「海陽亭(旧魁陽亭 )」はメルヘン交差点からの坂の途中に建つ歴史的建造物でもある老舗料亭
観光客で賑わうメルヘン交差点から、南側の坂道の途中左手奥に、小樽市指定歴史的建造物のこの趣のある建物が建ってます。
「海陽亭(旧魁陽亭 )」
メルヘン交差点からの坂道を「三本木急坂」というのですが、この坂の途中の左手に表札が見え、
ここから建物へと真っすぐの道が続いてます。
この奥に、木々に囲まれた静かな雰囲気の中、この海陽亭がその趣のある佇まいを見せています。
建築は明治29年(1896年)以降ということで、木造2階建の元々も料亭として建てられたものとのことです。
小樽市HPに建物の説明があるので引用させていただくと、
明治初期に開業した料亭で、亭名は創業期の魁陽亭から開陽亭、海陽亭とかわっています。
建物は大半が大正期の増築ですが、2階大広間「明石の間」は、明治29年大火類焼時の再建と推定されています。
明治39年11月、日露戦役による樺太国境画定会議後の大宴会がここで開かれるなど日本史の舞台にも登場し、政財界など多くの著名人が訪れています。
小樽市 : 旧魁陽亭
とのことで、老舗の料亭ですね。
さらに、小樽市HP内 広報おたる連載「おたる坂まち散歩」の「第6話 三本木急坂(さんぼんぎきゅうざか)」の中にも、この海陽亭についての記述があるので引用させていただくと、
この坂を中ほどまで上ると左手の丘に、古いたたずまいを残す建物があります。これは海陽亭(旧魁陽亭)という料亭で、明治初期に開業し、伊藤博文などの公人をはじめ多くの著名人が訪れた場所です。明治39(1906)年の11月13日には、日本郵船(株)小樽支店で開かれた日露樺太国境画定会議の後の祝宴会場として歴史の舞台にも登場し、また、作家山口瞳の随筆「小樽、海陽亭の雪」にも描かれたほど有名な料亭です。
小樽市 : おたる坂まち散歩 第6話 三本木急坂(さんぼんぎきゅうざか)
とのことで、格調高過ぎです(汗)
現在も食事ができ、亭内の見学(有料)もできるようですが、私はまだ中に入ったことはなくて、個人的な感じなんですがちょっと入りにくい雰囲気が漂っているんですよね(汗)
見学のための入亭料や食事の料金等については、サイトに掲載されています。(サイトは無くなり、建物は閉鎖してました。2018.6.7追記)
海陽亭のサイトはこちら。
サイトには、営業期間は4月中旬から11月下旬と書かれていて、冬季間は休業になるようです。
やっぱり機会があったら見学してみたいですね。
(この時期はツタの紅葉が綺麗ですね)
(建物側から入口の通りを見たところ)
ちなみに前回紹介した「猪股邸」は、この海陽亭のすぐ上です。
「「猪股邸」はメルヘン交差点からの坂の途中に建つ中国風の石門が珍しい歴史的建造物」
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コメント
ここもいいですね。
時代を感じさせます。
懐かしい風景です。
紅葉もほんときれいです。
こんなところ歩きたいなあ~!!
投稿: バド | 2013年11月 6日 (水) 06時59分
バドさん、こんにちは。
この建物は、その佇まいも含めて、
とても歴史を感じさせてくれます。
紅葉もいい時期でした。
こういう建物をよく見て回っています(*^-^)
投稿: 小梅太郎 | 2013年11月 6日 (水) 15時53分