外人坂を上って水天宮から小樽港を眺める
先日の天気の良い日(10月31日)に小樽をあちこち散策して、水天宮にも行ってきたのですが、やはりここの境内からの小樽港の眺めは格別ですね。
で、水天宮の境内から海側に下っていく、目の前のとても急な階段に続く坂道は「外人坂」と呼ばれています。
今回は、久しぶりに水天宮まで、この外人坂を上ってきました。
(坂の下から見たところ)
実はこの坂は、下からこようとすると、分かりにくいんですよね。
そのまま真っすぐに堺町本通りにはつながってないので、遠回りしてくることになります。
この外人坂については、小樽市HP内の「広報おたる連載「おたる坂まち散歩」(HTML版)」の「小樽市 : おたる坂まち散歩 第7話 外人坂(前編) (がいじんざか)」に詳しく載っているので引用させていただくと、
小樽港と石狩湾のパノラマが手にとるように一望できる水天宮。その境内から海側に、のぞき込むように急で長い階段があります。足元に気を付けながら123段の階段を下ると、さらに下り坂が続いています。ここは、かつてこの道沿いの家に、外国人一家が暮らしていたことから外人坂と呼ばれています。この坂の海に向かって右側に、大正2年から昭和25年まで37年間小樽で生活していた、ドイツ人貿易商カール・コッフさんと家族が住んでいました。
小樽市 : おたる坂まち散歩 第7話 外人坂(前編) (がいじんざか)
とのことで、この外人坂についての解説は、さらに「小樽市 : おたる坂まち散歩 第8話 外人坂(後編)」へと続いており、コッフさん一家と小樽とのつながりについてとても興味深い話が書かれていますよ。
さて、坂道のほうはというと、階段からいきなり急になります。
途中、横の草むらの中には門らしきものも見えたりして、建物があった名残が見られます。
途中振り返ると、やっぱり急です。
そして、この123段ある階段を息を切らせてやっとのこと上り、
振り返って見たこの景色が、やっぱり素晴らしい!
いい眺めです。
この水天宮の境内は、小樽市指定の重要眺望地点でもあって、境内の奥には案内板も設置されています。
小樽市のお墨付きですね。
※小樽市の重要眺望地点については、こちらの記事をどうぞ。
→「小樽市指定の重要眺望地点」
さらに小樽市指定歴史的建造物でもある水天宮の本殿・拝殿は、相変わらず落ち着いた素敵な雰囲気でした。
この時期は紅葉も綺麗ですね。
【関連記事】
「水天宮から小樽港を眺める」
「外人坂ってどこ?」
「水天宮本殿、拝殿」
「入船町側から水天宮に上る急な坂」
そうそう、余談ですが、昨年境内の石塀が壊れて修理がされたものの、奥の石塀が未修理の状態で残っていたのですが、先日見たところ、奥の石塀の工事も終了したようです。
【関連記事】
「水天宮の石塀が壊れました」
「水天宮の石塀の修復工事は終わったのかな」
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コメント
活躍した高砲陣地の跡は残って無いですが、山の中は火薬庫や防空トンネル要塞だらけですね。その為に、大きな建物を建てると基礎が傾きやすい様です。大地震がきたら崩落の危険率が高いと思われる。再び発掘して再生して、観光用要塞トンネルとすれば、新たな名所となり収入源になり小樽観光のリピーターに歓迎されると思われる。沖縄の首里にある海軍司令部濠の様になる。しかし、心霊地帯でもあり、外人坂の横の没落した屋敷の蔵のある場所は、夜はNGですね。
投稿: | 2013年11月 5日 (火) 02時58分
名無しさん、こんにちは。
コメントありがとうございます。
観光客の方々にもここまできてもらいたいですが、ここは静かな雰囲気が素敵なので、難しいところですね。
心霊関係の話はご勘弁を。
投稿: 小梅太郎 | 2013年11月 5日 (火) 12時16分
おはようございます。
2・3番の写真をその位置から見るとウンザリしますね。
最近はなんとか教会のほうから行っちゃうことが多いです。
写真見たらまた行きたくなりました!
投稿: どう | 2013年11月 6日 (水) 04時50分
どうさん、こんにちは。
かなり、上る気力が萎えますね(^-^;
花園町側の小樽聖公会からですね。
私もほとんどそっちからです。
ここはやっぱりいい雰囲気ですよね。
投稿: 小梅太郎 | 2013年11月 6日 (水) 15時49分
改めて記事を読み直させていただきまして発見したことがあります。それは、水天宮の海側の坂は外人坂というのだそうですね。多分伯母がこの坂の水天宮の直ぐ下あたりに住んでいたと思うのですが、当時はそんな名称も全く知りませんでした。小樽の坂にそれぞれ名称がついているというのも最近知りましたが、ガイドマップなどには書いてあるのでしょうね。
投稿: 西村伸一 | 2017年5月20日 (土) 10時58分
西村伸一さん、こんにちは。
記事の読み直し、ありがとうございます。
いつからこの坂が外人坂と呼ばれているのかは分かりませんが、この坂の名前は今は比較的知られているようで、ガイドマップにも載っていることがあります。
小樽の坂にはいくつか名前がついている坂があって、小樽市のホームページなどでも紹介されていて、ガイドマップに掲載されているものもあります。
小樽は坂ばかりですが、名前がついていると、ちょっと身近に感じますね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年5月21日 (日) 12時09分
昔から名前の有った坂もあったのかもしれませんが、何せ坂だらけなので、特に意識して呼んだことは無いですね。今は名前で呼んだ方が、観光客も多く来ているようですから、分かり易いかもしれませんね。
投稿: 西村伸一 | 2017年5月25日 (木) 17時35分
西村伸一さん、こんばんは、
確かに、昔は坂の名前を意識して呼んだことは、あまりなかったかもしれません。
たくさんの観光客が訪れる今は、名前があると、場所を覚えてもらえますし、身近に感じてくれそうですね。
投稿: 小梅太郎 | 2017年5月26日 (金) 01時57分
相変わらず名無しさんの戦時中の話しなど興味津々です。単なる物知りレベルではなく専門家の如く。とても勉強になります。名無しさんとはどういう方何でしょう。
投稿: 夢の彼方へ | 2024年3月18日 (月) 22時56分
夢の彼方へさん、こんばんは。
時折、名前を未記入でコメントを投稿される方がいらっしゃるのですが、この時の方のコメントは、興味深いお話ですね。
名前がないので、過去にどんなコメントをされているかなど、こちらではどんな方かは全く分からないんです。
投稿: 小梅太郎 | 2024年3月19日 (火) 02時01分