「猪股邸」はメルヘン交差点からの坂の途中に建つ中国風の石門が珍しい歴史的建造物
観光客で賑わうメルヘン交差点から、南側に上る坂道を「三本木急坂」というのですが、この坂の途中のちょっと奥まったところに建つ、中国風の石門が珍しい建物が、
「猪股邸」
明治39年(1906年)建築の木造2階建の邸宅で、小樽市指定歴史的建造物です。
小樽市指定歴史的建造物の案内板の下にも書かれているのですが、この建物は現在も住居として住まわれているので、敷地内に立ち入ることはできません。
なので、失礼して門の外から覗かせてもらいました。
小樽市HPに建物の説明があるので引用させていただくと、
メルヘン交差点から南へ登る高台に位置するこの建物は、小樽に多い実業家邸宅の好例です。
外見は純和風造りですが、玄関左脇に洋風の応接室が設けられています。
右手が表座敷で、8畳書院の座敷と2室をつなぐ広縁がめぐらされています。
擁壁と一体の石蔵、石塀、石門に囲まれた敷地に建ち、外形がよく保存されています。
珍しい中国風の石門は、建築主の中国旅行のスケッチに基づくものといわれています。
小樽市 : 猪股邸
とのことで、確かに正面の門が特徴的ですね。
さらに、この正面の門一帯は(小樽ジャーナルのサイトからの引用です)、
敷地は防火のために天狗山から切り出した軟石を使った石塀・石蔵・石門に囲まれ、防火壁の役目を果たしている。
小樽ジャーナル
とのことです。
秋のこの時期は周囲に絡まるツタが色付き、歴史的建造物に一層の趣を与えてましたよ。
ちなみに、こちらが「三本木急坂」。
この坂から、ちょっと奥に入ったところに建物があるのですが、それほど目立ってないので、見逃しそうです。
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コメント
ツタの紅葉が季節を感じますね~♪
住まわれてるのも凄いですね~
小樽の空の綺麗な事~もっと冬空を思わすどんよりした灰色の空かと思ってましたが・・・青空~(^_-)-☆
投稿: 甘姫 | 2013年11月 5日 (火) 17時43分
紅葉と石塀いいかんじですね。
ゆっくりウオーキングしたくなりますね。
投稿: バド | 2013年11月 5日 (火) 18時52分
甘姫さん、こんばんは。
ツタの紅葉が雰囲気を増してますよね。
ほんと、今も住まわれているというのが素晴らしいです。
いや〜、どんよりした日が多くて、この日はたまたま晴れていたので、ここぞとばかりにあちこち見て回りました(*^-^)
バドさん、こんばんは。
紅葉したツタがとてもいい雰囲気でした(*^-^)
この日は天気もよく、市内をあちこち歩き回りました!
投稿: 小梅太郎 | 2013年11月 5日 (火) 23時31分