忍路の古く立派な網元の建物「旧渡辺宅」
先日行った忍路(オショロ)は漁港がある漁師町でもあるのですが、その昔はやはりというかニシン漁で栄えた地区でもあります。
忍路地区に入ると、今も石蔵や古い建物が所々に残っているのですが、中でもひときわ立派な木造の建物が目を惹きます。
「旧渡辺宅」
この建物は有数な網元である渡辺家の住宅だったそうです。
この建物については、このブログでも時々出てくる、小樽の歴史的な建造物について参考にさせてもらっている書籍「小樽の建築探訪」に掲載されていました。
その「小樽の建築探訪」によると(引用のために書き起こしました)、
忍路は約300年前に西川家がニシン漁場を開いてから、道内有数の漁場として栄えた。忍路の漁場建築は、網元の住宅と漁師番屋を別々に建てたのが特色。
とのことで、この建物は木造2階建てで大正期の建築だそうです。
現在も住宅として使われており、所々補修されているようですが、今に歴史を伝える堂々たる佇まいですね。
【関連記事】今回行った忍路の記事はこちらです。
「今年も忍路の抜群に綺麗で隠れ家的な海と歴史ある建物を見てきました」
※Amazonで「小樽の建築探訪」をチェックする。
※その書籍についての記事はこちらです。
→「小樽の古い建物について参考にしている書籍です「小樽の建築探訪」」
忍路の旧渡辺宅を再訪《2015.9.3追記》
忍路には時々行っていて、ここ旧渡辺宅の立派な木造の建物も、毎回、目にしているのですが、先日(8月21日)行った際に、写真をまた撮ってきたので、追加で掲載しておきます。
やはり立派な建物ですよね。
ランキングに参加しています。
にほんブログ村
スポンサーリンク
| 固定リンク
「 その他の気になる古い建物」カテゴリの記事
- 気になる建物/栗原恒次郎商店〜ここはかつては銀行の建物(2016.03.29)
- こんな所にお稲荷さん〜入船陸橋下の末広稲荷(2011.01.20)
- 先日、壁が剥がれ落ちた色内の建物は旧丸本水産株式会社(旧日本通運小樽支店)(2017.11.08)
- 色内2丁目の旧早川支店周辺の気になる建物(2012.02.02)
- 気になる建物に気になる雑貨屋「OLDECO(オルデコ)」(2014.07.08)
「 忍路地区」カテゴリの記事
- 忍路い行ったら人気のパン屋さん「エグ・ヴィヴ(Aigues Vives)」へ(2018.04.07)
- 忍路湾の静かな海と高台から見た旧道沿いの忍路の海(旧道は通れません)(2018.04.05)
- 国道5号線の桃内〜忍路間の新しい忍路トンネルを抜けて忍路の町中へ向かう(2018.04.04)
- 【動画】忍路の海岸沿いの国道5号線(切り替え前)からの風景(2018.03.17)
- ニュースより/国道5号線の桃内〜忍路間の新忍路トンネルが3月17日に開通。海岸沿いの旧道は通行できなくなります(2018.03.15)
コメント
「忍路」勉強になりました
。縁ある土地です。高校時代の同級生居た所、40年以上前?
小学校1.2年時担任の先生が住んでた所(先生はお寺の息子さんでした。もしかして…?)蘭島駅から歩きトンネル抜け歩いて行った事思いだしました(小学生に当時のトンネルは怖かったですよ〜
)来年の帰省楽しみ。これは友人案内のガイドブックですよ
。
投稿: T75 | 2013年9月16日 (月) 20時41分
T75さん、こんばんは。
忍路と縁があったのですね。
私は全然なかったので、昔はほとんど行く機会がありませんでした。
トンネルを歩くのは、今でも怖そうです。
忍路はなかなか隠れた名所ですね(*^-^)
投稿: 小梅太郎 | 2013年9月17日 (火) 00時01分