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2014年4月 8日 (火)

旧第百十三国立銀行小樽支店(現 海鳴楼本店)

観光客で賑わう堺町通りに建つ、歴史的建造物についてここ数回にわたって紹介しています。

堺町通りには、古い建物や倉庫などの歴史的建造物が多く残っていて、それらが店舗として今も活用されているんですよね。

で、今回は小樽市指定歴史的建造物のこちらの建物。

旧第百十三国立銀行小樽支店

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この建物は、明治26年(1893年)建築の木骨石造1階建です。

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場所は、色内大通り側から於古発川(おこばちがわ)を渡り、堺町通りに入って比較的すぐの左側に建っているのですが、ここには於古発川側から、「旧百十三銀行小樽支店」「旧金子元三郎商店」「旧岩永時計店」といった小樽市指定歴史的建造物が立ち並んでいて、なかなか歴史を感じさせる街並になってます。

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いつもの小樽市指定歴史的建造物の案内板です。

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小樽市ホームページにも建物概要が掲載されているので引用させていただくと、

この建物は、小樽支店として建てられましたが、業務拡大に応じ明治41年にこの通りの少し北寄りに支店が移されています。
その後、木材貿易商の事務所や製茶会社の建物としても使用されました。
平屋建ての比較的小規模な建物ですが、寄棟の瓦屋根に「トンガリ」飾りを付けた和洋折衷の構成で、明治の面影を良く伝えています。
軒下に刻まれた分銅模様のレリーフが百十三銀行のシンボルです。
小樽市 : 旧第百十三国立銀行小樽支店

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とのことで、確かに銀行建築にしては、小さめですね。

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ちなみに、第百十三国立銀行は、明治30年(1897年)に百十三銀行へ改組・整備され、その後上記の概要にも書かれていますが、小樽支店は業務拡大のために明治41年(1908年)にすぐ近くに新築移転しています。

で、その移転先の建物が堺町通りと於古発川(おこばちがわ)との角に建っている、現在は小樽浪漫館の旧百十三銀行小樽支店なんですね。
(参考:「小樽の建築探訪」小樽再生フォーラム編/北海道新聞社

現在、この建物にはオルゴール専門店の「海鳴楼本店」が入っていて、海鳴楼ブランドのハンドメイドオルゴールが店内に並んでいます。

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※海鳴楼のサイトはこちら。
小樽 オルゴール専門店 オルゴール堂 海鳴楼

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そうそう、窓に「花」の文字が見えますが、以前はここに花月堂が入っていたんですよね。

【関連記事】ここ数回、堺町通り関連について書いてます。
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