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2014年6月23日 (月)

小樽ゆかりの榎本武揚〜龍宮神社と梁川通りとあやかり武揚さん

先日、お祭りがあった龍宮神社は、幕末・明治に活躍した人物、榎本武揚(えのもと たけあき)が建立したとのことでも知られる、とても立派な神社ですよね。

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榎本武揚は、幕末には徳川幕府の海軍副総裁になり、維新後は様々な大臣を歴任した、北海道、そして小樽との関係もとても深い政治家なんですよね。

小樽ゆかりの歴史上の人物ということで、小樽との関係についてちょっとだけ調べてみました。

榎本武揚と龍宮神社

まず、Wikipediaによると、

榎本 武揚(えのもと たけあき、天保7年8月25日(1836年10月5日) - 明治41年(1908年)10月26日)は、日本の武士(幕臣)、外交官、政治家。海軍中将、正二位勲一等子爵。通称は釜次郎、号は梁川。名は「ぶよう」と故実読みされることもある。
榎本武揚 - Wikipedia

ということで、小樽との関わりとなると、榎本は友人の北垣国道(後の第4代北海道庁長官)と一緒に、1872(明治5)年に、まだ未開の荒野だった今の小樽の稲穂と富岡地区一帯20万坪を購入し、北辰社を設立して市街地開発を進めていったそうです。

北海道の発展に際して、小樽に目を付けてくれたのですね。

その際に、所有地の一角に設けた小祠が、龍宮神社の前身といわれているそうです。
(参考:「まちづくり観光(7) まちづくり運動と観光」及び「おたる案内人:P173」)

Otaru_20140621165103

ちなみに、龍宮神社の創建は明治9年(1876年)とのことで、現本殿は昭和16年に竣工したものとのことです。
(参考:龍宮神社 (小樽市) - Wikipedia

神社内には銅像が建ち、社殿内には肖像画が飾られています。

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榎本武揚と梁川通り

龍宮神社のお祭りの時に露店が並ぶ、「梁川通り」という名の通りがありますよね。

場所は中央通りを挟んで、都通りの反対側に続く通りです。

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この梁川通りという名前は、この一帯(稲穂町)を所有していた、その榎本武揚の雅号の梁川(りょうせん)に由来するそうです。

ちなみに、都通りの1本国道側の「静屋通り」は、先ほど出てきた榎本の友人の、やはりこの一帯の大地主だった北垣国道の号の静屋(せいおく)に由来しているそうです。
(“せいおく通り”とは呼ばず、“しずや通り”と呼ばれてます)

都通りのあやかり武揚さん

アーケードの都通りには、榎本武揚の垂れ幕が下がってます。

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さらに都通りには「都通り あやかり武揚(ぶよう)さん」という、可愛い石造もありますね。

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知らない人にとっては、この可愛い武揚さんって誰?という感じにもなりかねませんが、以上のような小樽ゆかりの方だったんですね。

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ということで、榎本武揚に関しては、まだまだ歴史的背景が色々とあって深い人物のようですが、小樽ゆかりの人物として、小樽とのつながりについては知っておくといいかもしれませんね。

【関連記事】
龍宮神社のお祭りやってます
冬の龍宮神社
梁川通り(やながわどおり)
静屋通り」


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