重要文化財・旧手宮鉄道施設のひとつ、擁壁(ようへき)がよく見えます
手宮にある「小樽市総合博物館」の敷地内とその周辺には、歴史的にも重要な旧手宮鉄道施設が残されているのですが、それらは「旧手宮鉄道施設」として、2001年(平成13年)に国の重要文化財に指定されています。
その鉄道施設の内容は、レンガ造りの機関車庫(1号、3号)、転車台、貯水槽、危険品庫、擁壁(ようへき)などから構成されているのですが、このうち擁壁だけは、総合博物館の敷地外にあるんですよね。
で、今回はその擁壁を見に行ってきました。
場所は小樽市総合博物館のすぐ裏手の、道道454号小樽海岸公園線沿いの山側(手宮公園の下)の崖に見ることができます。
夏場は木々に覆われるので、雪解け後で木々が生い茂る前の春の一時期は、その様子をはっきりと見ることができますね。
崖にはレンガが積まれているのが今もはっきりと見えます。
この擁壁についてはすぐ手前に案内板が立っているのですが、小樽市のHPにも解説があるので、そちらから引用させていただくと、
明治45年(1912)より使用が開始された、石炭積み出しのための高架桟橋に至る線路の路盤を支えたレンガ積みの擁壁(イギリス積み)。高架桟橋線は、昭和19年(1944)に廃止されたが、およそ85メートル擁壁が現存している。石炭資源とともにあった北海道の鉄道を象徴する遺構である。
小樽市 : 重要文化財旧手宮鉄道施設
ということで、この上に線路があって鉄道が走っていたというのは、何とも不思議な感じがします。
実際に列車が走っているのを見てみたかったですね。
【関連記事】過去にもこんな記事を書いてます。
小樽市総合博物館/第5回《重要文化財の旧手宮鉄道施設》
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コメント
この丘の中に多数のトンネルがあるが、入口は閉鎖されている。よく探索すると入口の後がわかる。昔の要塞の跡も貴重な遺跡だと思われますね。探すのも中々宝探し的な高揚感が有りますね。朝里の古い閉鎖トンネルもその歴史的背景から、トンネルの上のブッシュで明治時代の箱入りの古い弾が見つかっている。ラーメン屋の手前を右に入って望洋に抜ける道の途中を左に抜けて直ぐ左の広場の突き当たりにトンネルがあるらしい。真っ直ぐ曲がらずに坂を登ると、閉鎖されたホテルの横にでる。途中左に小さい沼があり、鴨がいる。しかし、熊の縄張りなので危ない。とベテランハンターが言ってました。その人は、色々調べて宝探し的な事を…。
投稿: | 2014年3月31日 (月) 08時46分
この擁壁は高島に向かう道沿いにあるんですか?
見えなかったのか、見えていたけど気にしなかったのか、こんな貴重な遺構があったなんて全然知りませんでした。
この上を列車が通っていたなんて、本当に驚きです。
小樽って、まだまだ秘密が隠されているかもしれませんね。
投稿: はは | 2014年3月31日 (月) 19時14分
名無しさん、こんばんは。
なるほど、ここにそんなトンネルがあるんですね。
なかなかぱっと見は分からないですよね。
朝里方面にも、そんなトンネルがあるんですか。
まだまだ小樽には、知らないことがたくさんあります。
ははさん、こんばんは。
そうです!高島に向かう道沿いです!
普段は木々に覆われているので、よく見ないと、
それだと気づかないかもしれません。
本当に、この上に列車が走っていたなんて驚きですよね。
まだまだ小樽は面白いです(*^-^)
投稿: 小梅太郎 | 2014年3月31日 (月) 22時36分