小樽に残る火の見やぐら〜住之江・十間坂・都会館・出抜小路
先日、住吉神社に行った際、そういえばと思って、近くにある住之江の火の見やぐらを見てきたのですが、小樽には今も市内の何カ所かに火の見やぐらが残ってますよね。
以前も掲載したことのあるのですが、それらをちょっとまとめてみました。
住之江の火の見やぐら
入船十字街の近く、住之江会館前の緩やかな坂道沿いに、火の見やぐらが建ってますね。
すぐ横の建物の壁には、“火の用心 小樽市消防団第六分団 住ノ江町会”と書かれているので、今も消防施設なんですかね。
住ノ江町会となっていますが、ここは確か入船町かな(町境ですね)。
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・住ノ江町の坂と火の見やぐら
手宮の十間坂の火の見やぐら
(2011年9月8日撮影)
手宮市場の近くに、十間坂という幅の広い、急な坂道があるんですが、この坂の入り口に、先端部に風見鶏がついた火の見やぐらが建ってます。
十間坂の道幅が広いのは、明治の頃、手宮地域では頻繁に火災が起きたため、延焼を防ぐ防火帯として幅を広くしたそうで、火の見やぐらもその頃の名残りのようです。
(2014年4月14日撮影)
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・手宮の十間坂
都会館の火の見やぐら
(2012年9月25日撮影)
梁川通りの端の方に、都会館という名前の町の会館が建ってます。
ここはかつて、火災予防の番屋だったようで、火の見やぐらと半鐘が見えますね。
都会館は、元々は1923年(大正12年)建築とのことなので、かなり歴史のある建物なんですね。
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梁川通りの都会館
出抜小路の火の見やぐら
観光客で賑わう小樽運河の浅草橋の交差点の一角に、小樽出抜小路がありますが、ここのシンボルになっているのが火の見やぐらですね。
観光施設ですが、一応火の見やぐらということで。
火の見やぐらの上には、実際に使われていた半鐘も下げられてますが、これは、先ほどの住ノ江町の第六分団で使用されていたものだそうですよ。
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・小樽出抜小路の火の見やぐらに上ってみたら、小樽運河の眺めが素晴らしかった!
ということで、これまでこのブログで掲載したことのある火の見やぐらを取り上げてみました。
こういった火の見やぐらもまた、何だか時代を感じさせますね(出抜小路のは観光用ですが)。
ところで、他にもどこかに火の見やぐらはあるかな?
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