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2014年7月29日 (火)

富岡町にひっそり建つ浅草寺(浅草観音寺)から坂を下った先には浅草横断歩道橋に浅草通りに浅草橋

小樽警察署の前の坂道を真っすぐ上っていくと、その先の上りきったところに、鬱蒼と生い茂った木々が見えてきます。

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ここにはお寺があるんですよね。

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天台宗「浅草寺

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正式には、浅草観音寺というのでしょうか。住所は富岡町になります。

静かな境内に入ると、結構こじんまりとしていて、ひっそりとしています。

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このお寺については、全く分からないのですが、ちょっと気になったのが、その名前。

まず、この浅草寺(“あさくさ”と読むんでしょうね)から真っすぐ港に向かって坂道を下りていきます。

警察署前の坂は、商大通りと同じく地獄坂とも呼ばれてますが、ここをさらに下っていき、その先の産業会館のある交差点で、国道5号線に架かっている歩道橋が「浅草横断歩道橋」という名前なんですよね。

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(2013年1月17日撮影)

で、その産業会館から日本銀行旧小樽支店前を通って、港へ向かう通りは「日銀通り」としてよく知られてますが、実はこの通りは「浅草通り」とも呼ばれてます。

Otaru_dsc05792r
(2011年4月7日撮影)

そして、通りの先の運河に架かる橋は「浅草橋」ですし、詳しいことは調べてませんが、きっとこの“浅草”という名称は、今回の浅草寺と関係あるのでしょうね。

それと、全然知らなかったのですが、浅草寺についてネットで調べていたら、この浅草寺には小樽市の市指定有形文化財があるとか。

小樽市HP内の「小樽市 : 小樽市内の文化財」のページに記載があり、「木造 聖観音立像」がそれです。

平安時代中ごろ、10世紀後半に京都・滋賀周辺で造られたものと考えられる、道内で最も古い仏像の一つです。京都の聖護院にあった有門院(うもんいん)から明治二十年代後半に小樽にもたらされたといわれています。
 サクラ材による一木造。右手肘より先、左手の肩より先を別材で補修していますが、顔や胴体など主要な部分は約千年前の姿をよく残しています。丸顔に小ぶりの目と鼻が、それ以降の仏像とは違い、たいへん穏やかな表情をあらわしています。
 なお、拝観を希望する方は事前に浅草観音寺までご連絡ください。
小樽市 : 小樽市内の文化財

とのことで、まだ、実物は見たことがないので、機会があったら見てみたいですね。
(う〜ん、小樽には知らないことがまだまだあります)

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【関連記事】
浅草横断歩道橋から
浅草通り(日銀通り)

※浅草寺正面の大きな木々を境内から撮影。
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コメント

富岡町はあまり馴染みがなくせいぜい富岡教会に行ったことがあるなぁという程度なのですが、かねてから小樽のお寺は札幌のそれよりも風格があるなぁとは感じていました。桜で有名な天上寺などは、仮に桜がなくても北海道にはあるまじきくらいの威厳とでもいうのでしょうか、感じるんですよ。大好きなお寺の一つです。ですが浅草寺というのは名前も存在も初めて知りました。画像で見る限りでは、坂道から見上げた木々の貫禄が引きつけられます。山門はコンクリートでしょうか・・・とっても貫禄とか風情とは似つかわしくない造りであるのに、木々のせいでなかなかの魅力があるなと思いました。小樽って懐が深いと言うか、おもしろいですね。是非実物を坂を歩いて登りながら見てみたいと思いました。

投稿: junji | 2014年7月30日 (水) 19時18分

小梅太郎さんこんにちは。お久しぶりです。忙しくて大好きな小樽へしばらく行けないでいます。でもこの「小樽日記」があるので大丈夫。先日紹介されていた「小樽散歩案内」ホントにすごく濃い本ですね。さっそく今日買ってきました。早く落ち着いて小樽へ行けるようになるといいなと思っています。

投稿: ままお | 2014年7月30日 (水) 21時56分

junjiさん、こんばんは。
坂の上に住宅が集まる富岡町は、あまり行く機会がないですよね。
天上寺は本当に威厳と風格があって、私も好きなお寺ですが、ここ浅草寺は正面の木々はとても立派ですが、境内に入るととてもこじんまりとして、ややひなびた感じがするくらいです。
特筆する部分は特に見られなかったのですが、やはり、木々を含めた佇まいが、何だか気になるんですよね。

投稿: 小梅太郎 | 2014年7月30日 (水) 22時19分

ままおさん、こんばんは。
そうですか、しばらく小樽にこられてないんですね。
当ブログで、少しでも小樽を楽しんでもらえれば嬉しいです(*^-^)
「小樽散歩案内」購入されたんですね。
いや〜、まったく、この本は濃い小樽本ですよね。
まだまだ知らないこともたくさん掲載されていて、私も色々と参考にしてます(*^-^)

投稿: 小梅太郎 | 2014年7月30日 (水) 22時27分

うーんここですかあ〜1本取られた様な?。帰省中連日の如く産業会館から本署前を車で通り道なりに本線走行してただけだったんですよね。真っ直ぐ見えてたはずなのに全く見てませんでした。西陵中にも当時友達は居てお寺の前も数えきれない位通ってましたが、あの頃の認識は「幽霊屋敷の入口」程度のもんでした(罰当たり)ちょっと寄れば良かったなと反省。

投稿: T75 | 2014年8月 1日 (金) 03時39分

T75さん、こんばんは。
見慣れた風景ですと、かえって気にならないものかもしれませんね。
私もここの生い茂った背の高い木々は、目に止まってたんですが、ここをくぐって境内に入ったのは初めてでした。
なるほど、「幽霊屋敷の入口」というのは納得です(^-^;

投稿: 小梅太郎 | 2014年8月 2日 (土) 00時05分

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