮などがあり、その敷地は擁壁などで囲まれ、門が設けられていました。
支店長社宅の玄関南脇にある洋間は下見板張りの外壁に上げ下げ窓が設けられていますが、屋根は日本瓦葺きで、洋風と和風が組み合わされています。
鬼瓦には、日本郵船の社章がデザインされています。
小樽市 : 旧日本郵船(株)支店長社宅
ということで、玄関横から続く洋間もなかなかモダンで、窓などが印象的ですよね。
こういうひっそりと建っていて、住宅として使われている建物にも歴史的建造物があるんですね。
「旧日本郵船(株)支店長社宅」再訪《2015.6.29追記》
先日(5月上旬)、手宮地区を巡ってきた際に、その後変わりはないかと「旧日本郵船(株)支店長社宅」の建物の様子を見てきました。
特に変わりはなかったのですが、外観写真を撮ってきたので、追記として掲載しておきますね。
小樽市指定歴史的建造物として、あちこちで紹介されているこの建物ですが、現在は個人宅ということなので、今回もさらっと見学してきました。
(建物前の通り)
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