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2013年4月 4日 (木)

昭和初期のオタモイ遊園地の映像が小樽市総合博物館運河館で公開

今も海がとても綺麗なオタモイ海岸には、昭和初期に「オタモイ遊園地」というのがあって、「龍宮閣」という高級料亭が海岸の崖の上に建っていました。

もちろん、私は写真でしか見たことがないのですが、冗談のような場所に、凄い建物が建ってるんですよね。

その道内有数の観光施設としてとても人気があったというオタモイ遊園地の映像が、小樽市総合博物館運河館で公開されているとのことです。

本日(2013年4月4日付け)の北海道新聞朝刊小樽・後志欄に載っていましたが、実は、先だって小樽ジャーナルのサイトでも紹介されていました。

その小樽ジャーナルの記事「『オタモイ遊園地』開園当初の貴重な映像 博物館に寄贈」によりますと、

 龍宮城をイメージする広大なリゾート地として知られた「オタモイ遊園地」の、開園当初を撮影した8ミリフィルムをDVDに複製した貴重な映像が、小樽市総合博物館(色内2)運河館に寄贈された。

 寄贈資料は、当時、札幌狸小路で商店を経営していた菱昌七氏が、開園当初(昭和11年頃)のオタモイ遊園地での家族旅行を記録したもので、10分47秒間に渡る映像が残されていた。撮影者の親族により、今年2月末に同館へ寄贈された。

とのことです。

残念ながら、個人的に写真は所有していないのですが、遊園地は昭和8年(1933年)に着工、昭和10年(1935年)開園。
広大な敷地内には、食堂、料亭、演芸場、海水浴場などがあり1日数千人が訪れたといわれてますが、崖崩れなどもあり、昭和27年には龍宮閣が消失し、結局、閉園となったとのことです。

 その映像には、同遊園地内で大勢の人が行き交う様子や、当時の龍宮閣の外観、龍宮閣の中から海岸を背景に子ども達を写した映像もあり、龍宮閣の建物の中からの映像は大変貴重。

ということですが、実は、短い30秒ちょっとのダイジェスト(?)動画がYouTubeにアップされています。


現在は、海岸沿いに整備された遊歩道も落石の危険のため通行止めとなり、龍宮閣跡さえも見られないんですよね。

実は子供の頃には、よくその遊歩道を渡った先にある海岸に行っていたんです。
今思うと、せめて写真でも撮っておけば良かったです。

今回の映像公開は4月1日から5月6日まで期間限定です。
小樽市総合博物館運河館に入るには入館料が必要です。

う〜ん、こういう映像をもっと気軽に見ることができるといいのですがね。


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コメント

小さい頃龍宮閣で撮った写真あります。恐かったのはあの曲がりくねった龍宮閣へ続く狭い道を中央バスが運行してた事です。車両や大きさの記憶はありませんが。閉鎖後も崖道を通りお地蔵さんのある所へは行ってました(通行止めすり抜け)

投稿: T75 | 2013年4月 5日 (金) 12時35分

T75さん、こんばんは。
なんと写真が!それに、あそこにバスが運行していたとは。
あの曲がりながら下っていく道ですよね。それはまたビックリですね。
それだけ訪れる人が多かったということなんですね。
あっ、通行止めを抜けるのは、危険なのでやめましょう!!(゚ロ゚屮)屮

投稿: 小梅太郎 | 2013年4月 5日 (金) 18時57分

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