小樽郵便局〜周辺の歴史的建造物が立ち並ぶ街並と調和する建物
色内大通りの様子について紹介する記事を1年ぶりに再開しています。
再開にあたりまず、色内大通りと日銀通りの交差点に建つ建物について紹介していますが、今回は皆が「本局」と呼ぶ、
「小樽郵便局」
(写真は主に2012年4月25日の撮影なのでご勘弁を)
昨年(2012年)10月1日で開局140周年を迎えたこの小樽郵便局については、その時に当ブログにて一度掲載していて、今回は写真や文章等を一部流用して再掲載しているので、ご了承を。
※その時の記事はこちら:「小樽郵便局が開局140周年」
さて、この交差点の角にはそれぞれ、
「旧北海道拓殖銀行小樽支店(現 ホテルヴィブラントオタル)」
「旧三菱銀行小樽支店(現 小樽運河ターミナル)」
「旧第一銀行小樽支店(現 (株)トップジェント・ファッション・コア)」
という小樽市指定歴史的建造物が建っていて、かつての「北のウォール街」を象徴するような佇まいを見せているのですが、この「小樽郵便局」は小樽市指定歴史的建造物ではありません。
(この写真は2012年9月30日撮影)
ただし、これら周辺の歴史的な建物や街並と調和した建物となっているということで、小樽市都市景観賞を受賞してます。
小樽市のホームページに受賞の解説が載っているので、引用させてもらいます。
周辺の歴史的な街並と調和させるために、交差点に面する部分は他の角地の建物と合わせて曲面にしたり、最上階をセットバックさせて視覚的に高さを押さえるなどの工夫がされている。また、外装材や色彩などにも配慮することによってクラシカルなデザインの庁舎となり、特別景観形成地区内の交差点としての格調高い街角景観の形成に寄与している。
小樽市 : 第7回 小樽市都市景観賞作品
ということで、確かに周囲の建物同様に、正面の角が曲面になっていますね。
(この写真は2012年9月25日撮影)
小樽郵便局は、北海道で郵便事業が始まった1872年(明治5年)、信香町に郵便取扱所として設置されたのが始まりとのこと。
現在の場所に竣工したのは1956年(昭和31年)のようです。
更に現在の建物は1994年(平成6年)完成と、建物自体は比較的新しいのですが、この年に、先ほどの小樽市都市景観賞(第7回)を受賞しました。
確かに、周囲の歴史的建造物が立ち並ぶ建物に調和した、なかなか堂々とした風貌ですよね。
冒頭に触れましたが、この小樽郵便局を市民は「本局」と呼んでいて、ここのバス停も「本局前」となってるんです。
(2012年9月25日撮影)
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コメント
以外と新しかったんですね。しかし見事に計算の上でしょうが周りの歴史ある建造物群と調和がとれてます。昔から中に入ってもそんな古さを感じなかったのは正に歴史の浅さ故からだったんですね。1月本局へ行き帰りは懐かしの「本局前発山手線4系統!!
」童心に返りました
投稿: T75 | 2013年4月27日 (土) 21時41分
T75さん、こんにちは。
現在の建物の完成年月を知って、確かに以外に新しいんだと思いましたが、そのくらい周囲と調和しているということなのでしょうね。
周囲との景観を考慮していて、とてもいいですよね。
“山手線4系統”ですね(*^-^)
投稿: 小梅太郎 | 2013年4月28日 (日) 15時15分