小樽春香山山麓での野外美術展「ハルカヤマ芸術要塞2013」に行ってきました
小樽の春香山山麓の自然を会場とした野外美術展「ハルカヤマ芸術要塞2013」に行ってきました。
(写真は気になった作品を任意に掲載してます)
2年ぶり2回目ということで、前回も気になっていたのですが見に行く機会がなく、今回が初めての鑑賞となりました。
「山を遊ぶ、アートで遊ぶ」と題されたこの野外美術展は、本当に春香山の麓の自然の中に様々な芸術作品が展示されていて、来場者もその自然の中、自然とともに鑑賞するという、なんとも面白い空間になってました。
期間は9月8日(日)〜10月5日(土)まで。
開場時間は午前10時〜午後5時(入場は午後4時まで)で入場は無料です。
場所は、国道5号線沿いの小樽側からだと張碓神社をちょっと過ぎたところで、スノークルーズ・オーンズスキー場のすぐ手前に看板があって、そこから入ってすぐです。
会場周辺には臨時駐車場がありました。
案内では、鑑賞には帽子や長靴、虫除け対策があったほうがいい、なんてあちこちで書かれてます。
会場は自然の中ですからね、もちろん鑑賞して回る道は舗装されてないのですし、天気によっては所々道がぬかるんでます。
私も案内の通り、長靴を持っていって、現地で履き替えて見て回りました。
虫除けスプレーもしたのですが、蚊に刺されました(笑)
ただ、会場は印象としては鬱蒼としているわけではなく、いや、周囲は鬱蒼としているのですが、見て回るための道がきちんと整備されているので、とても見学しやすかったですよ。
会場では、マップを見ながら鑑賞しました。
芸術に対して特に造詣が深いわけでもないのですが、この展示はとても興味深く、面白く見ることが出来ました。
各作品に加えて興味深かったのが、こちらの約30年前に閉館して、今や廃墟と化している元観光ホテル。
何だか映画かなんかに出てきそうな雰囲気を漂わせていますが、これを含めての“アート”なんですね。
そして、彫刻家、本郷新(ほんごうしん)が使用していたという旧アトリエも会場となっています。
勉強不足で「本郷新」氏についてはよく知らないのですが、小樽旭展望台にある小林多喜二文学碑が本郷新氏の作品だそうです。
※旭展望台の小林多喜二文学碑についてはこちらの記事で。
→「小樽ゆかりの作家、小林多喜二の文学碑」
建物内の1階に入ることでできましたが、そこで展示もしてました。
さらに新聞で知ったのですが(9月11日付北海道新聞朝刊の特集記事)、このアトリエの建物は建築家、田上義也氏の設計だそうです。
田上義也氏と言えば、小樽では坂牛邸でも知られる、北海道を拠点に活躍された建築家ですね。
会場には手づくりのツリーテラスもありましたよ。
海も見えて、とても眺めがいいのですが、怖くて2階部分には上れませんでした(汗)
高所恐怖症。。。
最後に運営資金にするということで、ホットコーヒーを1杯100円で美味しくいただいてきました。
会場をぐるっと、1時間半くらいでしょうか、自然いっぱいの中での芸術鑑賞で、かなり面白かったです。
【関連記事】
「春香山の麓の廃墟ホテル「旧シーサイドホテル」(「ハルカヤマ藝術要塞2013」より)」
「春香山の麓にある彫刻家・本郷新の旧アトリエは、建築家・田上義也氏の設計」
※公式サイトはこちらです。
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