小樽市内3カ所に建てられている石川啄木の歌碑
詩人、歌人、として有名な石川啄木が、小樽と縁があることはよく知られています。
そして、小樽には石川啄木の歌碑が3カ所に建てられているんですよね。
恥ずかしながら、文学関係はちょっと疎いので、石川啄木についての詳細は控えておき、今回はその3カ所の歌碑の建つ場所を、スポットとして紹介したいと思います。
ちなみに石川啄木が小樽に滞在したのは(小樽ジャーナルのサイトからの引用です)、
石川啄木は、1907(明治40)年9月27日に来樽。当時の「小樽日報」の記者として活躍したが、社内での争いで、わずか4ヶ月足らずの1908(明治41)年1月19日に、小樽から釧路へ去った。来樽時、次姉の夫が小樽駅の駅長だったことから、住居が定まるまで一家は小樽駅長官舎に滞在した。小樽駅は、啄木にとってまさにゆかりの地となった。
第3の啄木歌碑誕生!小樽駅に新名所! (小樽ジャーナル http://otaru-journal.com)
ということで、実際は小樽にいたのはわずかな期間だったんですね。
そしてこの時、まだ21歳なんですね。
小樽公園内の歌碑
場所が分かりにくいのですが、小樽公園の海側の入口から入ると、すぐのところに建ってます。
こころよく/我にはたらく仕事あれ/それを仕遂げて/死なむと思ふ
1951年(昭和26年)に建てられたもので、かなり昔からのものなんですね。
水天宮の境内の歌碑
水天宮の境内に入って右側の、小樽港を見渡す場所に建っています。
かなしきは/小樽の町よ/歌ふこと/なき人人の/声の荒さよ
(この写真は冬の撮影です)
1980年(昭和55年)建立ですが、2005年(平成17年)に境内の隅にあったのを現在の位置に移設したそうです。
小樽駅近くの歌碑
小樽駅前広場から三角市場への階段を上った、すぐ左側に建ってます。
子を負ひて/雪の吹き入る停車場に/われ見送りし妻の眉かな
2005年(平成17年)10月23日に、市内3番目の歌碑として建てられました。
以上が、小樽に建つ石川啄木の3カ所の歌碑です。
ちなみに、石川啄木が勤めていた小樽日報社は、静屋通りの今の本間内科付近にあったとのことで、その場所に現在は案内板が立ってます。
たまには、小樽ゆかりの文学者たちの足跡を辿るのもいいかもしれませんね。
(参考:「おたる案内人 公式テキストブック」より)
【関連記事】
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「小樽ゆかりの作家、小林多喜二の文学碑」
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コメント
不覚…三角市場行ったのに全く気づかず…
。それより昔から変わらぬ階段が嬉しい!!唯一の名残かなぁ〜。中央バス待合室…国鉄診療所…国鉄理髪店…階段下卵売りのお婆ちゃん…記憶の中の風景…失礼
。
投稿: T75 | 2013年7月 4日 (木) 00時49分
T75さんと同じく三角市場の階段がなつかしいです。
毎日通っていたんですよ。
小樽で生まれ育ったにもかかわらず、文学に関心がなかった為、啄木や多喜二の歌碑は気にしていなかったのであまり見た記憶がないんです。
文学つながりで思い出しましたが亡くなった祖父が多喜二と同級生だったようです。
話が啄木じゃなくてごめんなさい。
投稿: 桃 | 2013年7月 4日 (木) 01時11分
T75さん、こんばんは。
三角市場の横の歌碑は、階段を上っていいく時には、背を向けているので、気がつきにくいですよね。
なるほど、このあたりの昔の風景はあまり記憶に残ってないのですが、この階段は、昔から変わってないんですね(*^-^)
桃さん、こんばんは。
そうですか!この階段を毎日通ってたんですか。
となると、この変わらぬ階段が懐かしいわけですよね(*^-^)
私もいまいち文学に疎いもので、歌碑等はあまり気にしたことがなかったのですが、“小樽ゆかりの”ということで、最近気になってきています(*^-^)
なんと、おじい様が多喜二と同級生!
いえいえ、なかなかビックリのお話です。
投稿: 小梅太郎 | 2013年7月 4日 (木) 23時53分