旧百十三銀行小樽支店(現 小樽浪漫館)
いや〜、先日から観光客で賑わう堺町通りに建つ、歴史的建造物について紹介を続けていたのですが、この建物については既に掲載していたと思い込んでましたが、未掲載でした。
小樽市指定歴史的建造物のこちらの建物です。
「旧百十三銀行小樽支店」
※写真が以前撮ったものなのでご了承を(2012年4月25日撮影)
明治41年(1908年) 建築の木骨石造2階建。
場所は、色内大通り側から於古発川(おこばちがわ)に架かる、堺橋を渡ってすぐの左角に建ってます。
そして、ここから堺町通り沿い左手に、小樽市指定歴史的建造物の「旧金子元三郎商店」「旧岩永時計店」「旧第百十三国立銀行小樽支店」と続いていて、堺町通りのこの付近の景観を、歴史を感じさせる趣あるものにしてるんですよね。
で、興味深いのが、ここのちょっと先に建つ上記の「旧第百十三国立銀行小樽支店」は、明治30年(1897年)に百十三銀行へ改組・整備され、その後、業務拡大のために明治41年(1908年)に移転したのですが、その移転先として建てられたのが今回のこの建物なんですね。
すぐ近くに、新旧建物が今も残ってるんですね。
※ちなみに、こちらが移転前の「旧第百十三国立銀行小樽支店」です。
いつもの小樽市指定歴史的建造物の案内板に、そのことが書かれてます。
小樽市ホームページにも建物概要が掲載されているので、そちらから引用させていただくと、
小樽支店の設置は明治26年で、当初の店舗はこの通りのもう少し南寄りにありますが、業務拡大に応じ建築されたのがこの建物です。
寄棟、瓦屋根で、角地に玄関を設け、上部にギリシャ建築を思わせる飾りを配しているのが特徴です。
設計は池田増治郎で、外壁は石張りとなっていましたが、その後外壁に煉瓦タイルを張り現在の姿となりました。
小樽市 : 旧百十三銀行小樽支店
とのことです。
建物は、当初は外壁は石張りだったんですね。
何だか、窓や壁の装飾などが洋風で、とてもモダンですね。
現在は天然石・アクセサリーやガラス雑貨を扱うお店「小樽浪漫館」が入ってます。
クリスマス小物は一年中扱っているそうです。
※「小樽浪漫館」のサイトはこちら。
→小樽 浪漫館 | 天然石・アクセサリー販売の株式会社タンザワ
そうそう、店内奥はカフェになっているんですよね。
とても落ち着いた雰囲気で、静かにちょっと休憩するのにいい感じです。
ちなみに、たまたま古い写真を書籍で見たのですが、ここには千秋庵が入っていたのですね。
もう小樽の千秋庵はないので、ちょっと懐かしいです。
【関連記事】最近、堺町通り関連について書いてます。
・堺町通り商店街に観光案内所がオープン
・小樽堺町通り商店街を案内する「小樽堺町通り商店街 楽しみマップ」が便利かも
・「堺町通り」はいつも観光客で賑わってます
・旧金子元三郎商店 (現 おたる瑠璃工房 運河店)
・旧岩永時計店(現 小樽オルゴール堂 堺町店)
・旧第百十三国立銀行小樽支店(現 海鳴楼本店)
・旧北海雑穀株式会社(現 彩や)
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コメント
こんばんはお久しぶりです 私この建物が千秋庵だった時にお菓子の製造をしてましたよ 10代の頃の話ですが
投稿: あゆ | 2014年4月12日 (土) 21時46分
あゆさん、こんばんは。
そうでしたか!千秋庵の時に!
ということは、店舗の奥もよくご存知なんですね。
ここの建物も、素敵ですね。
重複分、非表示にしましたので、ご了承を(*^-^)
投稿: 小梅太郎 | 2014年4月12日 (土) 23時35分
千秋庵は山親爺と桃山が好きでした
小樽の港付近は重厚な建物が多いですね。
どれだけ栄えていたか想像できます。
いい街なんですけどねぇ〜(^-^;
投稿: EKO | 2014年4月13日 (日) 01時25分
EKOさん、こんばんは。
千秋庵は市民には馴染みでしたね(*^-^)
すいません、けど商品までは分からなくて、調べました(^-^;
この辺りは本当に、立派な建物が多いですよね。
当時は本当に、とんでもなく栄えていたのでしょうね。
当時は…(^-^;
投稿: 小梅太郎 | 2014年4月13日 (日) 21時39分