小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)と紅葉
先日の「小樽公園の紅葉」の時にもちょっと触れましたが、小樽市指定歴史的建造物の「小樽市公会堂」の紅葉が、昨日見たら更に綺麗に色付いてましたよ。
なかなか趣のある眺めになってます。
ここで、この歴史を感じさせる建物について、ちょっと触れておきます。
「小樽市公会堂(旧小樽区公会堂)」
もとは、明治44年、皇太子(後の大正天皇)の本道行啓に際して、宿泊のための施設として建てられたものだそうで、行啓後に公会堂となって活用されています。
現在、場所は小樽市民会館の向かいに建ってますが、そもそもはその市民会館の場所にこの公会堂は建っていたそうで、昭和35年(1960年)に市民会館の建設に伴い、現在地に移築されたとのことです。
建物概要については、小樽市のホームページに記載がありますので、改めて引用させてもらいます。
『明治44年、皇太子(後の大正天皇)の本道行啓に際してのご宿泊所として建てられました。
この時、小樽区へ寄付を申し出たのが、海運商として名を馳せた藤山要吉です。
工事を請け負ったのは小樽の棟梁加藤忠五郎(大虎)です。
建物は和風の建築様式で、御殿、本館、付属建物からなります。
行啓後公会堂として活用されますが、市民会館建設に伴い、昭和35年に現在地に移築されました。
この時、御殿と本館の配置が変わり、地下部分が増設されています。 』
※皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃らの外出を行啓(ぎょうけい)というとのことです。
ちなみに、 天皇が外出することは行幸(ぎょうこう、みゆき)というそうです。
昭和35年の移築の際には、岡崎邸から移設の能舞台「旧岡崎家能舞台」と組合わさっています。
その「旧岡崎家能舞台」も、一緒に小樽市指定歴史的建造物に指定されているのですが、舞台は建物に向かって左手奥にあり、外からは見ることで来ませんので、何かの機会に紹介できればと思ってます。
ちなみに小樽市能楽堂(旧岡崎家能舞台)は、今夏に一般開放してました。
ということで、どんどん秋は深まってますが、以上、紅葉は10月29日(2012年)時点の様子でした。
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コメント
この前は、こんなに紅葉してなかったと思いますが…この2~3日で紅葉が進んだのでしょうね。残念!
しかし、この公会堂の前も坂牛邸に行く度に通っていますが、未だに入ったことはありません。次回は入りたいと思います。
投稿: John1940 | 2012年10月31日 (水) 00時09分
John1940さん、こんばんは。
確かに、日に日に紅葉が色濃くなってる感じです。
そうして、このまま一気に冬へと突入しそうです
公会堂は何かイベントをやっている時でないと、なかなか行く機会がないですね。
私もじっくりとは見学したことがないんです。
投稿: 小梅太郎 | 2012年10月31日 (水) 21時22分